蚊に刺された腕、腫れすぎていない?

と気になっている人は、もしかしたら、蚊アレルギーの可能性が!!

 

蚊に刺されたときは、もちろん誰でも皮膚の腫れはあると思いますが、尋常じゃない腫れがでる人がいます。

ご自分やお子さんの腫れが強すぎる?と思う方はアレルギー症状かもしれません。

 

蚊にアレルギーがある人は、携帯用蚊取り線香を活用するなど、刺される前に対策することが大切です。

 

蚊アレルギーの症状や薬、アレルギー検査、刺されないための対策についてご紹介します。

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蚊アレルギー・虫刺されアレルギーの症状

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蚊に刺されると、痒みと腫れの症状があらわれ、時間とともに症状は治まりますが、腫れがあまりにも酷いような場合は、「蚊アレルギー」の可能性があります。

 

蚊アレルギーは蚊刺過敏症というもので、蚊に刺されることで蚊の「唾液に含まれる物質」が皮膚から侵入し、アレルギー反応を起こすものです。

 

蚊アレルギーの症状は、酷い腫れや痒み、発熱、だるさどがあげられ、症状が1週間以上と長く続く場合もアレルギーの疑いがあります。

わたしの友人にも、蚊に刺されると、ものすごく腫れる人がいますが、蚊アレルギーか否かは症状の強さの違いで、アレルギーではない人は、発熱やだるさなどの症状は現れません。

蚊アレルギーの薬

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蚊に刺されたときの薬には、抗ヒスタミン剤入り、ステロイド剤入り、清涼剤入りの「塗り薬」があります。

  • 抗ヒスタミン剤:かゆみと炎症を抑える。かゆみに対して即効性あり。
  • ステロイド剤:かゆみと炎症を抑える。抗ヒスタミン剤入りよりも、よく効く。
  • 清涼剤:スーっとする成分で、かゆみを抑える。ヒリヒリする場合がある。

ムヒ

例えば、有名な「液体ムヒS2a」でいうと、ステロイド剤、抗ヒスタミン剤と清涼剤の全てが含まれています。

そのほかにも、かぶれを抑える成分や殺菌作用がある成分も含まれています。

ムヒ「液体ムヒS2a」の成分

  • デキサメタゾン酢酸エステル:ステロイド成分
  • ジフェンヒドラミン塩酸塩:抗ヒスタミン成分
  • l-メントール:清涼剤
  • dl-カンフル:清涼剤
  • グリチルレチン酸:生薬由来成分
  • イソプロピルメチルフェノール:殺菌成分

このように、ムヒ以外の「虫刺されの薬」も、いくつかの成分の組み合わせで、かゆみと炎症、赤い腫れなどを抑えているのです。

ステロイドはこわい薬では?と思った方もいるかもしれません。

ただし、ステロイドが怖いのは長期使用した場合ですので、虫刺されで腕や足などに数回塗る程度で副作用がでる可能性は低いので、そこまで気にしなくても大丈夫です。

 

どうしても気になる方は、ステロイド剤が入っていない「虫さされ薬」もありますので、調べてから購入しましょう。

 

ステロイドの副作用についてはこちらから♪
ステロイド剤は強い離脱症状が?!内服時と外用時の副作用の違いとは?

蚊アレルギーの検査

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蚊アレルギーを持っていてアレルギー症状が実際にでる人は、ごくわずかで少ないと言われています。

ですが、蚊に刺された後の症状があまりにもひどい人は、アレルギーの可能性がありますので皮膚科、またはアレルギー科で相談してみましょう。

 

アレルギー血液検査(特異的IgE抗体検査)「ヤブカ」という項目がありますので、蚊に対してアレルギーがあるかを確認することができます。

ちなみに昆虫に対するアレルギー血液検査の項目には

  • ミツバチ
  • スズメバチ
  • アシナガバチ
  • ゴキブリ
  • ユスリカ
  • ヤブカ

があります。

 

アレルギー検査の詳細についてはこちらから♪
アレルギー検査にかかる費用とアレルギー検査項目のすべて

蚊に刺されないための対策

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蚊アレルギーであっても、そうではなくても、やはり蚊にさされないようにすることが、一番大切です。

