杏仁豆腐に使われている赤い実の「ゴジベリー(クコの実)」は、中国では生薬として使われてきた果実です。
疲労回復や疲れ目、生活習慣病予防などの効果が期待できる、栄養素がとても豊富な人気のスーパーフードの一つです。
乾燥させたものが一般的で、店頭や通販で購入することができます。
ゴジベリーの栄養と効果・効能、食べ方、おすすめゴジベリーについてご紹介します。
スポンサーリンク
ゴジベリーとは
ゴジベリーは「クコの実」のことで、東アジア原産のナス科の果実です。
「クコの実」は、赤い実を乾燥させたものを食べます。
中国では、不老長寿の薬として古くから使われており、健康にとてもいいことが知られているスーパーフードの一つです。
漢方では「枸杞子(くこし)」と呼ばれています。
杏仁豆腐などには使われていますが、普段はあまり見ないという人も多いのではないでしょうか。
クコの実は、実はスーパーでも購入できるので、お料理やデザートなどに気軽にプラスできる食品です。
日本で入手できるゴジベリーは、ほとんどが中国産になります。
ゴジベリーに含まれる栄養素は?
不老長寿の薬とも言われていた「ゴジベリー」にはどのような成分が含まれているのでしょうか。
ゴジベリーのビタミン
ゴジベリーに含まれているビタミンは、
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンC
- ビタミンE
などです。
ビタミンCはレモンの8倍もの量が含まれています。
ビタミンCは肌の健康には欠かせない成分です。
ゴジベリーのミネラル
ゴジベリーに含まれているミネラルは、
- 鉄
- カルシウム
などです。
鉄は貧血予防に役立つ成分です。
カルシウムは強い骨を作るのに必要な成分です。
ゴジベリーのその他の成分
ゴジベリーに含まれるその他の成分は、
- 必須アミノ酸 9種
- β-システロール
- β-カロテン
- リコピン
- ゼアキサンチン
- ルテイン
- ベタイン
などです。
ゴジベリーには、100種類以上の栄養成分が含まれてと言われていますので、ここでご紹介している成分以外にも多くの成分が含まれています。
注目なのが「全ての必須アミノ酸」が含まれていることです。
必須アミノ酸は体内では合成できない、または合成速度が遅いために、食べ物から摂取が必要なものですので、ゴジベリーは、体に必要な全ての種類のアミノ酸を摂取できるという、とても嬉しいフルーツです。
ゴジベリーの効果・効能
免疫力アップ
ゴジベリーは不老長寿の薬としても使われてきたように、疲労回復の作用があります。
また、血行を改善する働きがあることから、冷え性や肩こりを防ぎ、免疫力を向上させる効果が期待できます。
冷えはさまざまな体の不調の原因になりますので、血行改善は健康な体を作るためにはとても大切なことです。
肌によい
β-カロテン、リコピン、ルテイン、ゼアキサンチン、ビタミンEは強い抗酸化作用がある成分です。
活性酸素を除去することで、老化防止に役立ちます。
また、コラーゲンを生成するのに必要なビタミンCが豊富に含まれています。
シミやしわ予防の効果も期待できます。
その他、肌を作るために必要なビタミンも含まれています。
胃の健康をサポート
スポンサーリンク
ベタインには、食べ物の消化を助けるはたらきがあることから、胃の健康を保つ働きがあります。
肝臓を保護する
ベタインは、肝臓に脂肪が沈着することを防ぐ働きや、脂肪を排出を促す作用があります。
脂肪肝などの予防効果が期待できることから、普段からアルコールをよく摂る人には嬉しい食べ物です。
コレステロールをさげる
β-システロールには、コレステロールの吸収を妨げる働きがありますので、動脈硬化予防にも役立ちます。
疲れ目予防
β-カロテンは眼精疲労に役立つ成分です。
また、ルテインやゼアキサンチンは、目の網膜にある成分で、白内障を予防することや、視力低下を防ぐことができます。
目の健康に役立つ成分が多く含まれています。
ゴジベリーの注意点、副作用
お腹がゆるくなる
体質にもよりますが、食べ過ぎるとお腹がゆるくなる人がいますので、おなかの調子が悪くなったと感じたら食べる量を調整するようにしましょう。
1日の目安は、大さじ1杯程度です。
妊娠中XゴジベリーはNG
ゴジベリーに含まれるベタインには、月経を促進する作用がありますので、妊娠中、授乳中の人は食べるのを避けましょう。
抗凝固薬XゴジベリーもNG
ワーファリンなどの抗凝固薬を服用している人も、食べるのを避けましょう。
ゴジベリーの食べ方
ゴジベリーは乾燥させたもの(ドライフルーツ)を食べるのが一般的です。
そのままでも食べることはできますが、スープなどの汁ものに入れるとき以外は、水でもどしてやわらかくしてから使います。
調理酒でもどすと、ふっくらに仕上がります。
- スープに入れる
- お茶、ハーブティーに入れる
- 炒め物に入れる
- サラダにトッピング
- ヨーグルトにまぜる
- シリアルにまぜる
などです。
ほんのり甘酸っぱい味なので、味がたんぱくなお料理にはアクセントになります。
おすすめのゴジベリー食品
ゴジベリーは中国産がほとんどのため、購入する際は無農薬(オーガニック)のものを選びましょう。
有機JASマーク付きのものが安心です。
また、添加物がないこともチェックしてくださいね!
通販では100gで1,000円強くらいで販売されています。
おすすめの無農薬ゴジベリーをご紹介します。
♦オーガニック クコの実
無農薬のクコの実です。
添加物も付加されていないため、安心して食べることができます。
楽天リンク:オーガニック クコの実
まとめ
ゴジベリーの栄養と効果・効能、食べ方についてご紹介しました。
ゴジベリーの効果は、
- 免疫力アップ
- 美肌・アンチエイジング
- 胃の健康をサポート
- 肝臓を保護する
- コレステロールをさげる
- 疲れ目予防
などです。
いろんなお料理にトッピングできますので、是非摂り入れてください!
スポンサーリンク