ハンドメイドアクセサリーに使用するレジン、直接触っていませんか?
対策せずに使用していると、「レジンアレルギー」になる可能性があります。
歯科治療にも影響するレジンアレルギーにならないためには、対策が必要です。
レジンアレルギーの症状や原因、検査、治療、対策についてご紹介します。
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レジンアレルギーとは
レジンとは樹脂(プラスチック)のことで、手作りアクセサリーや雑貨、歯の治療などに使われている素材です。
このレジンとの接触が原因で起きるのが「レジンアレルギー」です。
アクセサリーや雑貨を手作りする際にこのレジン液を使うことで発症するケースが多く、レジンとの接触を重ねることで体に抗体ができ、あるタイミングでアレルギー症状があらわれます。
また、レジンを使った歯科治療の材料(詰め物や接着剤)により、口の中から徐々にレジンの成分が体内へ入る場合もあります。
ただし、歯科材料の場合は、レジンが十分に固まっていない部分から、成分が流れ出すことが原因となるため、現在、レジンアレルギーの発症はハンドメイドアクセサリーで使用するレジン液が原因である割合が多くなっています。
レジンアレルギーになってしまうと、歯の詰め物をアレルギーがでない素材に変えなければならなくなるなど、対策が必要となるケースもあります。
レジンは歯科材料として多く使われているため、他の素材にすると保険適用外となる場合が多く治療費の負担も大きくなります。
レジンアレルギーの症状
レジンアレルギーの主な症状は、
- かゆみや腫れ
- 湿疹
- 蕁麻疹
- 痛み
- 水ぶくれ
などです。
レジン液によるアレルギー症状は、初めは手などレジンとの接触部にあらわれ、その後目や鼻などの顔の皮膚に症状があわられるケースが多くみられます。
レジン液が硬化するまでの間に揮発した成分を吸い込むことで、喘息などの呼吸器系の症状があらわれる場合もあります。
また、全身の皮膚の症状が起きることもあります。
歯科材料によるアレルギー症状の場合は、口内の違和感や腫れ、喉のイガイガなどがあらわれます。
レジンアレルギーは遅延型アレルギーに該当し、接触後すぐに症状はあらわれず、数日経ってからかゆみや腫れなどがあらわれます。
レジンアレルギーの原因
アレルゲンとなるレジンの中でもハンドメイドアクセサリーの材料として、よく使われるのは、
- エポキシレジン(エポキシ樹脂)
- UVレジン(UV樹脂)
です。
エポキシ樹脂は2種類の液を混ぜて硬化させるもので、UV樹脂は紫外線をあてることで硬化させることができます。
いずれも硬化したものではアレルギー症状がでることは少なく、硬化前のレジン液の状態での接触で症状が強くあらわれます。
レジン液は、今は100円ショップでも購入でき、気軽にハンドメイドアクセサリーや雑貨が作れるため、アレルギーのリスクを知らない人が多いのが現状です。
一度アレルギーが発症してしまうと、治すことが困難になりますので、ならない対策をすることが大切です。
レジンアレルギーの検査
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レジンのアレルギー検査はパッチテストで行うことができます。
レジンの成分を皮膚に貼り、皮膚に起きる炎症などの変化を確認するものです。
パッチテストは数日間洗えない、お風呂に入れないなど制約があるため、夏はできない場合があります。
また、レジンのパッチテストは行っていない病院もあるため、あらかじめ病院を選ぶ際に確認が必要です。
アレルギー検査についてはこちらから♪
⇒アレルギー検査 アレルギー検査にかかる費用とアレルギー検査項目のすべて
レジンアレルギーの治療・対策
発症しないための対策
アレルギーを発症しないためには、レジンに直接触れないことが大切です。
レジンが揮発した際に吸い込むこともないように気を付けましょう。
換気をする
作業中は必ず換気をしましょう。
マスク・メガネ
揮発したレジンを吸い込まないための対策です。
スキンケア
作業前には、手や腕、顔にクリームを塗るなどスキンケアをして皮膚を保護しましょう。
また、なるべく肌の露出を防ぐため、長袖を着て作業をしましょう。
手袋
手袋はなんでもよいわけではなく、手袋をしていてもレジン液が滲み込んでくる場合がありますので、浸透しないもの、強度がある手袋が必要です。
おすすめは、ニトリルゴムを使用している手袋です。
通販で購入することができます。
発症してしまったら
アレルギーを発症してしまった場合は、アレルゲンを除去する必要があります。
レジンを触れないようにすること、歯科治療の際もレジンアレルギーである旨伝える、または既にレジンを詰め物に使っている場合は、違う素材のものに入れ替えるなどの対処が必要になります。
レジンアレルギーの薬
アレルギー症状を抑えるために、抗アレルギー剤や炎症を抑えるステロイドなどの塗り薬を使用します。
アレルギーの飲み薬についてはこちらから♪
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まとめ
レジン対策をしないで使用していると、ある日突然レジンアレルギーを発症する危険性があります。
レジンは直接触らないこと、揮発したものも吸い込まないことがとても大切です。
アレルギーになる理由についてはこちらから♪
⇒ 私たちがアレルギーになった本当の原因は?原因は解明されている!
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