アトピー性皮膚炎でお悩みの方、アトピーは完治すると思いますか?
アトピーはもともとアレルギー体質であったり、肌が弱い人に起きる傾向があります。
アレルギー体質が完治しない限りは、アトピーが治るというのは難しいことです。
実際にはどうなのかお話ししていきたいと思います。
スポンサーリンク
アトピー性皮膚炎のあなたへ
あなたの肌はどんな状態ですか?
赤くなってる?湿疹がでている?掻きこわして、ドロドロしている?乾燥して、カサカサを通り越しゴワゴワになっている?
どれも耳が痛い症状です。想像しただけでゾワっとします。
このサイトをご覧になっているあなた!!、何かしらのアトピー性皮膚炎の症状で苦しんでいる、またはお子さんにアトピーの症状がでてしまった方など、アトピーに関する悩みをお持ちの方だと思います。
アトピー対策にはいろいろな方法があります。
- 薬を飲む
- アレルゲンを避ける
- 保湿をしっかりする
など他にもたくさんありますが、少しでもアトピーで苦しんでいる方の役に立つ情報を発信していきたいと思っています。
アトピーが完治する方法は?
私は、今までいろいろな方法でアトピー対策をしてきましたが、今のところは完治していません。
もちろん、アトピー対策によって、私自身今は症状がかなり落ち着いていますが、今のところは完全に治るということはないのだと思っています。
アトピー性皮膚炎とはかゆみを伴う慢性湿疹と定義されています。
アトピーはアレルギー体質の人に多くみられますが、アレルギー体質ではない人もアトピー性皮膚炎と診断されることもあります。
アレルギー体質の人のアトピーの原因の多くはアレルゲンです。
そもそもなぜアレルギー体質になるのかは、長い間解明されていませんでしたが、現在はTレグという免疫細胞の役割が判明しアレルギーの原因や治療法の研究が少しずつではありますが具体化されています。
ですから近い未来には、アレルギーで苦しむ人がいなくなる世界がやってくるかもしれませんね。
アレルギーにはアトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギーなどさまざまなものがあります。
新生児、乳児の食物アレルギーは、ある程度大きくなると治る可能性がありますので、できることは実施していきましょう。
花粉症には、時間がかかりますが、既に有効な治療法(舌下免疫療法)があります。
アトピー性皮膚炎の治療は、現在はあくまでも対処療法であって完全に治す方法ではありません。
それでは、このツライアトピーを、毎日掻き壊してる腕や脚を、鏡を見るたびにため息がでる赤ら顔はどうしたらよいのでしょうか。
あなたならどうしますか?
自分にあったアトピー対策をしていくしかありません。
アレルギーに関するの知識を付け、自分のアレルゲンを知り、アトピーの症状が改善するように、少しでも快適に普通の人と同じような生活をおくるためにアトピー対策の知恵をつけるのです。
アトピー性皮膚炎については、さまざまな本が出版されており、またネットでの情報も多岐にわたり、いろいろな対処法が紹介されています。
これはやってみたい!!という情報もあれば、これは信じても大丈夫だろうかと不安になるものもありますが、私はいつもいろいろな情報に目を向けるようにしています。
アトピーと上手に付き合っていく方法があなたのお役にたてばうれしいです。
いつか、アレルギーなんて簡単に治ることが常識となる時代が来るまで、一緒にがんばりましょう。
さまざまな治療法情報はこちらをご覧ください↓
小児喘息とアトピーとステロイドとリバウンド
「アリー」のアトピー体験談のです。興味のある方は見てみてくださいね♪
幼少期は小児喘息
わたしは幼少期より中度の喘息がありましたが、小学校高学年に体質改善の漢方薬を2年くらい飲み、中学校にあがる頃には喘息は治りました。
