梅雨時期に入ると、湿度や気温が上がったり、下がったり。。。
健康な状態であっても体調を崩しがちなこの時期におきる体の不調は、さまざまな原因が考えられます。
暑さの変化に体がついていけないだけではないかもしれません。
なんらかのアレルギーが原因の場合は、それに合った対策が必要となります。
梅雨時期から夏にかけて起きるアレルギーの原因、症状、対策についてご紹介します。
スポンサーリンク
梅雨時期から夏のアレルギーの原因は?
ジメジメした梅雨の時期に発症するアレルギーの主な原因は、
- 低気圧アレルギー
- 花粉症
- ほこりアレルギー(ハウスダスト・ダニアレルギー)
- カビアレルギー(カビ肺炎)
などが考えられます。
「梅雨に入ってから体調が悪いな。。。」
「咳や鼻水がでるな。。」
など感じている人は、今一度アレルギーの原因物質が放置されていないかをチェックしましょう!
低気圧アレルギーでだるさが!
気象病(低気圧アレルギー)の症状
気象病ってごぞんじですか?
雨が降る前になると、頭痛がする。。。なんて人は、気象病の可能性があります。
気象病は気圧が変化することで、自律神経の乱れや内耳にかかる圧力の変化によって下記のような症状があらわれるものです。
- だるい・やる気がでない
- めまいがする
- 頭痛
- 痛み(関節や腰、肩など)
低気圧が近づくことで症状がでるケースが多く「低気圧アレルギー」もこの気象病の一つと言われています。
気圧の変化が激しい「台風アレルギー」も気象病と言えます。
梅雨時期から夏にかけては、天気がコロコロ変わりますので、だるさが続くような人は低気圧によるアレルギーが強くでているのかもしれません。
気象病の対策
低気圧に強い体にするには、
- 耳マッサージ
- ストレッチ
- 血行をよくする
などが有効と言われています。
詳細についてはこちらでご紹介しています♪
⇒体に異変が?気象病が原因かも!症状把握と対策で治療はできる!
梅雨時期の花粉症
花粉症の症状と対策
梅雨の時期でも花粉は飛んでいます。
雨が降っている間は飛散しませんが、雨がやんで道が乾くと花粉が舞い上がりやすくなります。
アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎などが起きる可能性があります。
主な症状としては、
- くしゃみ、鼻水、鼻づまり
- 咳
- 目や皮膚のかゆみ
などがあらわれます。
花粉症はスギやヒノキ花粉のみが対象ではありませんので、春が終わっても症状がでる人は、他の植物の花粉症の可能性があります。
アレルギーを抑える薬やメガネ、マスクなどでの対策が必要となります。
花粉症の対策についてはこちらから♪
⇒薬以外の花粉症徹底対策。アレルゲン花粉の除去方法を紹介!!
梅雨時期に飛散する花粉
スポンサーリンク
6月~7月に飛散する花粉は、
▶イネ科の花粉
- 小麦(属):4~6月
- オオスズメノテッポウ:4~7月
- ホソムギ:5~6月
- ハルガヤ:5~7月
- カモガヤ:5~7月
- コヌカグサ(属):5~7月
- オオアワガエリ:5~8月
- ギョウギシバ:6~8月
- ヒロハウシノケグサ:6~8月
- ナガハグサ:6~8月
- セイバンモロコシ:7~8月
▶イネ科以外の花粉
- フランスギク:5月~6月
- タンポポ(属):4月~9月
- ヘラオオバコ:7月~9月
- ヒメスイバ:4月~6月
▶樹木の花粉
- ブナ(属):4月~6月
- ニレ(属):4月~7月
- オリーブ:5月~6月
- マツ(属):4月~7月
- アカシア(属):5月~6月
などがあります。
お家のまわりや普段よく通る道などで見かけたら、その植物花粉が原因かもしれません。
いずれもアレルギー検査が可能ですので、この時期に鼻や目の症状がでる人は検査をすることをおすすめします。
アレルギー検査についてはこちらから♪
⇒アレルギー検査にかかる費用とアレルギー検査項目のすべて
ほこりアレルギー(ハウスダスト・ダニアレルギー)
お家の中に浮遊するほこり(ハウスダスト・ダニ)の吸い込み、接触によるアレルギー症状の場合は、
- くしゃみ
- 鼻水・鼻づまり
- 咳
- 気管支喘息
- 皮膚や目のかゆみ
- 皮膚の湿疹、蕁麻疹
- アトピー性皮膚炎
などの症状がおきる可能性があります。
ほこりはエアコンに!
ほこりによるアレルギーは、換気をあまりしない冬に多いイメージがありますが、この時期気を付けなければいけないのは「エアコンのほこり」なんです。
エアコンのお掃除をしていないと、「フィルター」や「フィンとファン(内部)」にホコリがびっしりたまっている可能性があります。
エアコンをつけると、びみょうなにおいがするような場合は要注意です。
くしゃみや鼻水がでだしたら、まずはエアコン掃除をしましょう。
寝具のダニの繁殖がはじまる
6月はダニの繁殖が増え始める季節です。
寝具やクッション、カーペットなどのダニ対策をしていないと、吸い込みによる鼻などの症状や、腕や背中がかゆくなるなどの湿疹などがでる場合もあります。
ダニ対策の基本は
- 寝具の乾燥
- 掃除機を頻繁に
- 布製品を置かない
です。
ダニ対策の詳細はこちらでご紹介しています。
⇒ハウスダスト・ダニアレルギーで蕁麻疹や湿疹が!症状や薬、対策、治療方法は?布団も注意!
カビアレルギー
カビアレルギーの症状
梅雨時期にやはり注意が必要なのは「カビのアレルギー」です。
温度、湿度ともにカビが最も生えやすい条件が揃ってしまうのがこの時期です。
カビの吸い込みで起きる症状には、
- アレルギー性鼻炎(鼻水、鼻づまり)
- アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎(湿疹、蕁麻疹)
- アレルギー性結膜炎(目のかゆみ、腫れ)
- 気管支喘息
- アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(発熱、喘息、咳)
- 夏型過敏性肺炎(発熱、咳)
などがあります。
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症は、カビの一種「アスペルギルス」が原因となっておきる症状です。
アスペルギルスは空気中に多く浮遊するカビです。
夏型過敏性肺炎は、カビの一つである「トリコスポロン」が原因となり発症します。
夏風邪ともよく間違えられます。
トリコスポロンは、水回りに多くお風呂やトイレ、台所、エアコンなどに発生しやすいと言われています。
カビアレルギーは血液検査が可能ですので、気になる方はアレルギー検査をすることをおすすめします。
検査についてはこちらから♪
⇒カビアレルギーの症状と原因は?ブルーチーズもNGに?検査やカビ対策も!
カビアレルギーの対策
カビはやはり水があるところ、湿気が多いところを好みます。
- お風呂
- 洗濯もの
- エアコン
- 寝具
などのカビ対策を行いましょう。
除湿器で室内の湿度を下げることも効果的です。
カビアレルギーの対策はこちらから♪
⇒カビアレルギーの原因と徹底対策方法とは!寝具のカビにも注意!
まとめ
梅雨時期に発症するアレルギーについてご紹介しました。
どれも鼻水や咳などの症状があり、原因特定が難しい場合もありますが、気象病以外はアレルギー検査が可能です。
普段の生活で気になるものを一つずつ対策していくのも一つの方法です。
梅雨時期のアトピーについてはこちらから♪
⇒梅雨から夏に悪化するアトピー性皮膚炎の原因と対策とは?汗だけが原因じゃない!
スポンサーリンク