蚊に有効なグッズを見ていきましょう。

蚊取り線香

昔からある、一番メジャーな蚊取りアイテムですね。

現在は、煙がモクモクしないものも含め、種類がいろいろあります。

  • 線香タイプ:煙がでるタイプのもの。ぐるぐるな渦巻タイプの他、四角いタイプのものもある。
  • マット式:マットをセットして、蚊取り成分をだすもの
  • ボトル式:蚊取り成分の液体を蒸発させるもの
  • スプレー式:一日一回シュッとスプレーするだけで、蚊がこなくなるもの

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蚊取り線香の安全性は?

蚊取り線香には「ピレトリン」という天然成分、もしくは「ピレトリン」と同様の効果を持つ「ピレスロイド系」の成分が使われています。

 

これらの成分は、蚊やハエ、カエル、トカゲなどに効く神経毒です。

ですから、お家の中で、昆虫類や両生類、爬虫類を飼っているのであれば、使用してはいけませんので、注意してくださいね!

 

人に対しては、これらの成分は効きませんので、安全であるということなのですが、大量に吸い込むとやはり体にはよくないそうです。

ただし、害になるほどの量は市販の蚊取りには含まれていないので、安心して使用できます

 

気管支喘息などアレルギーがある人は、煙がでるタイプではなくても、咳や息苦しさを感じることがありますので注意が必要です。

 

わたしの場合、昔小児喘息だったこともあり、あまり気管支が強くないのですが、、蚊取り線香を長時間つけていると、2~3時間後には、咳がでてきます。

また、「シュッとするスプレータイプ」のものも、はっきり言ってむせて喉がイガイガします。

やはり有害なのでは?」と思ってしまいますが、健康な方は大丈夫なのでしょう。

 

ですから、できる限りは使わないようにしています。
気管支が弱い人は、煙タイプは避けて、長時間つけっぱなしにしないなどの工夫をして注意してくださいね。

 

スプレータイプのものは、外出前に「シュッー」とすれば、直接の吸い込みが少ないのでおすすめです。

ハーブやアロアオイル

虫除けに効く「ハーブ」があるって知っていますか?

蚊が嫌がる成分が含まれているハーブは庭やお部屋に置くだけでも効果があります。

 

アロマオイルとして使用しても、虫除け効果が期待できます

アロマの場合は、無水エタノールと合わせてスプレーにしたり、お湯に垂らしておくだけで虫除けとして使用できます。

蚊除けに効くハーブは

  • ゼラニウム
  • レモングラス
  • レモンバーム
  • レモンユーカリ
  • ラベンダー
  • バジル
  • タイム
  • キャットニップ
  • ミント

などです。

 

ハーブ自体も効きますが、ハーブの力を使った虫除け剤も販売されています。
芳香剤タイプでパールが入っている置き型タイプのものです。

虫よけスプレー

腕や足などにスプレーするタイプの虫よけです。

もともと肌への刺激が強いものが多かったのですが、最近は肌が弱い人でも使えるものも販売されています。

日焼け止め

蚊が嫌いなアロマ成分を配合した日焼け止めクリームで、虫除け効果があるものがあります。

虫除けスプレーはどうしても滲みるような場合は、ハーブ入りの日焼け止めを試してみてください。

便利な蚊取り

携帯タイプ

  • 虫よけバンド:腕にはめて使うタイプのものです。

 

  • ポータブル虫除け:薬剤をはめて、スイッチオンで蚊取り成分が蒸散する、電池式のものです。
    ベルトにつけたり、首から下げれるので持ち運びが便利です。

※商品名:”フマキラー どこでもベープ”、”KINCHO おでかけカトリス”

 

  • 虫よけシール:シールタイプになっていて、カバンや帽子に貼ることができます。

 

まとめ

蚊アレルギーか否かは、症状の重さによって判断されます。

アレルギーであっても、そうでなくても、刺されないことが大切です!

普段から刺されないための対策を心がけましょう。

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