喘息はそれほど酷いものではありませんでしたが、毎年恒例のお盆時のお墓参りでは、ガンガン焚かれるお線香のけむりと、親戚がひっきりなしに吸うタバコのけむりで、夕方には喘息発作が起き、一晩中ヒューヒューゼイゼイし横にもなれず、ぐったりしていたことを覚えています。祖父母の家での苦しい記憶は今でも忘れません。
ちなみに、私が飲んでいた漢方薬は”体質改善ができる漢方”と言われおり、今ではなんという薬だったかは覚えていません。
子供でしたので。。
小児科で勧められたものでしたが、本当に漢方薬が効いたのか、小児喘息が自然と治ったのかはわかりません。
一般的に小児喘息は中学生あがるくらいで治るケースが多いと言われていますので。
中学になったらアトピーに
喘息が治ってからは、アトピー性皮膚炎が酷くなりました。
もちろん、幼少期から皮膚は弱く、汗疹など湿疹がでることも多かったのですが、中学生の時はとにかくいつも腕やら背中やら掻くようになりました。
痒みや湿疹が酷いときには、皮膚科で塗り薬を処方してもらい、症状が治まる。しばらくすると、また湿疹がでて皮膚科に行く。というサイクルを繰り返していました。
その時は知りませんでしたが、その頃から私はずっとステロイド外用薬を使用していました。
高校生になり、以前よりも外見を気にする年頃となった私は、顔や頸、腕など見えるところの湿疹が特に気になり、常にステロイド外用薬を塗っていました。
その頃から、症状が悪くなると飲み薬(抗ヒスタミン剤)も服用していました。
大人になったら、ステロイドでリバウンド
スポンサーリンク
そして20歳で就職のため、故郷を離れ上京しました。
しばらくの間はかかりつけの病院で処方されていた薬を使用していましたが、3か月も経たないうちに塗り薬はなくなりました。
飲み薬はとっくになくなっていましたが、いきなり症状が悪化することもなかったので、そのまま服用はやめていました。
本来は上京時の引っ越しの際に新しい皮膚科を見つけなければならなかったのに、「まぁ、薬がなくなって症状が悪くなった時に考えよう。。」くらいに思っていたのです。
塗り薬がなくなって1週間ほど経つと、顔の湿疹が超絶ひどくなり痒くて眠れない状態となりました。赤いし、腫れてるし、ブツブツがキモイし、誰かもわからないくらいの顔に変化しました!!
とりあえず行った会社の近くの皮膚科は、ステロイド剤を処方してくれないお医者さんであったため、余儀なくステロイド剤を絶たれるはめになり、顔アトピーの症状はさらに悪化し大変な状態となったのです。
「これはステロイドをやめたことによるリバウンドなので、とにかくステロイド絶ちを頑張るように」と、その時の皮膚科の先生には言われました。
それに従うしかなかった私は、お客様に会う仕事柄、顔が真っ赤で腫れている毎日は辛く、うつむきがちな状態でつらい2ヶ月をおくりました。
その年の夏休み、田舎に帰った際にかかりつけの皮膚科でステロイド外用薬を処方してもらったところ、たったの3日で腫れはひき、1週間ほどでもとの肌に戻りました。
驚異のスピードで見る見るうちに肌はキレイな状態になり、自分自身も家族もとにかく驚きでした。
夏休みが終わり日常に戻った私は、とにかくステロイドを処方してくれる皮膚科を探しました。
今とは異なり、ほとんどの病院は自院のホームページを持っていなかった時代ですので、一件ずつ電話でステロイドを処方してくれるか確認しやっと見つけた皮膚科に行きました。
「初めからステロイド外用薬は処方したくはない」という先生のお話に対し、顔に強い薬を塗っていたこと、リバウンドで大変だったこと、もう何年もステロイド外用薬を使用していて完全にステ中毒であることをお話しし、ステロイド外用薬を処方してもらいました。
その後、何年もかけて少しずつ効果の弱いステロイド外用薬にできる様、さまざまな軟膏を混合し、私に合った薬を選んでくれました。
リバウンドは怖い
