おからは豆腐や豆乳と同じく栄養たっぷりの食品です。
おからは、更年期障害の改善、コレステロール値を下げる、ダイエット補助、頭をスッキリさせる、骨を強くする、おなかの調子を整える、美肌・美髪などの効果が期待できます。
ただし、食べ過ぎには注意が必要な点もあります。
おからの栄養、効果、効能、注意点、食べ方をご紹介します。
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おからの栄養
大豆からできている納豆についてはこちらから♪
⇒納豆の栄養を効果的に摂る方法は?加熱はもったいない?!
おからは大豆から豆腐や豆乳を作る際にできる絞りカスのことです。
絞ったあとに残った固体ですが、おからにはかなりの栄養成分や機能性成分が含まれています。
お豆腐や豆乳よりも有効成分の含有量が多いものもあります。
おからに含まれる注目の成分は、
- カリウム
- カルシウム
- 食物繊維
- イソフラボン
- レシチン
- サポニン
などです。
おからの効果・効能
PMS・更年期障害の予防・改善
おからに含まれる「イソフラボン」は女性ホルモンの「エストロゲン」と似た働きをもっていることから、女性ホルモン量に変化が生じた際に、量を調整してくれる作用が期待できます。
PMSや更年期障害の症状改善や予防に役立ちます。
コレステロール値を下げる
「レシチン」や「大豆サポニン」の働きで、血中のコレステロール値を下げて、血流を改善し動脈硬化や高血圧の予防に役立ちます。
ダイエット補助
「大豆サポニン」は、脂肪の吸収を抑えてくれる働きがあることから、脂肪がつきにくく、また食欲を抑えてくれます。
また、「大豆サポニン」、「大豆ペプチド」は血流をよくする働きもあるため、代謝がアップし、ダイエット補助として役立ちます。
糖質がゼロなのも嬉しい限りです。
頭をスッキリ
「レシチン」や「コリン」の働きで脳細胞を活発にし、集中力や記憶力アップの効果が期待できます。
ボケやアルツハイマー予防にも役立ちます。
骨を強くする
カルシウムが豊富なことから、健康な骨が作られます。
おなかによい
オリゴ糖を含んでいるため、腸内細菌のエサになりおなかの調子を整えてくれます。
便秘予防に役立ちますが、不溶性食物繊維も多いため食べ過ぎは禁物です。
美肌・美髪
肌を作るのにかかせないビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEが含まれています。
また、グルタミン酸やアスパラギン酸は髪のツヤをキープするのに役立ちます。
おからのカロリー
おからのカロリーは100gあたり”111kcal”です。
白米などに比べ低カロリーではありますが、摂りすぎるとそれなりのカロリーになります。
1日あたり50g程度を目安として食べるようにしましょう。
おからの注意点
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食べ過ぎ注意
不溶性の食物繊維が多いことから、食べ過ぎると便秘ぎみになる可能性があります。
食物アレルギー
大豆にアレルギーがある人は摂取を控えてください。
食物アレルギーについてはこちらから♪
⇒食物アレルギーの原因は?アレルゲンとなる食品の種類はなに?
おからの食べ方
おからには生おからや乾燥おから(パウダータイプ)のものがあります。
いずれもお料理やお菓子にプラスして使うことができます。
おからは油を吸いやすいので、炒め物など油を使う料理にプラスする際は、できあがりの直前にまぶすようにしましょう。
おからの使い方
- お料理に混ぜる
- 和え物にする
- クッキーやパンケーキなどの生地に練り込む
- サラダにかける
- ヨーグルトに入れる
- 味噌汁に入れる
- シリアルやグラノーラに入れる
などです。
おからパウダー
おからパウダーは、おからを乾燥させて粉末状にしたものです。
スーパでも販売されてますし、通販でも購入することができます。
自分で作ることでもできます。
パウダーですので、お料理などにそのままかけたりして食べることができ、とても気軽に摂れるのが特徴です。
おからパウダーの作り方
- おからを鍋に入れて中火で炒める。
- 水分がなくなったらできあがり。
※自作のおからパウダーは冷蔵保存で10日ほどもちます。
おからの保温
おからを使ってあまった場合は、冷凍保存が可能です。
使う量に小分けにしてラップにつつみ、保存用ポリ袋にいれましょう。
保存期間
- 生のおから
冷凍保存で10日程度もちます。
- 生のおからをパウダーにしたもの
おからパウダーは冷凍保存で1か月程度もちます。
まとめ
おからの期待できる効果は、
- PMS・更年期障害の予防・改善
- コレステロール値を下げる
- ダイエット補助
- 頭をスッキリさせる
- 骨を強くする
- おなかの調子を整える
- 美肌・美髪
などです。
パウダータイプのものはとても使いやすいので、是非おすすめです。
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