アボカドアレルギーの症状と対処、検査は？ラテックスフルーツアレルギーの可能性が！

アボカドを食べて、胃痛や腹痛、吐き気、口のまわりが腫れたりなどの症状がでたら、アボカドアレルギーかもしれません。

女性の人に大人気なアボカド。とっても美味しいのですが、アボカドは食べ過ぎるとアレルギーの様な症状がでることがあります。

食べ過ぎなくても、アボカドにアレルギーがある人もいますが、実はラテックスアレルギーやメロンアレルギーなどの人は注意が必要な場合もあります。

アボカドアレルギーの症状や原因、対処法、検査ができるのか！についてご紹介します。

アボカドアレルギーの症状は

アボカドアレルギーの主な症状は、

口の中や喉、舌の違和感や腫れ
咳や喉がイガイガする
胃痛、吐き気、嘔吐
腹痛
蕁麻疹、しっしん

など、食物アレルギーの症状があらわれます。

吐き気が強くでる場合も多くみられます。

呼吸困難やめまいなどの症状がでた際は、アナフィラキシーの可能性もありますので、すぐに病院で診てもらいましょう。

アナフィラキシーについてはこちらから♪
⇒アナフィラキシーの症状とは？エピペンが必要？起きたときの対応、処置は時間が勝負！！

アボカドアレルギーの原因は？

アボカドアレルギーは、アボカドに含まれているタンパク質に体がアレルギー反応をすることで、症状があらわれるのですが、他にも考えられる原因があります。

そもそもラテックスアレルギーまたは、メロンアレルギーである
仮性アレルゲンが原因となってアレルギー様症状がでている

です。

ラテックス・フルーツ症候群かも？

アボカドは、ラテックス（ゴム）やメロンが持っているタンパク質と構造が似ているため、交差反応を起こすことがあります。

交差反応はいずれかにアレルギーがある場合、もう一方にもアレルギーを起こしやすくなることです。

メロンアレルギーの人はアボカドにもアレルギーを起こす可能性がある（約92%の確率）
ラテックスアレルギーの人は、アボカドにもアレルギーを起こす可能性がある（約35%の確率）
アボカドアレルギーの人は、ラテックス（ゴム）にもアレルギーを起こす可能性がある（約11%の確率）

ということで、メロンにアレルギーがある人は、高い確率でアボカドにもアレルギー症状がでる可能性があると言えます。

これらの、メロンやラテックスなどのアレルギーは、「ラテックス・フルーツ症候群」と呼ばれ、口の中の違和感など「口腔アレルギー」の症状が強くでるケースが多くみられます。

果物にアレルギーがある人、花粉症の人などは何らかにアレルギー症状がでると、他の物質に原因がある場合や、多くの果物などにもアレルギー反応がでる場合があります。

果物アレルギーについてはこちらから♪
⇒ 果物アレルギーの検査は？治療はできる？加熱すると食べるかも！花粉症との関係は？

ラテックスアレルギーについてはこちらから♪
⇒ ラテックスアレルギー・ゴムアレルギーの症状は？果物も危ない？！

ヒスチジンによる仮性アレルゲンが原因かも

仮性アレルゲンとは、アレルギー様な症状を起こす物質が原因となるもので、免疫をかえした症状だはないため、実際のアレルギーとはことなります。

アボカドの場合、「ヒスチジン」という仮性アレルゲンが含まれています。

このヒスチジンに反応することにより、胃痛、腹痛などの症状があらわれるケースがあります。

もちろん体質によりますので、食べ過ぎても全然平気な人もいますが、食べ過ぎた場合に、アレルギーのような症状がでる人もいます。

アボカドにアレルギーがあるのか、それとも仮性アレルゲンが原因なのかは、検査で確認しないとわかりません。

アボカドアレルギーの検査はできる？

アボカドアレルギーは血液検査(特異的IgE検査ーRAST)で確認することができます。

アボカドのアレルギーを確認する際は、ラテックスやメロンなど交差抗原性がある食べ物についても一緒にアレルギー検査をすることをおすすめします。

もし、アボカドにアレルギーがないことがわかれば、仮性アレルゲンが症状の原因である可能性がでてきます。

皮膚科やアレルギー科で検査を受けることができますので、検査項目については病院の先生とよく相談してください。

アレルギーの検査についてはこちらから♪
⇒アレルギー検査にかかる費用とアレルギー検査項目のすべて

アボカドアレルギーの対処法・注意すべきこと

他のラテックス、フルーツも気を付ける

上記でお話ししたように、交差抗原性があるものが多くあります。

フルーツでは、もしメロン自体にアレルギーがあると、スイカやバナナなどにも注意が必要となります。

ラテックス(ゴム)アレルギーがあるのであれば、キウイやバナナも症状がでる可能性があります。

口内の違和感やイガイガ、胃痛などを感じたら”アレルギーかも！”と自覚することが大切です。

加熱すると低アレルゲン化するの？

残念ながらアボカドは加熱しても低アレルゲン化しないと言われています。

ですから、調理したものや加工食品であっても除去するようにしましょう。

アボカド入りの食品に注意

アボカドは”そのままカット”したり”サラダに入れる”など見ればわかる場合が多いのですが、アボカドピューレなどの加工食品もありますので、下記のものには注意するようにしましょう。

フルーツや野菜ジュース、スムージー
ハンバーガーやサンドイッチ
ドレッシングやディップ

なでです。

まとめ

アボカドを食べて、胃痛や吐き気、イガイガなどの症状がでたら、アボカドアレルギーかもしれません。

検査を受けることができますので、自分のアレルゲンが何なのかを把握して、きちんとした対処が必要となります。

まずは、病院で相談してみることをおすすめします！