独特のにおいがあるセロリ。
セロリのにおい成分は精神を安定させる働きがあります。
その他にも体にうれしい栄養素、ファイトケミカルが含まれています。
食べ方を工夫すれば、においも少なくなり、美味しくいただけます。
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セロリの栄養
セロリは100gあたり15kcalと低カロリーな野菜です。
セロリに含まれる栄養素とファイトケミカルは、
- βカロテン
- ビタミンE
- ビタミンK
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンC
- カリウム
- クロロフィル
- アピイン
- ピラジン
- セタノライド
さまざまな成分が含まれていますので、体にうれしい効果も期待できます。
ファイトケミカルのクロロフィルは緑色の色素成分、アピイン、ピラジン、セタノライドは独特の香り成分です。香り成分はこれらの他にも40種類ほどあると言われています。
特に多く含まれているのは、ビタミンKとカリウムです。
その他、ファイトケミカルの効果も注目度が高い野菜です。
セロリの効果
精神安定
セロリに含まれるアピインには、精神を安定させてストレスを緩和する働きがあります。
また、セダノライドには気持ちを落ち着かせたり、頭痛を緩和する作用があります。
イライラを抑えてくれるので、不眠予防にもなります。
冷え予防、高血圧予防
ピラジンは血液をサラサラにして血行を改善し、血管の健康を保ちます。
また、脳の働きを活性化する作用もあります。
ブチルフタライドは血圧を調整する働きがあります。
カリウムが豊富に含まれているので、血流をよくして、むくみの改善や高血圧の予防に役立ちます。
血流がよくなることで、冷え防止と高血圧に効果があります。
ガン予防、アンチエイジング、美肌
緑の色素の「クロロフィル」の抗酸化作用の働きで、活性酸素を除去しガン予防やアンチエイジングの効果が期待できます。
また、ビタミンEには抗ガン作用、老化を遅らせる作用があり、ビタミンB群も含まれていますので、肌を作る効果も期待できます。
ビタミンCにより美白効果もあります。
抗酸化作用が強いので、もちろんアレルギー体質の人にもおすすめです。
ただし、セロリにアレルギーがある人は注意してくださいね。
食欲増進
香り成分のセダノリッドとセネリンの作用で食欲が増す効果があります。
また、キャベジンと呼ばれるビタミンUも含まれているので、胃酸をコントロールし、胃壁の保護作用もあります。
セロリの食べ方
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セロリの旬は11月から5月までで、寒い季節に採れる野菜です。
今は、輸入のものも出まわっていますので、お値段は変動しますが年中食べることができます。
セロリの葉と茎
セロリの葉には、茎よりも多くの栄養素やファイトケミカルが含まれています。
特に、βカロテンは2倍以上、そのほか、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維も葉の方が多くも含まれています。
今まで食べずに捨てていませんでしたか?
セロリの成分を効果的に摂るには、葉っぱまでまるごと残さず使いましょう。
生か加熱か
セロリの成分は加熱しても、あまり損なわれないのが特徴です。
また、独特の香りがどうしても苦手な人は、炒めたり、スープで煮込むと香りが弱まりますので、食べやすくなります。
水溶性ビタミンの流出を抑えるためには、スープに入れるのがまるごと成分を摂取できる方法です。
葉っぱの使い方
葉は野菜スティックにしたり、刻んでサラダにいれても食べれますし、軽く加熱しても食べられます。
火がすぐに通るので、加熱の際は一番最後にお鍋やフライパンに入れて蓋をしめて、蒸すような感覚でOKです。
セロリの下準備
セロリには筋があります。
薄くスライスするときは、取る必要はありませんが、大き目に切ったものは、食べるときに筋が邪魔になります。
筋は事前に取るようにしましょう。
ピーラーまたは包丁で、縦方向に削ぐように筋を取ります。
セロリの保存法
冷蔵(1週間)
- 葉は傷みやすいので、葉と茎は切り離す
- 葉と茎を別々にペーパータオル+ラップで包む
- 根に近い方を下にして立てて保存すること
冷凍(1か月)
葉
冷凍方法
葉のみを冷凍保存袋に入れて、冷凍する
使うときは
冷凍保存袋のまま、揉んで砕きそのまま使う
スープや炒め物の上に砕いたセロリをのせましょう。
茎
冷凍方法
- 使いやすい大きさにカットする。5mm程度の斜め切りがおすすめ
- 塩、コショウをして、さっと炒める
- 使いやすい量ごとに分けてラップに包む
- 冷凍保存袋に入れて冷凍する
使うときは
- 電子レンジ解凍して使用
- 凍ったまま使用
スープや炒め物に使うことができます。
まとめ
セロリの効果は
- 精神安定
- 冷え、高血圧予防
- ガン予防、アンチエイジング、美肌
- 食欲増進
栄養素などの成分を丸ごと摂るためには、葉っぱも残さず食べましょう!
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