ここ20年前と比べ、10倍以上の子どもが発症している花粉症。

大人も年々花粉症の症状に苦しむ人が増えています。

 

鼻水などの症状が長く続くようであれば、風邪ではなく花粉症である可能性があります。

花粉症かな?と思ったら自分で判断せずに早めのアレルギー検査をおすすめします。

 

花粉症の症状、薬と治療法をご紹介します。

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花粉症と風邪の違い

目薬、マスク、飲み薬の画像

花粉症と風邪は症状がよく似ており、もしかすると冬の時期であれば、両方を発症している可能性もあります。

また、通年で鼻水や鼻づまりの症状があれば、アレルギー性鼻炎の可能性もあります。

花粉症やアレルギー性鼻炎の場合

  • 鼻の症状:鼻水、鼻づまり、くしゃみが長期で続く
  • 目の症状:充血、かゆみ、腫れ
  • 皮膚の症状:顔や首など、服に隠れていないところが特に痒くなる
  • のどの症状:せきや喉が痒い症状がでる
  • 熱:微熱でぼーっとする場合もある

風邪の場合の症状

  • 鼻の症状:鼻水、鼻づまり、くしゃみが短期で発症
  • 目の症状:症状なし
  • 皮膚の症状:症状なし
  • のどの症状:せきやでたり、喉が痛くなる
  • 熱:微熱の場合もあるが、高熱になる場合もある

一番わかりやすい違いは、”目”と”皮膚”の症状の違いです。

風邪が直接的な原因で目や皮膚は痒くなりませんので、まずはそれで判断できますね。

一般的に多いのは、やはり目の痒みが発症するケースです。

 

もともと何らかのアレルギーがある人は、花粉症によってもとのアレルギーが悪化する場合があります。

アトピー性皮膚炎の場合は、花粉が皮膚に直接付きますので、その部分の炎症が激しくなり、顔がとにかく痒いなどの症状も発症する可能性があります。

 

花粉症が酷くなると、もちろん目や鼻の症状が目立ちますが、そのほかにもよく眠れず一日中ぼーっとしたり、体がだるさが続いたりと、日々の生活に支障がでます。

 

大人はもちろんですが、子どもが発症した場合はすぐに対策をとることが大切です。

 

花粉症は春だけではない

070.pollen5花粉の飛散時期についてはこちらから♪
花粉症の時期は?種類別の飛散時期をまとめた花粉カレンダー2017!

 

現在、日本人に多いのはスギ・ヒノキ花粉のアレルギーです。

スギの花粉症を発症している人の約80%はヒノキ花粉症もあると言われています。

 

これは、スギとヒノキの花粉の構造が似ているためです。

花粉症の検査で行う、IgE検査では一緒に検査することが可能です。

 

スギ・ヒノキ以外も、イネ科などの草花粉なども合わせるとほぼ一年中何かの花粉が飛んでいることになります。

初めはスギ・ヒノキのみの花粉症であった人も、初めの花粉症発症から、数年後には他の花粉の花粉症を発症し春以外も症状がでる人が多くいると言いますので、予防も必要となりますね。

 

また、ハウスダストやカビにアレルギーがあると、生活環境を見直さない限り、常に鼻と目の症状に悩まされるケースもあります。

 

秋はダニ・ハウスダストアレルギー

くしゃみをしている女性の画像

夏に繁殖したダニが、気温が低下する秋に死骸になり、一気に飛散するのが秋です。

家の中でも寝具やカーペット、畳から飛び散ったダニの死骸を吸い込みやすい状況となります。

もし、秋もアレルギー症状が酷くなる場合は、ダニ・ハウスダストアレルギーである可能性もあります。

 

秋に飛ぶ花粉もありますので判断はつきにくいところですが、血液検査でわかりますので、怪しいと思ったら花粉・ハウスダスト両方の検査をしましょう。

 

ハウスダストやカビアレルギーについてはこちらから♪
ハウスダストアレルギーの症状は?対策と治療方法を解説!

カビアレルギーの症状と原因は?対策と予防方法の全て!

 

花粉症の検査

アレルギー検査用紙の画像

血液検査 (IgE抗体検査(RAST))

この検査で、ある物質に対して抗体ができているかを確認することができます。

抗体ができていれば、アレルギー反応が起きる可能性が高いためです。

 

この検査は自分でアレルゲンとなる項目を選ばなければなりませんので、疑わしい花粉と通年のアレルギー症状がある場合は、ハウスダストやカビも選択するのがいいでしょう。

 

病院によっては、基本パックのような形で、ある程度実施するアレルゲンが決まっているコースもありますので、病院の先生と症状なども含めて相談して決めましょう。

 

ただし、健康保険の適応は一度の検査で13項目までですので、全ての検査をすることは難しいですね。

皮膚テスト(プリックテスト)

