花粉症やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などアレルギー症状はたくさんあります。
そんな症状が緩和する食べ物はあるのでしょうか。
わたしたちの体は、普段の食事で摂っている食べ物でできていると言っても過言ではありません。
”アレルギーに効く食べ物”、”アトピーにいい食べ物”とされているものはいろいろあります。
その中でも、アレルギーに効く栄養素や機能性食品についてご紹介します。
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アトピー、花粉症などのアレルギーは食べ物で治るのか
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アレルギー食はバランスが大切
私たちの体は毎日摂取する食物によってできています。
アレルギー体質の人は、日々の食事で少しでもアレルギーの症状が軽減できるものを摂取したいと考えますよね。
何を食べればアレルギーに強い体になるのでしょうか?
もちろん食物アレルギーがある人はその食物は除去をしなければなりませんので、十分注意が必要です。
添加物がたくさん入ったもの、化学調味料や残留農薬が心配されるものは避けるべきだとは思いますが、やはり、たんぱく質、脂質、食物繊維をバランスよく摂取するのがアレルギー緩和につながる第一歩となります。
アレルギーの予防や症状が軽減できる食品としては、抗アレルギー効果があるものや、免疫機能や炎症反応を抑制する作用があるものを中心に食べるのがよいでしょう。
また、アトピー性皮膚炎の人は特に皮膚を作る、皮膚をつくる手助けをするとされているものの摂取は欠かせません。
除去している食物以外はバランスよく、それぞれに効果があるものを意識して食事をしましょう。
アレルギーに効く機能性食品
アレルギーに効く機能性食品と成分
花粉症やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などのアレルギーにいいと言われている理由として、”抗アレルギー作用”があること!がわかっている機能性成分が含まれている食品をご紹介します。
普段、何気に食べているものも多くありますので、食べやすいものから試してみましょう。
シソ
成分:ルテオリン、ロズマリン酸、αーリノレン酸
抗アレルギー作用があることから、アトピーや花粉症に効果があるとされています。
シソジュースですと、朝食などに飲みやすくなります!
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バナナ
成分:オイゲノール
バナナにはオリゴ糖が含まれていて、腸内環境を整えることで免疫力をアップし、アレルギー症状に負けない体を作ります。
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ハッサクジャバラ
成分:ナリルチン
緑茶
成分:メチルカテキン、ストリクチニン
カテキンに含まれている成分は、肥満細胞からでるヒスタミン遊離を抑える働きがあることで、アレルギーの症状が緩和されると言われています。
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レンコン
成分:ポリフェノール、タンニン
れんこんは、小児喘息の咳をおさえ、ヒスタミンも抑制することで、気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アトピーなどへの効果が期待できる食品です。
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ヨーグルト、漬物、納豆、キムチ(乳酸菌入り発酵食品)
成分:乳酸菌
ビフィズス菌や乳酸菌の働きで、免疫力をアップさせアレルギー症状を緩和させる効果が期待されています。
花粉症に効くもの、アトピーに効くものなど、機能性ヨーグルトも今はいろいろ販売されていますので、自分にあった発酵食品を取り入れてみましょう。
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ビワ茶
成分:アミグダリン
刀豆茶
成分:カナバニン
青魚
成分:オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸は体にいい油の代表でもありますが、アレルギー症状を緩和させる油としても効果が期待されています。
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トマト
成分:リコピン、ナリンゲニンカルコン
ヒスタミンの分泌を遅らせる働きがあることから、アレルギー症状を緩和させる効果が期待できます。
トマトジュースであれば、毎日飲みやすいですよ!
わたしは、トマトジュースでハウスダストアレルギーの症状がかなり緩和しましたので、超おすすめです!
