顔アトピーの人や敏感肌の人は日焼け止めを塗ると、肌が荒れてしまう。

日焼け止めは肌への負担が強いのです

ですが、紫外線対策を怠るとどうなるかわかっていますか?

 

そうなんです、数年先か10年先か、既にか。。人それぞれですが、顔の至るところにシミがでてきます。

日焼けによる肌の炎症も起こしてしまいます。

 

「それでは、シミがひどくなったら、どうしますか?」

シミ対策用や美白効果が高い化粧品を使用します。

 

あれ?アトピーや敏感肌でしたよね?

そうなんです。美白効果をうたっている化粧品は、肌に刺激が強いものが多いのです。

 

日焼け止めどころの強さではありません。

美白化粧品は、使用しているうちに、ピリピリ感や炎症などの肌トラブルが多いんです。

ですから、アトピーがあっても、敏感肌でも日焼け止めを使用することはとても大切なことです

 

アトピーの人の化粧下地からファンデーションの選び方、紫外線吸収剤を使用していないノンケミカルのおすすめ下地、ファンデをご紹介します。

※「アトピーにおすすめの日焼け止め化粧品」を確認したい!というかたは目次からとんでくださいね!

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アトピー肌のメイクの順番は!

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アトピーの人がファンデーションを塗る前に一番重要なことは、下地クリームをきっちり、たっぷり塗ることです。

下地はファンデーションの付きをよくしキレイに塗るためのものですが、アトピー肌、敏感肌に重要なのは、下地を塗ることで強い日焼け止めやファンデーションの成分が肌に浸透することを防ぐことなんです。

 

ですから、メイクの前に下地でしっかり肌を保護しましょう。

メイクのオススメ順は下記のとおりです!

  1. 下地(日焼け止め効果が弱いもの)
  2. 日焼け止め(日焼け止め効果が下地より強いもの)
  3. ファンデーション
  4. パウダー

アトピー肌のメイク下地の選び方

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下地選びで一番大切なことは、肌にやさしいことです!

下地は日焼け止めの効果を抑えて!

基礎化粧品の後に塗る下地クリームは、日焼け止め効果が高いものを使うとそれだけで肌に炎症をおこすリスクがあがります。

ですから、肌にとってやさしいものを選ぶことが大切です。

化粧下地のUV効果の目安としては

  • SPF20以下
  • PA++まで

最低限の効果のものを選びましょう。基礎化粧品の後に直接塗るものとなりますので、刺激は少ないがUV効果があるものを選ぶのが基本です。

※SPFは紫外線B波の防止効果の数値。値が大きくなると効果が高くなります。
PAは紫外線A波の防止効果の数値。PA+,PA++,PA+++,PA++++と多くなると効果が高くなります。

日焼け止めの成分はノンケミカルで!

紫外線吸収剤が入っていないものを選びましょう。

日焼け止めには、

  • 紫外線吸収剤
  • 紫外線散乱剤

の成分のいずれか、または両方が配合されていることで、紫外線が肌に届かないようにしています。

 

紫外線吸収剤」とは、紫外線を吸収することによって、肌への紫外線の量を減らすものです。

紫外線散乱剤」は物理的に紫外線を跳ね返すものとなります。

紫外線吸収剤は一般的に肌への負担が強いと言わていますので、紫外線吸収剤フリーのものを選ぶべきです。

ちなみに、紫外線散乱剤のみが使用されているものを「ノンケミカル」と言います。

 

紫外線吸収剤が入っていないものは、汗に弱く長持ちしない特徴がありますが、最近は使用感はあまり気にならないものも多くなりました。

その他の成分

やはり、無香料、無着色のものを選びましょう。いらない成分はできるだけ配合されていないのがベストです。

 

BBクリームCCクリームは肌をキレイに見せるために色がついているものが多いので、いわゆる着色料入りとなります。

 

BBクリーム」や「CCクリーム」「基礎化粧品+下地」のようなオールインワンタイプのものは界面活性剤の配合量が多いものもあり、基礎化粧品の後に塗るのはアトピー肌にはNGです。

オールインワンタイプであっても、基礎化粧品や下地でしっかり肌を保護してから、塗るようにしましょう。

下地の後に日焼け止めを!

