やけどした時は、初めの処置が一番大切です。
とにかく冷やすことが大切ですが、冷やした後はどうするべきでしょうか?
やけどした患部の症状を判断して、次の行動を決定しなければなりません。
病院に行くべきか。。
薬を買うべきか。。。
やけどに対する処置と症状、薬をご紹介します。
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やけどの処置
初めの処置
まず初めにしなければいけない大切なことは、とにかく10~30分ほど、流水や氷水などで冷やすことです。
衣類が患部にくっついている時はムリに剥がさず、そのまま冷やしてください。
やけどの症状を把握
次にする行動は、やけどの症状を把握することです。
症状がヤバい状態であれば、すぐに病院にいかなければなりません。
Ⅰ度
ヒリヒリして痛い、ヒリヒリして赤くなっている状態です。
水ぶくれにはなりません。
日光による日焼けも、この状態に分類されます。
やけどが広範囲の場合は、冷やした後に病院に行きましょう。
やけどの範囲が狭く、水ぶくれもない状態の場合は薬局などの薬でも対処できますが、心配な場合は病院へ行きましょう。
Ⅱ度
強い痛みがあり、腫れと水ぶくれと伴います。
また、Ⅱ度は2種類にわけられます。
浅達性:皮膚の表面のみが損傷している
深達性:皮膚の中まで損傷し、痛みがない場合がある
冷やした後、水ぶくれをガーゼで覆い、病院へ行きましょう。
範囲が広い場合は、救急車を呼びましょう。
Ⅲ度
皮膚の深い部分まで損傷していて、皮膚が変色する
痛みがない場合もある。
とにかく冷やすことと、救急車を呼びましょう。
水ぶくれの処置
水ぶくれができたら、そのままにし、破かないこと。
冷やした後に、清潔な患部をガーゼで覆います。
病院に行く目安は?
- 水ぶくれができた
- やけどの範囲が広い
- 発熱やつよい痛みをともなう
- 皮膚が白や黒っぽく変色している
これらの症状より軽い場合でも、やけどの痕が心配な場合は、迷わず病院へ行きましょう。
病院へ行く場合の注意
病院へ行く場合は、薬などはつけず早めに行くことが大切です。
間違った処置により、やけどの痕が残る可能性もありますので、冷やした後に症状が酷い場合は、病院へ行くことが大切です。
顔をやけど(体験談)
今年の初め、髪の毛のセット中にヘアアイロン(コテ)を持っていた手がすべり、頬の下部にあつあつのコテがバーンとあたりました。
コテが顔についたのは一瞬だったのですが、なにしろ190度設定のコテなので、直後からものすごいヒリヒリ感におそわれました。
まずは、冷たい水を頬につけて冷やしました。ただ、顔なので水にずっと浸けているわけにもいかずに、冷凍庫から保冷剤をだし、薄めのタオルで巻いて頬に当てた状態で、火傷の応急処置法を探しました。
とにかくじっとしていられないほどには、ヒリヒリはしていましが、コテを顔につけてから数時間は、頬のどの部分がヒリヒリしているのかも自分で判断が付かない状態でした。
「火傷直後は、皮膚の状態にもよりますが医師に見せても診断が難しい場合がある」という情報もあったため、自分自身どこに火傷があるのかがわからない状態で、お医者さんに見せても微妙かもしれないと思い、とりあえずは火傷の薬を買いに行くことにしました。
薬局にはいろいろな種類の火傷の薬がありましたが、様子見も兼ねて、「軽度のやけど」と書いてある「キップ パイロール-Hi」を購入しました。
「キップ パイロール-Hi」の効能
- 軽度のやけど
- 切傷
- すり傷
- ひび
- あかぎれ
- かみそりまけ
- 日やけ、雪やけによる炎症
「キップ パイロール-Hi」の成分・分量
- イソプロピルメチルフェノール
- 酸化亜鉛
- フェノール
- 添加物とし、パラフィン、サラシミツロウ、ラノリン、サリチル酸メチル、ワセリン、香料
どんどん強くなるヒリヒリ感に不安はありましたが、ヒリヒリするあたりに広く「キップ パイロール-Hi」を塗りました。
塗ってしばらく経つと、ヒリヒリがかなり弱くなり、耐えられる程度になりました。
