ビーツは、血流をアップさせてくれる効果があることから、体にとてもよい「スーパーフード」の一つです。
見たことが無いという人も多いかもしれませんが、最近は水煮などを扱っているスーパを少しずつ見かけるようになりました。
ビーツに含まれる栄養成分や効果、カロリー、注意点、食べ方についてご紹介します。
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ビーツとは
ビーツは、地中海沿岸原産のアカザ科の根菜で、ロシアではボルシチには欠かせない野菜です。
「赤かぶ」のような見た目ですが、品種は赤かぶとは異なります。
また、「ビート」とも呼ばれていますが、ビートにはいくつか種類があり、根菜として食べられているビーツは「テーブルビート」というものです。
英語では「ビートルート(beetroot)」と言われています。
アトピーなどアレルギーの人にもおすすめと言われている「てんさい糖」の原料となっているものは、シュガービートと言われるもので、同じビートの仲間ですが、品種が異なります。
ビーツに含まれる栄養素は?
ビーツは「奇跡の野菜」や「食べる輸血」とも呼ばれるほど、体によい栄養素を多く含む野菜です。
どのような栄養成分があるのか見ていきましょう!
ビーツのビタミン
ビーツに多く含まれているビタミンは、
- ビタミンB群
- 葉酸
などです。
その他、ビタミンEやナイアシン、ビタミンCも含まれています。
ビタミンB群は肌を作ったり、疲労回復するのに欠かせない成分です。
また、葉酸は妊娠中はとくに必要となる成分です。
ビーツのミネラル
ビーツに多く含まれているミネラルは、
- カリウム
- マグネシウム
などです。
その他、カルシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンなども含まれています。
ビーツのその他の成分
ビーツに含まれるその他の成分は、
- 一酸化窒素(NO)
- オリゴ糖
- ベタシアニン
- ベタイン
などです。
NOは血管を若々しく保つ成分と言われています。
オリゴ糖はおなかによい成分です。
ベタシアニンはポリフェノールの一種で抗酸化作用があります。
ビーツの効果・効能
アンチエイジング
ビーツに含まれている「一酸化窒素(NO)」は、血管を柔軟にする作用があることから、血流をアップしてくれるほか、疲労回復の効果も期待できます。
また、ポリフェノールの一種である「ベタシアニン」の抗酸化作用により、活性酸素を除去することから、老化防止やガン予防に役立ちます。
血流がよくなることは、冷え予防にもなり免疫力アップにもつながります。
便秘解消
「食物繊維」や腸内のビフィズス菌のエサとなる「オリゴ糖」が豊富に含まれていることから、整腸作用が期待できます。
便秘解消に役立ちます。
高血圧予防・むくみ予防
ビーツには「カリウム」が多く含まれています。
カリウムは、余分な塩分を体外へ排出する働きがありますので、高血圧予防やむくみ防止に役立ちます。
また、「一酸化窒素(NO)」のはたらきで血流をスムーズにしてくれる作用も期待できます。
肝臓によい!
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ビーツに含まれる「ベタイン」は肝臓への脂肪の蓄積を抑える働きがあることから、肝機能をアップさせてくれる作用があります。
また、ナイアシンも多く含まれていることで、アルコールの分解をたすけてくれることから、お酒をよく飲む人にはとてもうれしい効果が期待できます。
骨を丈夫にする
ビーツには「カルシウム」と「マグネシウム」が含まれています。
カルシウムは骨を強くするために必要な栄養素と有名ですが、実はマグネシウムは骨の構成成分の一つであることもあり、カルシウムとマグネシウムをバランスよく摂ることで、カルシウムの体内での働きを安定させてくれています。
ですから、カルシウムの作用を活かすにはマグネシウムがとても大切なんです。
また、ストレスが多いときには、マグネシウムが多く必要となりますので、イライラ解消にも役立ちます。
ビーツのカロリーと糖質
ビーツのカロリー
ビーツのカロリーは
- 100gあたり:41kcal
です。
▶比較すると
- ビーツ 1/2個(100g):41kcal
- かぶ 小1個(100g):20kcal
- リンゴ M1/2個(可食部127g) :69kcal
- ご飯 1膳(150g):252kcal
かぶに比べるとカロリーは高くなりますが、リンゴと比較すると低カロリーとなります。
ビーツの糖質
ビーツの糖質は、
- 100gあたり:6.6g
です。
▶比較すると
- ビーツ 1/2個(100g):6.6g
- かぶ 小1個(100g):3.1g
- リンゴ M1/2個(可食部127g) :16.7g
- ご飯 1膳(150g):約55.5g
やはり淡泊な味のかぶとの比較では、ビーツの方が糖質は高めとなります。
ビーツの注意点、副作用
おかながゆるくなる
ビーツにはおなかの調子を整えてくれる「オリゴ糖」が多く含まれていることで、腸内の菌の働きを活発にしてくれるのですが、摂りすぎるとおなかがゆるくなる場合があります。
「おなかの調子がちょっと悪いな。。」
と思ったら、食べる量を調整するようにしましょう。
ビーツを効果的に摂る方法
水溶性の栄養素も丸ごととるためには、スープなど煮汁も一緒に摂れるものやサラダがおすすめです。
ビーツの食べ方
ビーツはカットして生で食べるほか、スープやジュース、スムージーとして飲むこともできます。
- サラダに入れる
- スープに使う
- スムージに入れる
おすすめのビーツ食品
ビーツの旬は、6~7月、11月~12月となります。
生の野菜はあまりスーパーではみかけませんが、通販で購入することができます。
また、生の野菜以外でも加工食品が販売されています。
ビーツの種類は、
- 生の野菜
- 冷凍ピューレ
- 水煮
- ジュース
- サプリメント
などがあります。
サラダ以外で主に使うのであれば、生ではないものも使いやすいのでおすすめです。
サプリメントはおなかによいもの、ダイエット補助用などのものがよく販売されています。
生ビーツ
生のビーツは有機栽培のものがおすすめです。
♦有機ビーツ ダークレッド
無農薬のビーツです。
他にも楽天などの通販ではいろいろ選ぶことができます、有機栽培であることや価格を比較して選んでくださいね!
楽天リンク:有機ビーツ ダークレッド
冷凍ビーツピューレ
♦丸和の野菜ピューレ
ビーツを蒸して裏ごししたものが冷凍されています。
ジュースやドレッシングなどに使用する際にはとても使いやすいのが特徴です。
楽天リンク:丸和の野菜ピューレ
ビーツジュース
♦ビートイット
ビーツとリンゴ果汁入りのジュースです。
りんごと合わせてあるので、とても飲みやすいので、飲み物の方が摂りやすいという方にはとてもおすすめです。
楽天リンク:ビートイット(BEET IT)
まとめ
ビーツの栄養素や効果・効能、注意点、おすすめビーツについてご紹介しました。
ビーツに期待できる効果は、
- アンチエイジング
- 高血圧・むくみ予防
- 肝臓機能アップ
- 骨を強くする
- 整腸作用
などです。
なかなかスーパーでは見かけませんが、通販ではいろいろなタイプが選べますので、普段の食生活で使いやすいものを選ぶようにしましょう。
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