人の免疫機能は、腸が7割、心が3割と言われています。

腸内環境を整えて、毎日笑ってすごすと、免疫力がどんどんあがり、病気を遠ざけることができるということです!!

 

腸内環境を改善して、健康な毎日を送りましょう。

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腸内環境を改善すると得られる効果

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腸内環境が改善されると、うれしいさまざまな効果があります。

病原菌の感染を防止

免疫力アップにより、あらゆる菌から体を守る力が強くなります。

健康維持

疲労回復や病気になりにくくなり、ストレスに強くなることで健康維持につながります。

アンチエイジングや美肌

肌の健康は胃腸の健康と直結していると言われます。

胃腸が健康でないと、老けて見えるということです。

 

腸内環境を整えることで、新陳代謝が活発になり、老化を防ぐ効果があります。

また、有害な物質を体外へ排除するデトックス効果もありますので、老化を防ぎ、肌をきれいにたもつことができます。

 

腸内環境がよい状態にあると、便秘や下痢も解消され、それらが原因の場合はダイエット効果もあるとされています。

肥満の人の腸内には悪玉菌が多いということがわかっているのです。

アレルギーの改善、予防

アレルギーは免疫がさまざまなものに過剰反応することで起きる病気です。

本来異物ではないものを、敵と判断し攻撃することで、アレルギー反応による炎症が体のあちこちで起きてしまします。

 

腸内環境を整えることは、免疫力を向上させると同時に、免疫細胞の間違った判断を防ぐことができるようになります。

また、善玉菌には副腎皮質ホルモンの生成を助ける作用もありますので、炎症が起きにくい体になるということです。

 

アトピー性皮膚や花粉症、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなど、さまざまなアレルギー反応を起こしている免疫の機能を正してくれます。

 

 

アレルギーの原因についてはこちらから

アレルギーは腸内環境の乱れが原因?!腸内環境を改善する方法は?

うつの予防

悪玉菌が多くなりすぎと、うつ病になると言われています。

 

体内のセロトニンが不足することでうつ病になりますが、人の体内のセロトニンは9割が腸に留まり、残りの1割が脳を含めた他の臓器に送られます。

脳にあるセロトニンはたったの2%程度なのです。

 

タンパク質に含まれるトリプトファンからセロトニンが生成されますが、セロトニンを生成するまでには、ビタミンCや葉酸、ナイアシン、ビタミンBなどが必要となります。

 

腸内環境が活発でないと、セロトニンの分泌量が減ってしまうため、脳に十分にセロトニンが送られないことになります。

 

腸内細菌の種類

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腸内細菌は500種類以上で100兆個以上の細菌が生息しています。

また、腸内に生息している菌の種類は、人によってそれぞれ異なります。

 

これは、生後1年間に体内に取り込まれた菌が、腸内に住み着くようになるためです。
ですから、健康状態の要となるのは、生後1年間の生活環境なのです。

 

この1年間で腸内に住み着いてくれた菌は生涯わたしたちと共に生きていきくこととなります。

この間に体内に取り込まれる菌の多さや種類がアレルギー発症に関係しているとも言われています。

 

 

自分が持っている菌を摂ると「善玉菌」として腸内で増えますが、自分が持っていない菌は、外からの異物と判断されるので、3~7日程度で体外へ排除されてしまいます。

もともと自分が持っている、相性のよい菌しか腸内で生き残れないということです。

 

ですから、体外から摂取する菌の種類によって、体に合う、合わないがあるのです。

ヨーグルトでも、自分に合ったものというのは、自分の体がもともと持っている菌のことを言います。

ただし、自分が持っていない菌を摂取したのちに、死んでしまって排除されても、それまで生きていた菌の溶液が、その人が持っている乳酸菌などのエサとなり善玉菌を増やすため、大いに役立ちます。

 

日本人は、ヨーグルトよりも発酵食品の方が相性がよい場合があります。

 

それは生後1年の生活環境によります。

ヨーグルトよりも漬物や納豆などをよく食べる環境にいれば、日本の発酵食品にいる菌の方が腸に多くいる可能性が高いということです。

 

韓国の人はよくキムチを食べます。

キムチも発酵食品ですね。ですから、韓国人は日本人に比べてキムチの菌との相性がいい可能性が高いということです。

 

また、味噌や漬物などの「植物性乳酸菌」は、チーズやヨーグルトなどの「動物性乳酸菌」よりも胃酸に強く、生きて腸まで届きやすいことがわかっています。

 