もしかして、さほど酷い火傷ではなかったのかも!!と少し気持ちが楽になっていたのですが、夜7時頃になると頬の火傷部分の肌の変色がはっきりとわかりようになり、ドロドロしてきたのです。
朝8時頃にコテで火傷をし、夜7時頃にドロドロが始まりました。軽度の火傷と思い外食中だったので化粧をしていたことにとても後悔しました。
このドロドロの頬を石けんで洗わないといけないのか。。。と
その夜は、石けんの泡をやさし~く患部につけて、なんとか化粧はおとしました。。(涙)
ゲンタシン軟膏をもらう
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翌朝、皮膚科に行って、顔の火傷も見てもらいました。
コテを顔につけたことを説明して、「やけど跡は残りますか?」としつこく聞きましたが、
「キチンと対処すれば、徐々に薄くなります」とは言われましたが、跡が残るかどうかは、お医者さんははっきりとは言ってはくれませんでした。
後で考えてみれば、やけどの跡が残るか否かは火傷の度合いや年齢などにもよるので、なんとも言えないといったところだったのでしょう。
処方された薬は
- アズノール軟膏(炎症を抑える作用)
- ゲンタシン軟膏(細菌の増殖を阻害する作用)
この二つを混ぜたものです。
5 日ほど塗っていたところ、肌は茶色くパリパリになり、その後茶色くなった皮膚がむけ、桃色の肌になりました。
この瞬間は色が薄くなったので目立たなくなり、とても喜んでいたのですが、さらに5日ほど経過すると、だんだんと色が濃くなり暗い肌色になりました。
ファンデーションを塗っても火傷の痕がわかる程度です。
ヘパリン類似物質油性クリームをもらう
実は、火傷をしたのはお正月で実家に帰省していた時でしたので、かかった病院は実家の近くの皮膚科でした。
自分の家に戻ってからもしばらく肌の変色の様子を見ましたが、やはり火傷の跡が気になり鏡を見たくない毎日が過ぎていきました。
2月の初めにかかりつけの皮膚科に行った時に、火傷の経緯と火傷の痕が全然残っていることを伝えました。
火傷をしてから、ちょうど1か月後でした。
その日、処方してくれたのは、
- ビタミンC(塗るやつ)
- ヘパリン類似物質油性クリーム(血行促進・皮膚保湿剤)
です。
ちなみに、シミ取りのレーザー治療で、やけど痕を消すことが可能かも聞きましたが、シミとは皮膚が変色した理由が異なるため、シミ取りレーザーでは、かえってやけど跡が消えなくなるとの説明をしてくれました。
さあ、処方されたビタミンCとヘパリン類似物質油性クリームを、毎日朝晩の1か月間塗りました。
結果は!!
ファンデーションを塗っていれば、あえて言わない限りはわからないくらいに薄くなりました。
スッピンではまだまだわかりますが、少しずつではありますが、薄くなっています。
おそらく痕が消えるには、まだ何か月もかかると思いますが、毎日頑張って塗っていきたいと思います。
ヘパリン類似物質クリームは市販もされているそうですので、やけど跡が気になっている方は参考にしてくださいね!!
6か月後の報告
ヘパリン類似物質クリームを毎日塗って”6か月”経ちました。
やけど痕はというと。。。
スッピンでもあえて言わない限りはわからないくらい、薄くなりました。
よく見るとまだ痕は残っていますが、明らかに効果があったことは明白です!!
病院で痕についても”相談&診てもらってよかった”と心から思っています。
まとめ
やけどをしたら
- とにかく30分ほど、流水や氷水などで冷やす
- 水ぶくれはそのままにし、破かない
病院にいく目安
- 水ぶくれができた
- やけどの範囲が広い
- 発熱やつよい痛みをともなう
- 皮膚が白や黒っぽく変色している
やけどの痕が気になるなら病院での相談がおすすめです!
アトピーの人は手元にステロイド入りの軟膏があったりしますが、自分の判断でステロイド軟こうをやけどの患部には、絶対に塗らないでください。
ステロイドを塗ると急激に治るため、痕が残りやすくなります。
顔や皮膚の弱いところには絶対に注意してくださいね。
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