日焼け止めクリームの画像

下地で肌をしっかり保護したら、ファンデーションの前に、日焼け止めクリームを塗りましょう

化粧下地よりも紫外線をカットする効果が高いものがベストです。

 

こちらも紫外線吸収剤不使用のものを選びます。

 

下地の次に塗る日焼け止めの目安としては、

  • SPF20~50
  • PA++~PA++++

屋外に長時間いる場合は強いもの、普段使いの場合は弱めのものを使用しましょう。

 

また、紫外線の防止効果が高いものを使用するより、弱い日焼け止めを二度塗りした方が肌への負担は全然軽くなります。

※SPFは紫外線B波の防止効果の数値。値が大きくなると効果が高くなります。
PAは紫外線A波の防止効果の数値。PA+,PA++,PA+++,PA++++と多くなると効果が高くなります。

ファンデーションはパウダー?

ファンデーションの画像

肌タイプに合わせて

ファンデーションには、

  • パウダー
  • リキッド
  • クリームタイプ

のものがあります。

 

肌の負担を考えた場合、クレンジング力が弱くても化粧がおとせる「パウダータイプ」が適しています。

 

ただし、アトピーの人は肌の炎症や乾燥が酷いときに、パウダータイプだと逆にファンデが浮いたり、化粧が崩れやすくなったりする傾向がありますので、一概にパウダータイプをおすすめできない点もあります。

 

肌の炎症があってもキレイに見せるコツは、「塗った感をださない」ことです。

 

一般的に年配の方が厚塗りの化粧をすると、シワも目立ち、かえって老けて見えませんか?

炎症がある肌は年齢に関係なく肌の凹凸があるため、ファンデーションの厚塗りはかえって、凹凸を目立たせることになります。

 

ということで、私のおすすめタイプは

薄付きのリキッドまたはパウダーファンデーションです。

マッドな感じのものは炎症肌が目立つし、肌が呼吸できない感が強いのでオススメしません。

 

肌の炎症の状態に合わせて、パウダー、リキッド、クリームタイプを使い分けるのも一つの方法です。

仕上げにパウダーで顔表面をサラサラに

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パウダータイプのファンデーションの場合は必要ありませんが、リキッドファンデーションやクリームタイプを使用する場合は、最後にパウダーを軽くはたいて顔の表面をサラサラにしましょう。

 

空気中に飛んでいるアレルゲンが、ピタっと顔に付かないようにするためです。

パウダーをするだけで、皮膚への刺激がかなり軽減されます。

また、髪の毛などの刺激からもパウダーをすることで守ってくれます。

 

化粧品の基本的な選び方はこちらから
アトピーでも化粧はできる?きちんと選べば化粧は推奨されている!

 

基礎化粧品の選び方はこちらから
アトピーの化粧水選びの基準は?基礎化粧品の選び方!

外出しない日も下地とパウダーを!

外出をしない日はファンデーションは塗らないという方も、多いのではないでしょうか。

 

もちろん、肌に必要以上に負担をかけるのはよくありませんので、ファンデーションはお休みしてもいいのですが、昼間ちょっとベランダにでて洗濯物を干したり、窓の近くでくつろいでいるだけでも、肌は紫外線をあびています。

 

ですから、外出しない日のおすすめケアは、

  • 下地+パウダー」で皮膚を保護

です。

下地を塗ることでUVカットができますし、その上にパウダーをすることで、肌へのアレルゲンの付着も防ぐことができます。

何も塗らないことは、肌にかえってダメージを与えるので、是非試してみてください!

アトピーにおすすめ日焼け止め入りメイクアップ化粧品

スキンケアしている女性の画像

紫外線吸収剤フリーのおすすめ日焼け止め入りファンデ、下地をご紹介します。

日焼け止め入り下地とファンデーション

♦MAN&BABY(紫外線防御剤フリー)


この日焼け止めクリームの最大の特徴は、

「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の両方不使用という点です!

