「ローカカオ」はカカオの生の成分が生かされたとても体に嬉しい食品です。

ローカカオの効果は、胃腸の働きをスムーズにし、集中力アップやリラックス効果、アンチエイジング、冷え予防が期待できます。

 

また、カフェインも少ないため、夜食べても影響が少ないのが特徴です。

ローカカオ効果効能食べ方副作用についてご紹介します。スポンサーリンク

 

ローカカオとは

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カカオは健康食品としても有名で、スーパーフードとしてもよく食べられている食品ですが、「ローカカオ」と「カカオ」はいったい何が違うのでしょうか。

わたしは毎朝「カカオニブ」をヨーグルトに入れて食べていますが、「ローカカオニブ」というのが販売されているのを見て、カカオニブにも”ロー”があるんだな!と思っていました。

 

ローカカオは最近はよく食べられている食品の一つですので、カカオとの違いや特徴を把握して、みなさんにも自分に合ったものを選んでほしいと思います。

ローカカオの「ロー」は”生の”と言う意味で、ローカカオは生に近い状態のカカオのことを指します。

生のカカオ豆、もしくは低温で加工されたカカオ豆のことなんです。

 

通常私たちが食べているチョコレートに使われているカカオは、カカオ豆の発酵から始まり、さまざまな加工の過程で熱が加えられています。

この加熱を低温にすることで、熱で壊れやすいポリフェノールをはじめとした成分を多く維持した状態で、加工することができます。

 

これによって、カカオ豆が持っている本来の成分を生かし、通常のカカオよりも多くの栄養成分、機能性成分が含まれているのが「ローカカオ」です。

 

ローカカオの効果・効能

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ローカカオには、カカオよりも多くの体に嬉しい成分が含まれています。

胃腸の働きを助ける

加熱することで、失われてしまう酵素が多く含まれていることも、ローカカオの特徴の一つです。

酵素は、体外から取り入れると、食物の消化を助けたり、腸内の善玉菌を増やす働きがあります。

 

食物に含まれている酵素は50℃では約20分の加熱で酵素本来の効力を失ってしまいます。

それ以上の温度では短時間で失活(効力がなくなること)するのに対し、48℃では、失活までの加熱時間は約2時間と低温になればなるほど、酵素の効力が生きた状態となります。

 

ローカカオの基準となる48℃以下は、酵素がうまく活かせるギリギリのラインであることがわかります。

集中力アップ

テオブロミンはカフェインと同様の働きがある成分です。

集中力や記憶力があがることで、お仕事や勉強などの効率アップにとても役立ちます。

 

カフェインよりも体にとって穏やかな作用があります。

アンチエイジング

カカオポリフェノールは、抗酸化作用が強く、ガン細胞の抑制や、シワやたるみなどの老化防止を抑える働きがあります。

 

ビタミンAも豊富なことから、肌荒れ予防も期待でき、美肌効果が高い食品です。

冷え防止

テオブロミンは、血流をよくする働きあるので、冬はもちろん、夏のクーラー病にも役立ちます。

リラックス効果

テオブロミン、トリプトファン、セロトニン、アナンダマイド、フェニルエチルアミンの働きで、心のバランスを保ち、リラックス効果が期待できます。

 

加熱処理することで減少する成分が多いので、普通のチョコレートでは得られない効果です。

カフェインが少ない

ローカカオは通常のカカオよりも、含まれているカフェインの量が少なくなっています。

 

カフェインに弱い方でも、量を気をつければ食べやすいという特徴があります。

 

ローカカオの毒性と副作用

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妊婦や幼児

カフェインの量は通常のチョコレートなどよりは少ないのですが、テオブロミンは含まれていますので、ノンカフェインではありません。

 

ですから、幼児や妊娠中の方は控えるようにしましょう。

中毒性

カカオには中毒性があると言われています。

確かに、チョコレートを続けて食べていると習慣化する!と言う人が多くみられます。

 

ただし、同じチョコレートを食べるのであれば砂糖がたくさん入ったチョコレートよりも、ローチョコレートや、高チョコレート(カカオの量が多いもの)を食べた方が遥かに体にはよいのではないだろうかと思います。

体への負担

カカオを食べ過ぎると、肝臓や腎臓などへ負担がかかると言われています。

ただし、病気発症に関する摂取量の制限などは、特にありません。

 

食品はどんなものでも、食べ過ぎることは体にとって毒となります。

ローカカオに関しても、通常のチョコレートよりは糖質や脂質を抑えることができるため、体によいとは言えますが、食べ過ぎには注意が必要です。

カカオアレルギー

カカオに食物アレルギーがある人がいますので、チョコレートなどを含むカカオ食品を食べて何らかの症状がでた場合は注意が必要です。

症状としては、口内の違和感や腹痛、下痢などが多く、蕁麻疹がでることがあります。

 

また、カカオ以外にもアレルギー反応を起こす物質がチョコレートには含まれている場合があるため、体調の変化を感じたら食べるのを控えてください。

カカオはアレルギーの血液検査で抗体値を確認することができます。

 

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ローカカオの食べ方

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ローカカオには、ローカカオニブ、ローカカオパウダー、ローチョコレートなどがあります。

いずれも生もしくは低温加熱で加工されたもので、あまりスーパーなどでは取り扱いが少ないため、通販で購入する方が手に入りやすいようです。

 

ローチョコレートはそのまま食べることができますが、ローカカオニブやローカカオパウダーは、ヨーグルトなどに入れて食べることができます。

  • サラダにプラス
  • ヨーグルトにプラス
  • シリアルやグラノーラにプラス
  • アイスにトッピング

 

せっかくの”ロー”の効果を無駄にしないため、加熱していないものにプラスして食べましょう。

 

まとめ

チョコレートが大好きな方には、低温処理によって、体によい成分が含まれている「ローカカオ」がおすすめです。

カロリーが低いので、おやつの一部を見直してみてはいかがでしょうか!

 

 

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