玄米は美味しくない!!

わたしも、ついこの間までそう思っていました。硬い、まずい、喉をとおらない!

玄米はパサパサしていて硬いという印象の原因は、私の炊き方が間違っていたことにありました。

 

玄米の炊き方次第では、「ふっくら美味しい玄米」が炊きあがります。

 

玄米の炊き方、浸水時間や注意が必要な発芽毒についてもご紹介します。

今日からあなたも、ふっくら食感を是非お試しください!!

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玄米の下準備!発芽毒に気を付けて!

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玄米の栄養成分や効果についてはこちらから♪
玄米に効果はあるのか?メリットとデメリットがわかる!!

 

玄米を美味しく炊くコツはずばり「下準備」にあります。

美味しい玄米を炊くためには、炊く前の下準備をしっかりこなしてくださいね!!

お米を洗う

  1. 玄米をボールに入れて、水を入れかき混ぜる。
  2. 玄米に混ざっていた、ゴミやホコリが浮いてくるので、とりのぞく。
  3. 上記1~2を、3回程度繰り返す
  4. お米を手ですり合わせて、軽くもみ洗いする
  5. 浸水させる

 

長い時間浸水することで、ふっくらした炊きあがりになります

浸水時間が足りないと、ふっくらせずにパサパサした食感になります。

水加減は、炊きあがりの玄米の硬さをみて、お好みで調整しましょう。

 

ご飯が硬いことから、玄米は胃腸への負担が大きいと言われています。

胃腸の調子が悪くなると、免疫力が低下するため、体によくありません。

 

また、アレルギー症状がある人は玄米を食べることでアレルギーが悪化する可能性もあります。

基本的にはよく浸水して、発芽毒をとり、ふっくら柔らかい炊きあがりにすることで解決できます。

浸水の仕方

玄米には発芽抑制因子と呼ばれる発芽毒があります。

 

発芽抑制因子に含まれるアブニシン酸は人体にとって毒となるため、この毒がある状態で玄米を食べると、疲れやすくなったりなどのさまざまな体調不良を起こす可能性があります。

この発芽毒を不活化するために十分に水に浸ける必要があります。

発芽毒不活性のために推奨される浸水時間は

▶常温の水の場合

  • 夏場:12時間以上
  • 冬場:24時間以上

▶40℃のお湯では

  • 6時間以上

 

です。

 

水に浸すことで、玄米が発芽モードにスイッチされることで、発芽抑制因子の毒が不活性化します。

また、10~42℃の間でないと発芽モードに変わりません

ただし、市販の玄米はどんなに水に浸けても、発芽モードにスイッチしないものが多いということです。

ということは、水に浸けても発芽毒が残っているということになります。

ですから、発芽する玄米であるとわかっている生産者さんから買うことが大切なんです。

玄米の炊き方

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やはり、炊飯器で炊くのが一番簡単ではありますが、時間短縮には圧力鍋を、ふっくら感をよりだして炊きたい場合は土鍋が適しています。

それぞれの炊き方についてご紹介します。

圧力鍋で玄米を炊く

分量

  • 水の量:1合に対し200~250ml
  • 塩の量:1合に対し小さじ1/4

手順

  1. 圧力鍋に、洗って浸水させた玄米と水、塩を入れてかき混ぜる。
  2. 圧力鍋に蓋をして、強火にかける。 (高圧設定にすること)
  3. 圧力がかかったら、弱火で20分待つ。
  4. 火を止めてコンロからおろし、10分程度蒸らす。
  5. 蓋をあけてかき混ぜる。
  6. できあがり

土鍋で玄米を炊く

分量

  • 水の量:1合に対し250~300ml
  • 塩の量:1合に対し小さじ1/4

手順

  1. 土鍋に、洗って浸水させた玄米と水、塩を入れてかき混ぜる。
  2. 土鍋に蓋をして、中火にかける。
  3. 水が沸騰したら、弱火で30~40分待つ。
  4. 蓋をあけて水分がなくなっていることを確認して、再度蓋をしめて最後に30秒ほど強火にし、水けを飛ばしてから、火を止める。
  5. 10分程度、そのまま蒸らす。
  6. 蓋をあけてかき混ぜる。
  7. できあがり

炊飯器で玄米を炊く

分量

  • 水の量:炊飯器の目盛りに合わせる
  • 塩の量:1合に対し小さじ1/4

手順

  1. 炊飯器に、洗って浸水させた玄米と水、塩を入れてかき混ぜる。
  2. 炊飯器の蓋をしめて、玄米モードでスイッチオン!
  3. できあがったら、蓋をあけてかき混ぜる。

古代米と白米をブレンドする場合

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古代米(赤米や黒米、緑米)は、それ自体で炊くというよりは、白米にブレンドして炊くケースが多いのではないでしょうか。

ブレンドされている雑穀パックにまざっている黒米や赤米などは、混ぜて炊くだけとなっていますが、古代米も玄米ですので、基本的には浸水時間を多くとるのが基本です。

 

雑穀パックに入っているものの場合は、少量ですのでよしとしているのか、いろいろ疑問はありますが、玄米であるということを忘れないようにしましょう。

古代米の炊き方

手順

  1. 古代米は使用する分量のみ、洗って浸水させる。(浸水時間の目安は、上記の玄米と同様)
  2. 白米をとぎます。
  3. 白米と古代米を合わせて、30分~1時間浸水させます。
  4. 炊飯器スイッチオン!
  5. 炊きあがったらごはんを混ぜて、できあがりです。

 

※ 白米と黒米を混ぜる場合は、黒米は配分が多すぎると、炊きあがりのお米の色が真っ黒になりますので、お好みの分量で合わせてください。

ちなみに、うちでは、古代米を合わせる際は、白米1合に対し、古代米小さじ1~2程度です。

まとめ

  • 玄米は美味しく炊くため、発芽毒を消すために十分な浸水が必要。
  • 塩を入れて炊くと、美味しく炊ける。
  • 古代米も玄米である。

 

浸水が短いと、全然美味しくないものになりますし、発芽毒も残ったままのお米になってしまいます。

とにかく浸水時間を多めにとって試してみましょう。

 

アトピーや花粉症、喘息などのアレルギー体質の方にと、玄米をおすすめされることがよくあります。

そっか!玄米は体によいのか!

と思って食べ始めると2週間を超えた頃から、胃腸の調子が悪くなり、アレルギーが悪化するケースがあります。

 

こんな状態に陥った人は、おそらく発芽毒の処理ができていないことが原因であると推測されます。

もちろん、玄米は白米に比べ消化に悪い穀物ですから、胃腸が弱い人にはそもそも胃に負担がかかる可能性がありますが、発芽毒のことを知らずにふつうに炊いて食べている人も多いようです。

 

せっかく健康のために玄米を食べよう!と思っている方には、体によい食べ方で摂ってほしいと思います!

 

白米は美味しく炊けてる?
白米の美味しい炊き方はこちらをどうぞ♪

 

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