すべてのポリフェノールは抗酸化作用を持っており、活性酸素を除去する働きがあります。

健康のためにもポリフェノールを含んだ食物を摂取すると、ガン予防にもなり、また一部のポリフェノールには抗アレルギー作用があることがわかっています。

 

お茶を摂取して、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状を改善しましょう。

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カテキン類は茶の渋味成分

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カテキン類は渋味成分であり、お茶に含まれるポリフェノールの一つで、さまざまな体によいとされている作用が期待できます。

その一つにはアレルギー体質の人に嬉しい抗アレルギー作用も含まれています。

 

お茶の中でも、緑茶にはカテキンが豊富に含まれており、緑茶に含まれる「カテキン」や「カフェイン」はアレルギー症状を抑える作用があることがわかっています。
カテキンには殺菌消臭作用もあり、抗菌グッズや防臭剤などに緑茶成分が使用されている商品もたくさんありますね。

他の飲み物に比べ、お茶は日頃から摂取しやすい食品ですので、アレルギーの方は特に緑茶を飲むことをオススメします。

 

カテキンのうれしい効果

カテキンには抗アレルギー作用だけではなく、他にもうれしい効果が期待されます。

抗酸化作用

カテキンの抗酸化作用は、LHL(悪玉)コレステロールの酸化を抑えることができます。

また、抗酸化力はビタミンEの10倍、ビタミンCの80倍とも言われており、カテキンの抗酸化作用によって、活性酸素を除去してくれます。

 

抗酸化作用が強いということは、アンチエイジングの効果も期待できます。

抗酸化力で最も期待できるのは抗ガン作用です。

活性酸素を抑えることにより、ガンの発生を抑える効果があります。お茶どころの人たちは、ガンの発症率が低いという話は有名です。

血圧上昇抑制

カテキンには血圧を下げる効果がありますので、高血圧の方にはおすすめです。

血中コレステロール調整

カテキンには、コレステロールの調整をする機能があります。善玉コレステロールと悪玉コレステロールのバランスを保ち、血中脂肪を正常な状態にする働きです。

殺菌

カテキンには強い殺菌効果があります。

特に夏には食中毒の原因となるサルモネラ菌やO-157などのさまざまな菌の働きを抑えることがわかっています。

除菌や抗菌グッズにも緑茶エキスを使用しているものも多く、うがいの際にお茶をおすすめしています。

また、強い殺菌効果により、口の中の細菌の繁殖を防ぐことから、虫歯や口臭にも効果があります。

抗アレルギー作用

カテキンはアレルギーを抑える作用があることがわかっています。

アトピーに効くとよく言われているお茶の一つです。

カテキンの一つであるエピガロカテキンガレートは、肥満細胞からでるヒスタミン遊離を抑制するので、アレルギー反応を抑えることができます。

普段から飲むものは、やはりアレルギー抑制効果があるものを選択したいですね。

特にアレルギー体質ではない人でも、この先花粉症のリスクもありますので、予防の意味でもお茶をおすすめします。

抗ウイルス作用

カテキン類は、ウイルスの増殖を抑えることがわかっています。ですから、お茶うがいは殺菌効果とともに、ウイルスから私たちを守り、冬のインフルエンザなどのウイルスによる症状対策にも効果が期待されます。

ダイエット効果

カテキンには脂肪燃焼効果があります。

カテキンの摂取により血中脂質を減少させるため、普段からお茶を飲むことで、体脂肪を燃焼してくれるのです。

 

また、お茶は他の飲み物に比べ、糖分なしで飲むことができる人も多いのではないでしょうか。せっかくの効果も一緒に糖分を摂ってしまってはかえって糖質過多になってしまいます。

その点、お茶はそのままで飲めることがとても体にとってもいいのです。

 

体脂肪を減らすことができれば、ダイエットだけではなく、生活習慣病の予防にもつながります。

美容効果

カテキンには、ビタミンが多く含まれています。

 

肌の健康を保つために効果がある、ビタミンCやビタミンE、カロチンが含まれています。

ビタミンCはシミ予防の美白効果に、ビタミンEは老化防止に、カロチンはアトピーにも欠かせない、皮膚や粘膜を正常に保つ機能があります。

 

これらの効果を持つ成分を摂取することにより、肌のバリア機能を高め、アンチエイジングにも一役買っているのがお茶のカテキンです。

 

カテキンが含まれる食物

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カテキンの含有量が多いのやはり緑茶です。次が番茶と続きます。

下記はカテキン量が多い順です。

お茶を酸化発酵させるときにカテキンの含有量が減少することから、お茶の製造過程に酸化発酵が含まれていない緑茶にカテキンが多く含まれています。

 

また、日光たくさんあびている、夏に採れたお茶の方がカテキンがたくさん含まれています。

  • 緑茶
  • 番茶
  • 紅茶
  • ほうじ茶
  • ウーロン茶

 

摂取方法

効果的な摂り方

一度にガブガブ飲むのではなく、1日を通してチビチビ飲む方が、効果があるとされています。

摂取量の目安

一日2リットルが理想ですが、そんなに緑茶ばかり飲めないと思いますので、サプリメントや粉末などを使い工夫して摂りましょう。

粉末にする

お茶の葉ごと摂取するのが一番カテキンを多く摂ることができます。

 

フードプロセッサーで細かくすると、ヨーグルトやスープ、味噌汁など何にでも入れて摂ることができます。

ただし、葉っぱをそのまま摂取する場合は、残留農薬が心配ですので有機栽培のものを選択しましょう。

冷茶で飲む

熱いお茶もいいですが、冷たいお茶の方が好きな方もいると思います。

夏は特に冷たいのが飲みたいですね。

 

もちろんペットボトルなどすぐに飲めるものを購入するのもいいと思いますが、簡単に水出しできる方法をご紹介します。

茶葉は水出し専用である必要はありません。普通の茶葉でも水出しができます。

 

  1. 水1ℓに対し、茶葉10~15gをお茶パックに入れます。水出しポットの場合は茶葉をそのまま入れます。
  2. 水をポットに注ぎ、冷蔵庫で3時間を目安に冷やしましょう。

 

ゆっくり時間をかけて水出しすることで、お茶の成分がたくさん含まれる冷茶ができます。

より美味しく飲むには、お水もこだわり、ミネラルウォーターや浄水器を通したものを使うのがおすすめです。

茶葉の量は、味を見ながら調整してくださいね。

 

わたしの場合は、時間がない時は多めに茶葉を入れて、30分程度でお茶パックを引き上げて飲みます。茶葉の目安は約1.5倍くらいの量で作ります。参考にしてみてください!!

また、お湯で入れたお茶に、氷を入れて冷やしても美味しく飲めます。

摂取時の注意

カフェインが含まれているので、夜に飲むと眠れなくなる可能性があります。
カフェインに弱い人は注意してくださいね。

 

また、水出しの方法を紹介しましたが、カテキンやカフェインはお湯で入れた方が多く出てきます。

 

カテキンは苦味成分ですので、苦みが少なく感じる氷水でだしたお茶などはスッキリしている分、カテキン含有量は少なくなるということです。

 

まとめ

カテキンを毎日摂ることで、期待できる効果はたくさんあります。

一日の目安は2リットルです。飲み物をお茶に変えること、プラス粉末やサプリメントも使ってお茶をたくさん摂取しましょう。

 

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