腸内環境を改善するには

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腸内には、腸内フローラという、細菌のお花畑を形成されています。

腸内フローラは年齢とともに変化していき、乳幼児期の腸内は、90%以上が善玉菌の一種であるビフィズス菌で、残りの10%にみたない数の悪玉菌(ウェルシュ菌など)が存在します。

 

それに対し、老年期の1/3の人にはビフィズス菌が全く見られないことがわかっています。

悪玉菌が増えていくことが、腸年齢の老化の一つと考えられています。

 

腸内細菌が老化している人が出産した子どもは高い確率でアレルギーになることもわかっているほどです。

ですから、腸内環境を改善するためには、「善玉菌」を増やす必要があるのです。

 

腸内細菌に分類される菌は、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つに分類されます。

善玉菌

乳酸菌は、腸の中を酸性にします。

ほとんどの有害な菌は酸性の中で生きられないため、乳酸菌は外からくる有害な菌を防ぐ作用があります。

悪玉菌

悪玉菌の一種である大腸菌は、健康な人の腸にも存在する菌で、増えすぎない限りは悪さをしないどころか、よい働きもしてくれます。

 

一般的に悪者扱いされますが、あくまでも善玉菌との数のバランスが崩れない限りは、必要な働きをしてくれる大切な菌と言えます。

日和見菌

普段はよい働きをしているのですが、体調を崩すと悪玉菌の仲間になり、悪さをします。

 

善玉菌がたくさんいて、日和見菌がほどほど、悪玉菌が少ない環境を作ることが大切です。

そのためには、善玉菌を増やす食事をとることが必要となってきます。

 

善玉菌を増やす方法

発酵食品を積極的に食べる

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発酵食品は腸内の善玉菌の数を増やしてくれます。

自分の腸内に持っていない菌だったとしても、腸内にいる善玉菌たちのエサとなりますので、善玉菌が活発になり増えることができます。

  • ヨーグルト
  • 乳酸菌飲料
  • ナチュラルチーズ
  • 味噌
  • 醤油
  • 納豆
  • 漬物

 

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食物繊維をしっかり摂る

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食物繊維には、悪玉菌を善玉菌に変える作用があります。

 

腸内細菌を増やすためには、水溶性の食物繊維を含む食品を積極的にとることが効果的とされています。

特にネバネバ食品が効果的です。

 

また、不溶性の食物繊維はデトックス(解毒)効果を持っているので、毒素の排除ができます。

水溶性

昆布、わかめ、こんにゃく、豆類、エシャロット、ニンニク、ゴボウ、アボカド、梅干し、納豆、オクラ、モロヘイヤ、山芋、サトイモ

不溶性

シソ、パセリ、ニラ、きのこ類、

水溶性と不溶性

豆類とネバネバ食品、キャベツ

抗生物質や食物添加物は控える

体調が悪い時に病院で処方される抗生物質の効果は、病原菌に対してのみではありません。

腸内細菌や免疫細胞にも影響があり、腸内の菌の数を減らしてしまいます。

 

また、食品添加物の一種である保存料は、細菌や微生物が増えることを阻止する働きがあります。

腸内細菌にとっても例外ではなく、菌の整腸を阻害してしまいます。

 

もちろん加工食品の多くのものに保存料が含まれているわけですが、食事のすべてを加工食品のみに頼らず、生鮮食品を多く食べることを心がけるだけでも、保存料の摂取を控えることができます。

代表的な保存料

  • 安息香酸
  • 安息香酸ナトリウム
  • 安息香酸Na
  • しらこたん白抽出物
  • しらこたん白
  • しらこ分解物
  • プロタミン
  • 核蛋白
  • ソルビン酸
  • ソルビン酸カリウム
  • ソルビン酸K
  • プロピオン酸
  • プロピオン酸カルシウム
  • プロピオン酸Ca
  • プロピオン酸ナトリウム
  • プロピオン酸Na
  • ポリリジン
  • εーポリリジン

 

加工食品表示には、保存料の名称がありますので、普段から確認するようにしましょう。

 

まとめ

腸内環境を整えると体によいことがたくさんあります。

  • 病原菌に感染しない
  • 健康維持
  • アンチエイジング・美肌
  • アレルギー改善
  • うつ予防

 

腸内環境を改善して、健康な毎日をおくりましょう。

 

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