お米が美味しくなる炊き方を知っていますか?
多くの人はYesと答えるでしょう。でも、ほんとうに美味しく炊けていますか?
ほんの少しのことを気を付けるだけで、こんなに味が変わるなんて?!
本当に美味しいごはんは、決して高いお米のことではありません。
そのお米を一番おいしい状態に炊くことが大切なのです。
そんなにお米を研がないで!!
大切なのは研ぎ方と浸水時間だったのです。
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お米のおいしい炊き方
お米を測る
お米の1合の分量は180mlです。
炊飯器などについてくる1合用の計量カップは180ml入るように作られています。
お米はカップにいれたあと、カップの底をトントンしてからすりきり状態にします
お米を研ぐ
昔はお米の水が白くなくなるまで研ぐように言われていました。
研いだ後のザル上げは米を美味しくするとも言われていました。
今は違うんです。
お米の品種改良がすすみ、精米精度もとてもよくなっている現在のお米は、そんなに研いではいけません。
ザル上げの時間も長くなるとお米が割れる原因となってしまうのです。
準備するもの
- ボウル
- ザル
手順
- ザルに軽量したお米を入れます。
- ボウルにミネラルウォーターを入れてから、お米を入れたザルをつけます。
- 手で軽くかきまぜたら、ザルを水からあげます。
※1回目の浸水は、お米が一気に水を吸いますので、一緒にヌカを吸わないように、かき混ぜたらすばやくザルを水からあげましょう。
- ボウルに水道水を入れ、お米が入ったザルをつけます。
- 手でかきまぜて、ザルを水からあげます。
- 4、5を3回行い完了です。
※水がまだ白く濁っている状態で完了です。洗いすぎるとお米の旨みもなくなってしまいますので注意してください。
水を多く吸うことから1回目(手順2,3)はミネラルウォーターを使い、2回目以降の洗い(手順4,5)は水道水を使用しても大丈夫です。
お米をザル上げする
ザルを水からあげて、お米の水切りをします。
水切りの時間は2分です。
ほんとうに水分を切るだけの時間です。
5分以上水切りをすると、お米が割れる原因となりますので、手早く水切りをしましょう。
お米の浸水
水の量
お米に入れる水の量は
炊飯器の場合
米1:水1
鍋の場合
米1:水1.2
です。
お米を測った軽量カップを使用して、水を入れましょう。
このとき使うのはミネラルウォーターです。
使う水でお米の美味しさも変わってきますので、今までミネラルウォーターを使ったことがない方も是非一度試してくださいね!
炊飯器には水の量の目安として目盛りがついていますよね。
もちろん目盛りがついていることはわかっているのですが、一度軽量カップで測った水を入れてみてください。
炊飯器の目盛りとピッタリであれば、それ以降は炊飯器を信じて水を入れましょう。
手順
- 水を入れる
- 水を入れた容器にラップをし、冷蔵庫に入れる
※炊飯器の場合は内釜で、土鍋などの水を吸う素材のときはボウルの状態で冷蔵庫に入れましょう。 - 1時間待つ
- 炊き始める
新米の場合は2時間、普通米は1時間、古米の場合は30分の浸水時間をとりましょう。
冷蔵庫に入れることで、冷えた状態から炊かれるため、ふっくらしたできあがりになります。
お米を炊く
炊飯器での炊き方
「炊飯スイッチ」をON
炊きあがったら、切るようにやさしくご飯をまぜましょう。
炊飯器の場合、蒸らし時間が終わってから”炊きあがり”となるものが大半ですが、炊きあがった後に炊飯器の電源をOFFにしてさらに10分間蒸らすことで、よりふっくらしたご飯になります。
土鍋での炊き方
- 土鍋に蓋をして、強火で沸騰させる。
- 沸騰したら弱火にし、蓋をあけて土鍋の中のご飯をかき混ぜる。
- 再度蓋をしめて、弱火の状態で10分間炊く。
- 火を止めて10分間そのまま蒸らしてできあがり。
- 蓋をあけて、切るようにやさしくご飯をまぜましょう。
お米の保存
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手順
- ラップに包む
- ラップの上からアルミホイルで包む
- 冷凍庫の急冷コーナー(ステンレスバッドの上)で一気に冷凍する
お米の冷凍保存は炊きあがり後、早ければ早いほどおいしさがそのまま保たれます。
炊飯器を保温状態で何時間も放置しておくと、水分が抜けてどんどん旨みも逃げてしまいますので、必要分以外はすぐに冷凍しましょう。
冷凍庫には熱いうちに入れるのが、美味しく保つコツです。
お米がアレルギーに悪い理由
白いお米、パンや麺類、お砂糖はアレルギーによくないと言われます。
本当にそんなことがあるのでしょうか。
白米はほとんどが糖質でできています。
体の中で糖質を分解してエネルギーにするためには、多くのミネラルやビタミンを必要としますが、白米自体には分解に必要な分のミネラルやビタミンは含まれていません。
ですから、野菜など他の食品から摂らない限り、腸や副腎に負担がかかってしまい、腸内環境の乱れから免疫低下やストレス耐性による問題を起こし、アトピーなどのアレルギー症状が悪化すると言われています。
もちろんお米にアレルギーがある場合は、お米を食べることを避けなければいけません。
しかし、そうではない人は、お米と一緒にバランスのよい食事をすること、お米ばかり食べ過ぎないこと、雑穀などを混ぜて、ビタミンやミネラル、食物繊維を一緒に摂るなどの工夫をすることで、アレルギーが悪化することは防げるのです。
もしお米を食べると、アレルギーが悪化するというのであれば、まずはバランスのよい食事がとれているかを見直してみましょう。
まとめ
お米を美味しく炊くためには、研ぎ方と浸水時間が大切なことがわかりましたね。
ほんとうに美味しくもちもちに炊けますので、一度お試ししてみてください!!
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