スギ花粉、ヒノキ花粉の時期が終わっているのに、花粉症の症状が続いている人は、カモガヤアレルギーかもしれません。
オオアワガエリの可能性もあります。
イネ科の花粉は5月から10月まで飛ぶものもあり、自分の症状が何月から何月まででているのかを把握することが大切です。
口腔アレルギーを併発する可能性もあります。果物、小麦などにも注意が必要です。
カモガヤアレルギー、カモガヤ花粉症の時期や症状、注意しなければいけない果物などについてご紹介します
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カモガヤアレルギー(カモガヤ花粉症)とは
花粉の飛散時期はこちらから♪
⇒ 花粉症の時期は?種類別の飛散時期をまとめた花粉カレンダー2018!
カモガヤは雑草である!
カモガヤの花粉に敏感な人におきる目や鼻などの症状を”カモガヤ花粉症”や”カモガヤアレルギー”と言います。
実は花粉症の代表とも言われる、スギやヒノキの次に花粉症の原因となっているのがカモガヤの花粉なんです。
そして、多くの花粉が飛散します。
雑草の一種であり、背丈が低い植物なので、花粉の飛散距離は短い方です。
ですから、カモガヤの飛散時期は、あまり草むらなどには近づかないように注意することが大切です。
カモガヤはイネ科の植物!飛散時期は?
カモガヤはイネ科の植物です。
飛散時期は、他のイネ科の植物と同様に5月から8月と言われています。
特に5~7月は多く飛散します。
スギやヒノキ花粉の時期が過ぎているのに、花粉症の症状が治らないような人は、もしかするとカモガヤやオオアワガエリなど、イネ科の花粉症の可能性があります。
オオアワガエリ花粉にも注意!
カモガヤと同様に、イネ科の植物であるオオアワガエリは、牧草としても使用されている植物であるため、こちらも注意が必要となります。
イネ科の中では、カモガヤの次に花粉が多く飛散する植物です。
飛散時期は5~8月とカモガヤと同じ時期であり、カモガヤよりもさらに多く分布しているのが特徴です。
8月は主に北海度の飛散時期となりますので、北海道にお住まいで、この時期に花粉症がでる人はオオアワガエリの花粉が原因かもしれません。
カモガヤアレルギーの症状は?
カモガヤ花粉症の症状は、
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
- 目が腫れる
- 目の充血
- 目のかゆみ
- 涙がでる
- 咳
- 呼吸器の症状
- 皮膚のかゆみ、腫れ
などです。
いずれも、一般的な花粉症と同様ですが、自分のアレルギーの原因がどの花粉であるかを特定することで、飛散時期に合わせた予防がしやすくなります。
カモガヤは口腔アレルギー(OAS)にも注意!
カモガヤ花粉症の人は、口腔アレルギーを起こすことがあります。
これは、交差抗原性と言われているもので、カモガヤの花粉に含まれてるタンパク質の構造と似たタンパク質をもつ果物、野菜などに対しても、免疫細胞が過剰反応を起こすことで起こります。
口腔アレルギー(OAS)の症状は?
口腔アレルギーの症状は、食べたときに下記の症状が起こります。
- 口内が腫れる
- 口内が赤くなる
- 口内が痛くなる
- 喉がイガイガする
- 胃痛や腹痛、下痢をおこす
などです。
食べて30分以内に症状がでるのが特徴です。
食べた時に、口の中に違和感があったら、もしかすると口腔アレルギーを起こしている可能性があります。
また、一般的なアレルギーと同様に、その後めまいや息苦しさなどの症状がでた場合は、アナフィラキシーの心配もありますので、すぐに病院に行きましょう。
カモガヤ花粉と交差抗原性がある食べ物とは?果物、小麦も!
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カモガヤ花粉の人が食べる際に注意しなければならない食物は、
- トマト
- キウイ
- メロン
- スイカ
- オレンジ
- セロリ
- バナナ
- 小麦
などです。
食べる際に、加熱するとタンパク質の構造が変わり、症状がでなくなる場合もあります。
イネ科である、小麦にも注意しなければなりません。
カモガヤ花粉症、カモガヤアレルギーの検査は?
血液検査で、どの花粉にアレルギーがあるか調べることができます。
カモガヤやオオアワガエリなど、イネ科の花粉の項目が多くありますので、自分の花粉症の症状の原因を調べてもらいましょう。
アレルギー科や皮膚科、耳鼻科などでアレルギーの血液検査を受けることができます。
♦イネ科の花粉の検査項目
- ハルガヤ
- ギョウギシバ
- カモガヤ
- ヒロハウシノケグサ
- ホソムギ
- オオアワガエリ
- アシ
- ナガハグサ
- コヌカグサ
- セイバンモロコシ
- 小麦
- オオスズメノテッポウ
- スズメノヒエ
アレルギー検査についてはこちらから♪
⇒アレルギー検査にかかる費用とアレルギー検査項目のすべて
カモガヤアレルギーは治療できるの?対策はある?
カモガヤアレルギーに限らず、花粉症や口腔アレルギーは、一度なっていまうと完治は難しいと言われています。
一部のアレルギーについては、治療法もありますが、基本的な対策としては症状を緩和するための対症療法となります。
対策としては、
- 花粉を避けるための徹底対策を行う。
- アレルゲンとなっている食べ物を食べない。
- 抗ヒスタミン剤などの薬の服用で症状を緩和する
などです。
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⇒花粉症の症状と効果がある薬は?内服薬と目薬、点鼻薬の種類がわかる!
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⇒薬以外の花粉症徹底対策。アレルゲン花粉の除去方法を紹介!!
まとめ
カモガヤアレルギー、オオアワガエリアレルギーは春から夏にかけて注意しなければいけない花粉です。
スギやヒノキ花粉症の人は、カモガヤ花粉症の人も多いと言われています。
自分のアレルギー症状が何月にでているのか把握することで、花粉症の血液検査もスムーズに行うことができます。
花粉の飛散時期以外でもカモガヤアレルギーがある人は、口腔アレルギーにも注意が必要です。
フルーツを食べるときは、気を付ける様にしましょう。
普段からの予防、対策がとても大切です!
アレルギーになる本当の理由はこちらから♪
⇒ 私たちがアレルギーになった本当の原因は?原因は解明されている!
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