ピアスやネックレス、ベルトの金具など、金属が肌に触れることでおきるアレルギーが金属アレルギーです。

金属アレルギーは身に着けているものだけではなく、歯の治療で使う金属や食品も原因となる場合があり、一度アレルギーになってしまうと、皮膚炎によるかゆみで辛いおもいをします。

 

わたしの友人にも、夏はベルトでお腹に湿疹がでたり、ピアスの穴をあけたが、金属アレルギーで悪化し、顔や首なども真っ赤になっていた人がいます。

 

わたし自身も、ある年の夏に、湿疹が酷く腕時計ができなくなり、それ以降腕時計をしなくなりました。

今は、携帯電話が時計代わりの人も多いので気になりませんが。。。

 

それでは、金属アレルギーの症状や検査法についてお話しましょう。

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金属アレルギーの症状

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金属アレルギーは金属と肌が触れることで皮膚炎を起こすものです。

金属は汗や唾液などの水分と接触することでイオン化し皮膚から侵入してきます。

 

肌バリアが保たれている状態では起きにくいのですが、汗をかく時期やもともと皮膚に炎症があるときにイオン化した金属が皮膚から侵入するとアレルギー反応が起きやすくなります。

また、遅延型(Ⅳ型)のアレルギーですので、金属アレルギーはアレルゲンに接触してからすぐに症状はでずに24~48時間後に発症します。

皮膚への接触によるもの

金属接触皮膚炎
※いわゆる、接触部の湿疹やかぶれ

歯科金属や食品摂取によるもの

口内炎、口角炎、舌炎、その他、手や足にむくみや湿疹ができるなど、接触部以外の湿疹

 

金属アレルギーの原因となる金属

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アレルゲンとなる金属の中には、特にアレルギー反応が起こりやすいものがあります。

ニッケル、コバルト、クロムは特にアレルギーを起こしやすい金属です。

一方、チタン、金、プラチナはアレルギーを起こしにくい金属と言われています。

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アレルギーが起こりやすいとされている、ニッケル、コバルト、クロムはさまざまな物に使われていますので、普段から身に着けている、アクセサリーや時計なども金属アレルギーの原因になる可能性があるということです。

歯科金属に使用されている金属

歯科の治療に使用されている主な金属です。

金、銀、銅、白金、パラジウム、インジウム、イリジウム、亜鉛、スズ

ピアスにはチタンを

ピアスの場合は特に、皮膚を傷つけてピアスの穴をあけるわけですから、溶けだした金属が、皮膚から侵入することがが容易になり、アレルギーを起こしやすくします。

穴の傷が塞がるまでの対処として、アレルギーが起こりにくいとされているチタンが多く使用されます

 

金には種類があり、ピアスもお店に24Kのものが並んでいるのをよく見かけます。

これは、18Kの方が24Kよりもアレルギーを起こしやすいためです。

24Kは純金ですので、金100%ですが、18Kのものは75%は金ですが、残りの25%は他の金属が混ざっているため、金にアレルギーがなくても他の金属にアレルギーがある場合は、リスクがあがるということです。

食品に含まれる金属

食品にも金属が含まれています。

 

少量ではありますが、豆類や木の実には、ニッケルやコバルトが含まれていますし、マッシュルームにはニッケルとクロムが含まれています。

紅茶やココア、チョコレートにはニッケル、コバルト、クロムが含まれていますので、既に金属アレルギーになっている人は普段から摂取する食品に含まれる金属にも注意する必要があります。

 

金属アレルギーの検査によるアレルギーの特定

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パッチテスト

金属アレルギーの検査として主に実施するのは、「パッチテスト」です。

方法としては、金属の試薬の付いたテープを皮膚表面(背中)に48時間貼り、その後の皮膚の状態を観察するものです。

テープをはがしてから、3回判定を行うことで、どの金属に反応しているかを確認します。

判定は2日後、3日後、7日後の状態を見ます

パッチテストは一度に16種類の金属アレルゲンの検査が可能ですのでの、どの金属にアレルギーがあるのかがわかります。

パッチテスト対象金属

  • アルミニウム
  • コバルト
  • スズ
  • プラチナ
  • パラジウム
  • マンガン
  • インジウム
  • イリジウム
  • クロム
  • ニッケル
  • 亜鉛
  • 水銀

 

パッチを貼ってから1回目の判定までの間(48時間)は、汗をかくような運動や入浴も禁止されるため、少々ハードルが高いテストとなります
(夏は行えない場合もあります。。)

ですから、パッチテストを受けるのは、涼しい時期で会社や学校を2日間お休みができるタイミングがよいでしょう。

背中に水がかからないように、洗髪や足などのシャワーはOKです。

 

また、パッチテストにより発症するアレルギー症状を確認しなければいけないため、パッチテスト中はアレルギーの症状をおさえる薬の服用を中止しなければなりません。

パッチテストの費用

パッチテストの費用は、保険適用で1,500円前後です(保険3割負担の場合)
※診療費は除く

 

保険適用ではないテストの場合は、やはり高額となりますので、事前に病院のHPか電話で確認してみましょう。
金属アレルギーの可能性があるような症状がでていない場合は保険は適用されません。

血液検査

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血液を摂取し、金属のアレルギー反応を見る検査(IgE検査)です。

ただし、金属の場合はパッチテストに比べ血液検査ではアレルギー値が正しくでないため、一般的にはパッチテストを実施します

 

IgEの抗体を確認する検査は、花粉症やアトピー性皮膚炎などのⅠ型アレルギーのアレルゲン特定に有効な検査です。

金属アレルギーは遅延型(Ⅳ型)のアレルギーに当てはまり、IgE抗体では判別が難しいのが現状です。

金属アレルギーの治療

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原因除去療法

接触による金属アレルギーの場合は、アレルゲンに触れないように気を付けることになります。

 

歯科金属が原因の場合は、それを除去しなければなりません。

またアレルゲンを含んでいない材料の詰め物や歯に変えなければいけませんので、もちろん歯医者さんの協力が必要となります。

 

歯の治療の際使われている金属は、古いものでは金属が溶けやすいものもありますので、取り換えるという選択もあります。

今は金属アレルギーが起こりにくい金属を歯の治療に使うことも可能ですので、アレルゲンがわかっているのであれば、事前に歯医者さんに相談してみてください。

 

ちなみにインプラントには、アレルギーを起こしにくいと言われているチタンが使用されています。

金属アレルギーの予防

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一度金属アレルギーになってしまうと、アレルギーを治すことは困難になります。

アレルゲンとなる金属を避けて生活することになってしまいますので、できるかぎり金属アレルギーにならないように予防することが大切です

 

汗や湿疹などで弱った肌の状態のときは、金属を接触させないことが大切です。

夏は特に金属製のアクセサリーの使用は極力避けるよう注意が必要です。

 

歯科金属で金属アレルギーになる可能性があるわけですから、歯の健康を保ち、虫歯にならないように気を付けることも大切です。

まとめ

金属アレルギーは肌が弱い人はもちろん、年配の人に多いと言われています。

長年つけてきたアクセサリーや口の中にある歯の詰め物が原因かもしれませんね。

 

まずは、金属アレルギーにならないことが一番大切ですが、なってしまったらすぐに検査を受けてアレルゲンを特定しましょう

 

アレルギーは一つ症状がでると体調が悪い時に他のアレルギーを発症する可能性が高くなります。

普段から自分の体のことをよく知ることが大切です。

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