それでいて、日焼け止めの効果は、

  • SPF17.7/ PA++

と下地クリームとしてとても使いやすいんです。

※下地クリームとしても使用できるクリームです。

 

メインの効果が保湿に特化していること、天然成分を使って日焼け止め効果をだしていることで、肌がしっとりしてピリピリしないところがとても気に入っています。

使用感は?

とてもやわらかくよくのびます。白浮きなしです。

一日一回毎朝、顔のみの使用で、わたしの場合は半年弱もちます。

 

すべての方に対してピリピリ感がないとは言い切れませんが、今まで使用した中では肌トラブルは一番ないかな?!と感じています。

メーカー:株式会社スキンシア
効果:SPF17.7/ PA++
価格(トライアルサイズ15g):980円(税込)
価格(普通のサイズ 50g):4,860円(税込)
公式サイト:天然成分100%のUVクリーム【MAM&BABY】
※紫外線防御剤フリー、無鉱物油、パラベンフリー、クレンジング不要、合成成分不使用

♦ナチュラグラッセ メイクアップクリーム


ナチュラグラッセは、100%天然由来の原料にこだわった化粧品メーカーです。

メイクアップクリームはもちろん「紫外線吸収剤」不使用ですが、

最大の魅力は、スマホやPCなどからでる「ブルーライト」もカットしてくれることです。

  • 化粧下地
  • ファンデーション
  • 日焼け止め
  • 保湿美容液
  • ブルーライトカット

を補う成分がすべて含まれているオールインワンクリームです。

CCクリームとしても使用でき、石けんでオフできます。

ちなみに、日焼け止め効果は、

  • SPF44 PA+++

ですので、外出時にも安心です。

 

最近、「スマホ焼け」という言葉を知りました。

ブルーライトは目だけではなく、肌の老化を進める原因の一つにもなっているらしいんです。

ですから、ブルーライトもカットしてくれる化粧品は嬉しいですよね。

使用感は?

オールインワンタイプですが、わたしは下地の後に使用しています。

よくのびて塗りやすく薄付きです。

しっかり保湿してくれます。

 

肌にクリームをのせた際には、

えっ、白すぎる?

と一瞬思いましたが、のばすと肌の色に馴染みました。

仕上げに「ルーズパウダー」を使うとなめらかになります。

メーカー:ナチュラグラッセ(naturaglace)
効果:SPF44 PA+++
価格(トライアルサイズ15g+パウダー):2,376円(税込)
価格(30g):3,024円(税込)
公式サイト:メイクアップクリーム
※紫外線吸収剤フリー、クレンジング不要

ヴァントルテ ミネラルシルクファンデーション



粉(ルース)タイプのファンデーションです。

ミネラルファンデーションですので、石けんのみでオフできます。

紫外線吸収剤は不使用ですし、ブラシを使わないので、化粧ポーチでの持ち運びも便利です。

日焼け止め効果は、

  • SPF25/ PA++

です。

さほど強くありませんが、下地にプラスとして考えれば問題のない強さです。

使用感は?

薄付きで塗った感があまりなく、肌に馴染みます。

化粧崩れはしにくいと思いますが、シミなどはあまり隠れませんので、コンシーラーなどの併用が必要かもしれません。

メーカー:ヴァントルテ(VINTORTE)
効果:SPF25/ PA++
価格(30g):3,300円(税別)
公式サイト:ミネラルファンデーション
※下記のものが無添加
(ナノ粒子・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤・鉱物油・シリコン・タルク・パラべン・エタノール・合成着色料・合成香料)

おすすめ基礎化粧品はこちらから
「敏感肌、アトピーでも「しみない」で使えるおすすめ化粧品」

まとめ

アトピー肌のメイクアップは

  • 日焼け止め効果の低いメイク下地をたっぷり塗る
  • 下地のあとに日焼け止めをぬる
  • ファンデーションは塗った感をださない
  • 仕上げにパウダーで肌を保護!

アトピーや敏感肌の人は参考にしていただければうれしいです。

夏だけではなく、ウインタースポーツをされる人は冬も気を付けてくださいね!!

 

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