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梅肉
成分:ムメフラール、クロロゲン酸
甜茶
成分:GODポリフェノール
甜茶のポリフェノールには、皮膚の痒みの原因となるヒスタミンを抑える働きがあります。
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グァバ茶
ポリフェノール
コーヒー
成分:ポリフェノール、カフェイン
コーヒーのポリフェノールやカフェインは、抗アレルギー作用があることから、花粉症やアトピーなどへの効果が期待できます。
ただし、カフェインに弱い人は飲み過ぎや飲む時間帯には注意してくださいね。
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青大豆
成分:ーー
生姜
成分:ジンゲロール、ショウガオール
生姜は体を温め、免疫をあげる効果があります。
アレルギー対策にも効果的です!!
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フキ
成分:ペタシン、フキノール
イチジク
成分:ーー
リンゴ
成分:リンゴプロシアニジン
リンゴには、強い抗酸化作用とアレルギー症状の抑制作用があると言われています。
お腹の調子も整えますので、免疫力をアップには欠かせない食品です。
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ウコン
成分:クルクミン
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海藻
成分:フコイダン
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金時草
成分:粘性多糖
アレルギーに効く栄養素
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皮膚を作る、皮膚をつくる手助けをするもの
アトピー性皮膚炎の症状緩和のためには、皮膚を作る、または再生するために必要な栄養成分を摂ることがとても大切です。
どんなにアトピーにいい食べ物を食べていても、タンパク質やビタミンなど皮膚を作るものが不足していると、皮膚のバリア機能が低下し乾燥が強くなる時期には、さらにアトピーが悪化してしまいます。
わたしは、背中アトピーで1年以上悩んだ時期がありました。
抗ヒスタミン剤を飲んでも、ステロイド外用薬を塗っても一向に治りませんでしたが、魚メインの食事から、少量でも肉を摂るように食事を変えることで、何をしても治らなかった背中アトピーがキレイに治った経験があります。
年齢的なものかと、一時は諦めかけましたが、タンパク質が重要であることをその時に十分に理解したので、今ではあまり好きではなかったお肉もきちんと食事に取り入れています。
また、アトピーだけではなく、皮膚のバリア機能を強くすることは、すべてのアレルギーを防ぐ第一歩となります。
アレルギーの原因は経皮感作だからです。
アレルゲンは皮膚から入ってくるのです!
経皮感作の詳細については、こちらのページでご紹介していますので、気になる方はこちらを参考にしてくださいね!
⇒ 私たちがアレルギーになった本当の原因は?原因は解明されている!
それでは、皮膚を作るのに欠かせない栄養素をご紹介します。
- たんぱく質:皮膚をつくる材料
- ビタミンA:皮膚・粘膜・視力・目の角膜を正常に保つ
- ビタミンB2:粘膜を保護する
- ビタミンB6:皮膚の健康を保つ
- ナイアシン:血行をよくする
- ビチオン:白髪や抜け毛を防ぐ。皮膚の健康を保つ
- 硫黄:皮膚・爪・髪を生成する。たんぱく質の構成要素となる
※豚肉が特におすすめです!
