夏バテにもってこいの夏野菜、ゴーヤには、血糖値や血圧、コレステロールを下げたり、免疫力アップやガン予防、アンチエイジングの効果も期待できます。
体を冷やしてくれることで、ほてった夏の体を疲労から回復してくれる作用があります。
苦味もできれば食べてください!
注意や下ごしらえ、保存方法についてもご紹介します。
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ゴーヤの栄養
ゴーヤは、沖縄や宮崎、大分原産の表面がイボイボした夏野菜です。
別名「ニガウリ」と言われており、独特の苦味がある野菜です。
今では夏になると全国のスーパーで手に入るようになり、栄養価が優れていることから、親しみやすい野菜の仲間入りをしています。
夏野菜は体を冷やすと言われることから、「夏バテ」予防には最適な食べ物であることがわかります。
ゴーヤはガン予防や眼精疲労予防にも効果がある野菜で多くの栄養素が含まれています。
ゴーヤに含まれる、主な栄養成分、機能性成分は、
栄養成分
- カリウム
- マグネシウム
- βーカロテン
- ビタミンK
- ビタミンC
機能性成分
- カランチン(苦味成分)
- ククルビタシン(苦味成分)
- モモルデシン(苦味成分)
- ペクチン(食物繊維の一種)
- 食物繊維
です。
「ペクチン」は、コレステロールを下げる効果があり、「カランチン」、「ククルビタシン」には血糖値の上昇を抑制する働きがあります。
ゴーヤの効果・効能
ゴーヤの効能として一番におすすめしたい点は、やはり夏バテ予防に最適なところです。
その他にもうれしい効果がたくさんあります。
夏バテ予防
ゴーヤはビタミンCが豊富で、きゅうりの10倍、レモンの3倍もビタミンCを含んでいます。
ビタミンCはストレスや疲労した体には、必要不可欠なビタミンであり、疲労回復を助けてくるため、夏バテの予防に最適です。
カリウムが多いことから、むくみ解消にも役立ちますので、疲れによるむくみをとることもできます。
また、体を冷やす効果があることから、気温の上昇により熱をもった体を冷やしてくれることで、夏の体にうれしい野菜です。
血糖値を下げる
苦味成分「カランチン」や「ククルビタシン」は、血糖値の上昇を抑制する働きがあります。
また、「モモルデシン」には、血糖値を下げる働きがあり、これらの作用から、血糖値を下げて、肥満予防や糖尿病予防の効果が期待できます。
血圧・コレステロールを下げる
食物繊維の一種である「ペクチン」には、血圧やコレステロールを下げる作用があります。
また、カリウムの働きで、余分な塩分を排出し血流をスムーズにしてくれます。
腸を整える
食物繊維の働きで、胃腸の働きを整えて、胃痛や下痢にも効果があります。
「モモルデシン」には、胃の粘膜を保護する働きもあります。
免疫力アップ、老化防止
抗酸化作用が強い「ビタミンE」、肌の生成に不可欠なコラーゲンを作る「ビタミンC」が多く含まれていることから、免疫力アップ、疲労回復、アンチエイジングの効果が期待できます。
シミ対策にも「ビタミンC」は有効です。
ガン予防
βーカロテンが豊富なことと、「モモルデシン」の働きでガン抑制に効果があります。
ゴーヤで注意すべきこと
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ゴーヤは胃酸を分泌を促して、消化を助ける働きがある一方、食べ過ぎすると胃痛を起こす人もいます。
苦味成分も刺激が強いため、食べ過ぎには注意が必要です。
また、体を冷やす働きもあるため、冷えすぎないように、適量の摂取を心がけましょう。
ゴーヤの食べ方
効果が高くなる食べ方
加熱
ゴーヤに含まれるビタミンCは加熱しても損失が少ないので、短時間であれば、加熱してもOKです。
炒め物の場合は、ゴーヤは最後に加え1分程度の加熱にしましょう。
水につける
苦味成分には、機能性成分が含まれていますので、水に長時間つけてしまうと、せっかくの成分も流れ出てしまいます。
ビタミンCも水溶性のため、さっと水につける程度にしましょう。
※ただし、ゴーヤの刺激が胃に強すぎる人は、苦味成分の刺激が原因の可能性があります。
そういう場合には、しっかり苦味をとることをおすすめします。
ゴーヤの下ごしらえ
苦味をとる方法
塩もみは水分がでてしまうことで、かえって苦味が増してしまいます。
薄く切って、水にさらす方が苦みを抑えるのには適しています。
また、加熱すると苦みは少し抑えることができます。
「ゴーヤで注意すべきこと」でもご紹介しましたが、水に浸しすぎにも気を付けましょう。
ゴーヤの保存方法
- ゴーヤを包丁で縦半分に切ります。
- 種とわたと取り除きます。
わたは小さいスプーンを使って取りましょう。
冷蔵保存
半分に切って、わたと種を取ったゴーヤを、ラップでピッタリ包んで冷蔵庫保存しましょう。
保存期間
1週間が目安です。
冷凍保存
- 薄切りにしたゴーヤを塩もみする。
または
- 薄切りにしたゴーヤをさっとゆでる
保存用ポリ袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。
使うとき
半解凍状態で和え物やサラダに使えます。
保存期間
1か月が目安です。
まとめ
夏バテに最適なゴーヤですが、食べ過ぎは注意です。
苦味が気にならない人は、なるべく苦みをとらずに食べることがおすすめです。
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