あさりには、貧血防止のほか、肝臓の機能を向上させる働きもあります。
今は水煮缶詰で年中食べることができますので、スープやお味噌汁に活用することで、食事にプラスすることができます。
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あさりの栄養と効果
あさりで注目される栄養成分はタウリン、ビタミンB12、カルシウム、カリウム、亜鉛です。
他の食品に比べ、ビタミンB12やタウリンは特に多く含まれています。
ビタミンB12
ビタミンB12はタンパク質の合成にかかわるビタミンで、植物性の食品にはほとんど含まれていません。
肉や魚をあまり摂らない人は、あさりのお味噌汁などから摂るのがおすすめです。
ビタミンB12は貧血予防にも役立ちます。
造血作用がありますので、自分が貧血かも?と思っていない人でも、物忘れが気になる人は隠れ貧血の可能性がありますから、あさりを摂るのがおすすめです。
あさりの水煮缶詰には、鉄分が多く含まれています。
あさりの鉄分はヘム鉄と呼ばれる、体が吸収しやすい種類の鉄分ですので、貧血予防で食べるには水煮缶詰を使うことで、通常より多くの鉄分とビタミンB12が一緒に摂れることになります。
ビタミンCと一緒に摂ると、鉄分の吸収がさらにアップしますよ。
タウリン
タウリンは、血中のコレステロール値を下げたり、高血圧を改善する働きがあります。
カリウムも含まれていることから、デトックス作用がありむくみ解消や塩分の排泄により高血圧予防にはおすすめです。
また、タウリンには肝臓の機能をアップさせる効果がありますので、お酒を飲んだ後のアルコール分解を促してくれます。
お酒のあとに、あさりのみそ汁はとても効果的です。
あさりで期待できる効果
- 高血圧予防
- 貧血予防
- お酒のあとに!
あさりアレルギー
あさりにアレルギーがある場合がありますので、以前あさりを食べて体調が悪くなったことがある人は注意が必要です。
また、しじみやはまぐりなどの他の貝で、アレルギーを起こしたことがある人はあさりにもアレルギー症状がでる可能性がありますので、注意してください。
あさりの場合、加熱状態にかかわらずアレルギー症状が発症することがわかっていますので、加熱しているからと言って安心できるわけではありません。
主なアレルギー症状は、喉のかゆみや口中の違和感、下痢や嘔吐です。
症状が食あたりと似ていることから、以前に体調を崩したことをアレルギーだと自覚していない場合もありますので、アレルギー体質の人は特に注意しましょう。
あさりのレシピ
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あさりの煮汁には、栄養成分がたくさん溶け込んでいるので、身だけではなく、煮たときにでるあさり汁も一緒にいただくのがおすすめです。
あさりの下準備
あさりは、お店で購入した場合でも必ず砂抜きをしましょう。
砂抜き
あさりを塩水にひたします。
購入したものであれば1時間ほど、潮干狩りなどでとってきたものであれば、3時間以上は必要です。
塩抜き
砂抜きが終わったら、塩水から引きあげ、30分以上待ちましょう。
そのまま調理すると塩味が多くなりしょっぱくなります。
あらう
あさりを合わせるようにして真水で洗います。
あさり調理のポイント
あさりを調理する上で大切なことは、貝が開いたら味つけしてできあがり!!という目安です。
貝が開いてからの加熱時間が長いと、ふっくらした貝が縮んでしまい、食感が損なわれますので、煮込むことなく、ささっと味付けをしたら火を止めましょう。
火を通しすぎないことが、失敗しないコツです!
あさりのレシピ
みそ汁
手順
- 沸騰したお湯にあさりを入れます。
- 貝が開いたらアクをとります。
- お味噌を入れてできあがり。
あさりの酒蒸し
材料
- あさり:100g
- 酒:大さじ1
- だし:粉末で小さじ1
- 醤油:小さじ1~2
- 薬味:ネギなどお好みで
手順
- あさりを水で洗います。
- 鍋にあさりと、酒、だしを入れて蓋をして蒸します。
- 貝が開いたら、醤油を入れできあがり。お好みで薬味をのせましょう♪
まとめ
あさりにはタウリン、ビタミンB12が含まれていることから、こんな効果が期待できます。
- 高血圧予防
- 貧血予防
- お酒を飲んだあとのアルコール分解
水煮缶詰を使う方法もありますので、旬以外でも食事にプラスをためしてください!!
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