ひまし油は飲んでも、塗ってもすごい効果があるオイルです。
髪や肌が乾燥知らずのツルツルになり、乾癬やアトピー予防にも役立ちます。
整腸作用もあり、下剤としても使用できます。
ひまし油湿布の作り方、やり方もご紹介します。
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ひまし油とは
ひまし油とは、トウゴマの種から絞られたオイルです。
トウゴマは別名「蓖麻(ヒマ)」と言い、トウダイグサ科の植物です。
海外では、ひまし油のことは「カスターオイル」と呼ばれています。
ひまし油は古くから、薬や保湿剤などのいろいろなものに活用されてきました。
あまり聞きなれないオイルですが、活用できる範囲がとても広いオイルです。
ひまし油の効果・効能
ひまし油はオメガ9系の「リシノール酸」多く含まれています。
全体の脂肪酸のうち、なんと約90%を占める割合です。
この”リシノール酸のちから”により、さまざまな効果・効能が期待できます。
飲む
下剤
ひまし油は効果が緩やかな下剤と言われています。
リシノール酸の作用で、便秘に効果があります。
腸の働きを整える
飲み物にまぜて飲むことで、整腸作用があります。
不要なものを体外へ排出してくれるので、胃腸の調子が整います。
ただし、下剤の効果がありますので、少量の摂取にしないといけません。
肌に塗る
肌の健康
保湿
ひまし油を皮膚や髪に塗ることで、脂肪酸の作用により、高い保湿効果が得られます。
乾燥から肌を守ってくれます。
髪や頭皮を整える
髪の毛に使うと、髪の表面がツルツルになり、髪のダメージを修復してくれます。
頭皮をオイルマッサージすることで、育毛効果があります。
傷や皮膚を治す
傷ついた皮膚を修復する働きがありますので、シミを薄くさせたり、イボや乾癬など厚くなった皮膚の除去、アトピーなどの炎症を抑えることもできます。
抗菌作用があることから、ニキビの予防や治療にも使うことができます。
抗菌作用、抗感染症作用により、あらゆる傷の消毒薬や治療薬の代わりとしても使用できます。
痛みの緩和
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ひまし油には鎮痛作用があるので、筋肉痛や関節痛、その他さまざまな痛みを抑える作用があります。
痛みがある部分に直接塗ってオイルマッサージまたは、ひまし油パックをするか、ひまし油温湿布を貼ります。
ケーシー療法のひまし油湿布
アメリカの療法家ケイシーによる療法で、ひまし油湿布を使った温熱パックで体内の異物のデトックスを促し、免疫力強化をするものです。
肝機能の改善や、頭痛の緩和、関節、腸、神経、血液などさまざまな不調を改善する作用があるとされています。
アレルギー体質の改善効果も期待されています。
また、乾癬などの皮膚病の改善があった例もあります。
ケーシー療法では、ひまし油湿布を作り、お腹の上にのせます。
やり方
1.ひまし湿布を作る
防水シートの上にフランネルをのせ、フランネルにひまし油をしみこませます。
- 防水シートは通販で買えます。ラップでは貼りにくいので、ラップよりも厚手のものが適しています。
ラップを使う場合は、ラップを3枚以上に重ねるといいでしょう。 - フランネルは「コットンフランネル」がアマゾンなどでも販売されています。
パジャマなどの衣類に使われる素材で、やわらかい布です。 - ひまし油は、一回の使用量は200ml程度で、結構たっぷりしみこませます。
2.ひまし湿布を貼る
横たわり、おなかの上に湿布をのせ、温めます。
- 温めるには温熱ヒーターを使います。ただし、温熱ヒーターってどこのお家にでもあるものではないですよね。温熱ヒーターの代わりに、使い捨てカイロやタオルに巻いた湯たんぽでもOKです。
3.リラックス
1時間以上は、湿布を貼った状態でリラックスしましょう。
テレビを見ながらでも、ウトウトしながでもOKです。
4.ふき取る
湿布をはずし、オイル成分をふきとります。
重曹をしみこませたタオルか、重曹をお腹につけてからシャワーで流しましょう。
5.3日間続ける
上記1~4のセットを、3日間続けます。
3日間続けたら、オリーブオイルを小さじ1杯飲みます。
その後、4日程度はお休みします。
ですから3日実施して、4日お休みするサイクルです。
湿布の扱い
湿布は数回使用できます。
一度作った湿布は、使用後にラップに包んで、常温保存ができます。
注意点は
- 湿布の表面が乾いてきたら、ひまし油を足すこと
- 湿布のニオイや色などの変化があったら、新しいものに変えること
です。
ひまし油の選び方
ひまし油は薬局や通販で購入することができます。
選ぶポイントは
- 下剤として使う場合は「医薬品」と書いているものを選ぶ
- 体に塗ることができるタイプを選ぶ
- オーガニック、有機栽培、無農薬のものを選ぶ
- コールドプレスタイプを選ぶ
ひまし油の注意点
ひまし油アレルギー
植物性であるため、ひまし油にアレルギーがある人がいますので、使用前にパッチテストを行いましょう。
体調の変化
下痢、腹痛などの症状が起きる場合があります。
人によっては効きすぎる可能性がありますので、少量ずつはじめて様子をみましょう。
急激な体調の変化が起こった際は、病院で診てもらいましょう。
まとめ
お肌やお腹、体調改善によい「ひまし油」をご紹介しました。
体の不調を改善するひまし油湿布も是非試してみてくださいね!
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