皮膚に小さな傷をつけたところに、実際のアレルゲンのエキスを垂らし、変化を確認するテストです。

検査はどこで

検査は、アレルギー科、小児科、耳鼻咽喉科、皮膚科で行うことができます。

かかりつけの病院がなければ、行く前にアレルギーの検査がしたい旨を電話で確認してから行きましょう。

検査結果で陰性だったら

血液検査や皮膚テストを行っても、アレルゲンが見つからない場合もあります。

 

もちろん、血液検査(IgE抗体検査)では一回に実施できるアレルゲンの個数が保険適応の兼ね合いなどで限定されるため、多くのアレルゲンを確認した場合は何度も検査を行わなければなりませんが、アレルギーが原因ではない場合もあるということです。

 

例えば、寒いところにいったり、冷たい空気を吸ったときに鼻の症状がでるなど、別の原因もありますので、原因がわからなければ、症状がでるときの行動や環境を振り返って考えてみましょう。

 

アレルギー検査についてはこちらから♪
アレルギー検査にかかる費用とアレルギー検査項目のすべて

 

花粉症の薬

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花粉症対策として、代表的なものの一つは薬を使うことです。

薬には、内服薬、点眼薬、点鼻薬があります。

内服薬

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抗ヒスタミン剤

第一世代(眠気や口が渇くなどの副作用が強い)

  • タベジール、ラクレチン
  • ネオレスタミンコーワ
  • ポララミン
  • ベナ、レスタミンコーワ
  • ベネン
  • アタラックス
  • アタラックスP
  • ホモクロミン

 

第二世代(第一世代に比べ副作用が少ない)

  • ザジデン
  • アゼプチン
  • セルテクト
  • レミカット、ダレン
  • ニボラジン、ゼスラン
  • クラリチン
  • アレジオン
  • エバステル
  • ジルテック
  • アレロック
  • タリオン
  • ザイザル
  • アレグラ

ロイコトリエン受容体拮抗薬

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鼻水、鼻づまりなどの、鼻の症状に効果がある薬です。

  • オノン
  • プランルカスト

Th2サイトカイン阻害薬

主に喘息発症時に使用される薬です。

  • アイピーディ

ケミカルメディエーター遊離抑制薬

効果がでるまで時間がかかりますが、副作用の少ない薬です。

喘息時の吸入剤にも使われます。

  • リザベン
  • アレギサール
  • ペミラストン

ステロイド薬

症状がかなり悪い時に短期間の服用として処方されます。

長く服用するとステロイドの副作用が発症する可能性がありますので、パッと飲んでパッと治すような使い方をします。

  • セレスタミン

 

ステロイド薬は炎症そのものを抑える薬です。

それ以外は、アレルギーが起きる過程の一部をブロックして症状を緩和させる薬となります。

服用時期

アレルギー症状がでる1~2か月前から飲み始める必要がある薬が多いのは確かですが、即効性があるものもありますので、今症状がヤバいという人でも、今すぐ病院で処方してもらえます。

また、今は市販の薬も販売されていますので、病院になかなかいけない人でも試すことができます。

点眼薬

014.hay-fever2点眼によって目の痒みをやわらげることができます。

 

病院で処方されるもの、薬局で購入できるものがあります。

コンタクトをしている人は、コンタクト専用であるかを必ず確認してください。

  • インタール
  • リザベン
  • ザジテン
  • パタノール
  • アレジオン

点鼻薬

点鼻によって鼻の症状をやわらげることができます。

ステロイド薬を含むものもありますので、長期使用が必要な場合は医者に相談が必要です。

市販品を購入した場合も、長期使用には気を付けてください。

 

免疫療法

検査、採血の画像

免疫療法を行い、花粉症の症状を徐々に治していく方法です。

皮下免疫療法

注射により、アレルゲンを投与し、少しずつ体が過剰反応しないようにする療法です。

定期的な通院が必要であり、注射による腫れなどがでる場合もあることから、今はあまり実施されていません。

舌下免疫療法(SLIT)

舌の下にアレルゲンを薄めたエキスを長期にわたり投与する方法です。

少しずつ体にアレルゲンを与え続けて、体が過剰反応しないようにする療法です。

 

この療法は12歳以上が可能で、スギ花粉とダニのアレルギーに対して治療ができます。

 

その他の治療法

診察中の画像

免疫療法とは違い対症療法となります。

レーザー療法

鼻の粘膜をレーザーで焼くことで、花粉をつきにくくする方法です。

30分程度で終了し、痛みや出血はほとんどなく、1~3年は効果がありますが、翌年はまた戻ってしまう人もいます。

 

まとめ

症状がでたら、アレルゲンを特定し、病院でお薬をもらうことが大切です。

そしてアレルゲン除去対策も必要となります。

 

また、普段からできる花粉対策も必要となります。

衣服に気を付けることや、マスク、メガネなどで花粉を防ぐことや、部屋の中に花粉を入れないようにすることも大切となります。
完全な花粉除去対策をしましょう。

 

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