副腎機能に効果があるもの
アレルギー症状と戦い免疫力をあげるためには、副腎の機能を向上させる必要があります。
アトピーの塗り薬やアレルギー症状が酷いときに服用される”ステロイド”とは、わたしたちの体の中で作られている副腎皮質ホルモンを科学的に合成して作られた薬です。
副腎皮質ホルモンは、わたしたちの体を守るためにとても重症な役割をしており、炎症やストレスを緩和させてくれる働きがあります。
アトピーやアレルギー体質の人は、日々アレルギー症状と戦うため、副腎皮質ホルモンを普通の人より多く消費してしまいます。
ですから、副腎機能をアップさせることで、アレルギーと戦う力が強くなるというわけです。
副腎機能をアップさせる食品を見ていきましょう。
- パントテン酸:副腎皮質ホルモンの分泌を亢進し、免疫力を強化する
- コレステロール:副腎皮質ホルモンの材料となり、免疫力をあげる
- ビタミンC:副腎皮質ホルモンの合成にかかわる
ビタミンCは風邪の予防にもなりますので、ビタミン剤などで頻繁に摂るのが効果的です。
ステロイドの詳細についてはこちらから♪
⇒アトピーに効くステロイド軟膏とプロトピック軟膏の知識
⇒ステロイド剤の内服時と外用時の副作用の違い
コラーゲンを作るもの
皮膚を再生するのに役立ちます。
コラーゲンは、”肌によい!”とアトピーでなくても多くの人が知っていると思います。
肌のキメを整えるために必要なコラーゲンを作るには、下記の栄養素が必要になります。
- ビタミンC:コラーゲンを生成する。肌に潤いや張りを与える
- 亜鉛:コラーゲンを合成する
免疫機能や炎症反応を抑制するもの
抗酸化作用や抗炎症作用がある栄養成分です。
活性酸素はアレルギーの悪化だけではなく、ガンのもとになるとも言われています。
普段から、炎症を抑えて、活性酸素を消去する作用があるものを選ぶようにしましょう。
- ビタミンA:免疫力を高める。活性酸素を消去する抗酸化作用あり
- ビタミンB6:アミノ酸の代謝にかかわる
- ビタミンC:活性酸素を消去する抗酸化作用あり
- ビタミンE:活性酸素を消去する抗酸化作用あり
- 亜鉛:抗酸化作用にかかわっている
- セレン:抗酸化作用、水銀、カドミウム、砒素の毒性を軽減する
- マグネシウム、カルシウム:ヒスタミンなどの放出抑制する
栄養素別の代表的な食物
アトピーやアレルギーによいとされる、栄養素をご紹介しましたが、実際に各栄養素が多く含まれる食品についてもご紹介します。
ひとぞれぞれ、好き嫌いがあると思います。
普段の食事で続けることが大切となりますので、苦手なものを無理に挑戦する必要はありません。
続けれられる食品から試してみましょう!
- ビタミンA:レバー、ウナギ、ギンダラ、アナゴ、アンコウ、ほうれん草、モロヘイヤ、かぼちゃ、にんじん
- ビタミンB2:豚レバー、ウナギ、カレイ、うずらの卵、
- ビタミンB6:鶏ささみ、牛レバー、マグロ、サンマ、にんにく
- ビタミンC:じゃがいも、赤ピーマン、ブロッコリー、柿
- ビタミンE:ウナギ、モロヘイヤ、アーモンド、ヒマワリ油
- ナイアシン:そば、鶏肉、カツオ、タラコ、ブリ、ひらたけ、らっかせい
- ビチオン:鶏レバー、豚レバー、らっかせい、アーモンド
- パントテン酸:鶏レバー、カレイ、ウナギ、納豆、アボカド
- 亜鉛:鶏レバー、牛肩肉、牡蛎、からすみ、納豆
- セレン:アンコウの肝、タラコ、クロマグロ
- マグネシウム:そば、絹ごし豆腐、キンメダイ、するめ、ほうれん草、バナナ、アーモンド
- カルシウム:イワシ、牛乳、プロセスチーズ、ひじき、水菜、モロヘイヤ、木綿豆腐
まとめ
栄養素のバランスが取れた食事を心がけることが大切ですが、アレルギー症状に効果があるとされている、「機能性食品」は是非取り入れてほしいと思います。
アレルギー体質の人は、年齢を重ねることに症状がひどくなる、新しいアレルゲンが増えてしまうなど、つらい日々を送っている人も多いと思います。
わたしも重度のアレルギー体質ですが、最近ではフルーツの食物アレルギーがどんどん増えて、日々がっかりしています。
アトピー性皮膚炎、花粉症などの症状が少しでも軽くなるように、頑張りましょう。
アレルギーが悪化する食べ物はこちらから♪
⇒アレルギーが悪化する食べ物は?食を変えるとツライ症状は軽くなる!
アトピーにいいお茶についてはこちらから♪
⇒効果抜群アレルギー・アトピーに効くお茶7選!効能と選び方がわかる?!
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