花粉症の薬は「効果が強いと眠くなりやすい」、「眠くならないものは効果が低い」という傾向があります。

実は、そんな悩みを解決する処方薬があります。

比較的新しい薬の中には、効き目は強くそして眠くなりにくいものがあるんです。

 

今飲んでいる薬は効き目がいまいち。。眠気が強い。

など、悩んでいる方は、薬を変えてみることも検討しましょう。

 

2018年に選択可能なアレルギー性鼻炎の処方薬をご紹介します

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市販薬では効かない人は処方薬へスイッチ

ポイント

花粉症の症状を抑えるために、市販薬を飲んでも「あまり効き目を感じない、眠くなってしまう。。」というような悩みがある人、結構いるのではないでしょうか。

 

現在、花粉によるアレルギー性鼻炎の症状に効く薬は数多くあることから、「いったいどれを選べばいいのか。。。。」

と悩んでしまう人も多いと思います。

 

花粉症の薬を選ぶポイントは、

  • 眠気
  • 効果

この二つのバランスが重要です。

 

以前は、眠気と薬の効果は反比例している傾向がありました。

ですから、効果が強いものを選ぶと、どうしても眠くなってしまうということで、強い効き目のものを選ぶことができない人も多かったと思います。

 

現在、市販薬では効き目が強いものは、

▶パブロン鼻炎カプセルSα(内服薬)

 

眠気が少ないものは

▶クラリチンEX

 

がおすすめとなっています。

 

ですが、病院で処方してもらえる薬の中には、効き目が強く、眠気も少ない薬があるんです

ですから、”市販薬の効果と眠気のバランス”がいまいちだと感じている人は、一度病院で相談してみましょう。

 

おすすめ市販薬についてはこちらから♪
花粉症に効くおすすめ市販薬は?効き目の強さ、眠気をランキング比較!

2018年 選択できる花粉症の処方薬

鼻をおさえている女性

現在病院で処方される花粉症の鼻炎内服薬はいろいろな種類があります。

発売時期 製品名 市販薬の有無
1994/6 アレジオン
1996/6 エバステル
1998/9 ジルテック
2000/10 タリオン
2000/11 アレグラ
2001/3 アレロック
2002/9 クラリチン
2010/12 ザイザル
2013/2 ディレグラ
2016/11 デザレックス
2016/11 ビラノア
2017/11 ルパフィン

この中でも新しいものは

  • ルパフィン
  • ビラノア
  • デザレックス

の3種類のお薬です。

 

新薬は初めの1年間は一度の処方で2週間までしかお薬をだせないという制限がありますが、「ビラノア」と「デザレックス」は2017年12月で1年が経過しましたので、長期間分の処方が可能となりました。

ですから、月1回程度の通院でお薬を処方してもらうことができます。

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そして各薬の”効果と眠気のバランス”については、下表のようになります。

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「ビラノア」と「デザレックス」は、効き目が強いのに、眠気が少ないというとても嬉しい薬です。

抗ヒスタミン作用の強さとしては、ザイザルと同じくらいですが、デザレックスよりビラノアの方が強いようです。

 

「ルパフィン」については、ザイザルよりも効き目が強いと言われていますが、眠気がでるため運転禁止などの注意書きがあります。

眠気の比較についてはデータがないので、ここかな?と思う位置に「ルパフィン」は入れてあります!

どの程度の眠気なのかがはっきりしませんが、ザイザル以上の眠気はあると考えた方がいいでしょう。

ビラノアの特徴

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画像引用:SORASHIDO

第二世代抗ヒスタミン薬です。

眠気がすくないのに、効き目が強く、また飲んでから早いタイミングで薬の効果があらわれます。
処方薬の中でも一番眠気が少ない部類に入ります。

ただし、服用は空腹時という制限があります。
食前1時間、食後2時間は飲むことができませんので、ちょっと飲みづらいという印象はあります。

  • 用法・用量:成人(15歳以上)1日1回(1回1錠)空腹時に服用する
  • 成分:ビラスチン
  • 特徴:効き目が強いが、眠気が起きにくい。グレープフルーツとの併用不可

デザレックスの特徴

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画像引用:SORASHIDO

第二世代抗ヒスタミン薬です。

眠気がすくないのに、効き目が強い抗ヒスタミン薬です。
即効性があり、薬の効果がなんと19.5時間と長く効くのが特徴です。

 

処方薬の中でも一番眠気が少ない部類に入ります。

  • 用法・用量:成人(12歳以上)1日1回(1回1錠)
  • 成分:デスロラタジン
  • 特徴:効き目が強いが、眠気が起きにくい。

ルパフィンの特徴

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画像引用:薬剤師ときどき父

ルパフィンは新しいタイプの抗アレルギー薬です。

海外では既に多くの国で承認されている薬です。

 

第二世代抗ヒスタミン薬で、抗ヒスタミン作用はもちろんあるのですが、さらに抗PAF作用もあります。

抗PAF作用とは、ヒスタミンとともにアレルギー症状を引き起こすと考えられている血小板活性化因子を抑える働きのことで、鼻づまりや花粉による気管支喘息の症状への効果が強くなると言われています。

  • 用法・用量:成人(12歳以上)1日1回(1回1錠)
  • 成分:ルパタジン
  • 特徴:効き目が強く、眠気が起きやすい。服用時の運転は禁止。いつ飲んでもよい。グレープフルーツとの併用不可

おすすめ処方薬は?

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花粉症の新薬についてご紹介しました。

 

ルパフィンは効き目が強い特徴がありますが、やはり眠気があることが気になります。

デザレックスとビラノアでは、「ビラノア」の方が効果が強いと言われていますが、服用時間に制限があることから、一番のおすすめは、「デザレックス」です!

 

ただし、薬の効き方や眠気は個人差がありますので、実際に試してみて自分に合ったものを選んでください。

アレルギー性鼻炎のお薬は、2週間程度の期間を目安に服用してから判断するのがいいでしょう。

まとめ

今までは眠気が最もでづらいと言わていたのが「クラリチン」でしたが、それと同等の眠気で、よく効くものがでてきました。

 

デザレックス、ビラノアは承認から1年以上経ちましたので、長期処方も可能となっていますから、処方薬であっても通院の頻度が減ります。

 

この二つに関しては、処方薬、市販薬の中でもとてもおすすめのお薬です。

 

わたしは数年前から「ザイザル」を服用しています。

以前はもっと眠くなる第一世代の抗ヒスタミン薬を飲んでいましたので、「ザイザル」に変わったときは、ものすごく眠気から解放されました。

 

「ザイザル」自体、わたしの場合はあまり眠気を感じませんが、やはり個人差があるのでしょう。

そして、ザイザルよりもさらに眠くならない薬を選択できるということはとても嬉しいことです。

アトピーや他のアレルギーの症状を見て、今後抗ヒスタミン薬の変更も考慮しています。

 

花粉症のおすすめ市販薬についてはこちらから♪
花粉症に効くおすすめ市販薬は?効き目の強さ、眠気をランキング比較!

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