私が経験したのは、ステロイド外用薬を突然経ったためにおきたリバウンドです。
大変な思いをしましたが、当時からステロイド絶ちは考えていませんでした。
ステロイドは怖いクスリ、使い続けてはいかない。。その頃、そんなステロイドバッシングが高まっている時代でインターネットでも「ステロイドは悪魔のクスリ」などと言われ、ステロイドを処方している病院の名前が名指しで載っているサイトがたくさんありました。
それでも、ステロイド絶ちを余儀なくされた3か月弱の間のつらい状況を考えると、あの状態では会社にも遊びにも行きたくないし、はっきり言って日常生活自体が苦行そのものです。
ただ、当時の私のステロイド外用薬の使用法が間違っていたのは確かです。
顔用の薬がきれたので体用ステロイドを少しずつ顔に塗っていました。
顔や首は吸収率が高く、体用の薬では薬の成分が浸透しすぎてしまうのですが、当時は薬の効果も知らなかったためあまり深く気せず使用していました。
そのような状態からクスリをいきなりやめたのですから、症状が悪化するのは当たり前です。
当時、私はステロイド外用薬に関する知識はまったくありませんでした。
それは、幼少期から通っていた皮膚科の先生からクスリに関する説明はなく
(当時私は子供でしたが母も聞いていませんでしたので、説明はなかったと思います)
幼少期はインターネットも普及していなかった時代ですので、何の情報もなく、特に疑問にも思わずよく効く魔法のクスリだくらいに思い、長い間使い続けていました。
大人アトピーは治らない
もし、ステロイドをやめたからと言って、アトピーが治るわけではありません。
ステロイド絶ちによるリバウンドを乗り越えたとしても、その後に待っているのはアトピーの完治ではありません。
もともとアレルギー体質である限り、アレルゲンの摂取や接触により、いつでも症状はぶり返すのです。
ですから私はステロイドは一生塗っていくつもりです。
ステロイドをやめて頑張っている人も、もちろんおりますが、わたしはやめません。
現在かよっている皮膚科の先生とも相談し、今は抗ヒスタミン薬を服用し、プロトピック軟膏を上手に使い、ステロイドの量を減らし、以前より自分でのコントロールもできるようになっています。
アトピーの症状もかなり落ち着いています。
どれくらいかというと、初対面の人には、アトピーとわからないくらいですかね。
ただ、常にいろいろな事に注意しアトピー対策でできることは実践しています。
アトピー性皮膚炎は湿疹等の皮膚の症状や強い痒みが、悪くなったりよくなったりを繰り返すため、「一生治らないのでは?」「さらに症状が悪化するのでは?」と気持ちが落ち込んだりして不安になります。
長期間のステロイド外用剤の使用や抗ヒスタミン剤の服用など、とにかくクスリ漬けの毎日もうんざりすることもあります。
ただし、現在の医学では完治しない以上、きちんとそれぞれのクスリや対処法の知識を身につけて付き合っていくしかないというのが私の見解です。
あくまでもこれは私の見解ですが。。
アトピー治療にあたり、インターネットや本の情報、実際の医師の話はさまざまで、何が正解なのか、今でも私自身半信半疑です。
それでも、今ある情報と自分が試して症状の回復があった方法を駆使し、現状を受け入れて生活するしかないと思っています。
まとめ
アリーの体験談を紹介しました。
アトピーやアレルギー疾患を持っている人には、それぞれの考え方や選択する治療法があります。
その人の症状や体質によっても、一概にこれがよいと補償できる治療法があるとは断言はできませんが、症状が軽くなる方法は必ずあると信じて、あきらめずにいきましょう。
アリーのブログでは、アトピーだけではなく、アレルギーのさまざまな症状や治療法、検査、そしてアレルギー症状の緩和に役立つ食に関する情報をご紹介しています。
お時間があるときにでも、是非見てみてくださいね!!
スポンサーリンク