春に猛威を振るうスギ・ヒノキの季節が終わったのに、夏になったのにアレルギー症状がでている?
暑さを感じ始める6月や7月・8月の夏真っ只中でも、アレルゲンとなる物質は存在しています。
アレルギーというと花粉症の人が圧倒的に多いのですが、アレルギーの原因は花粉症だけではなく、カビやダニ、紫外線のアレルギーや寒冷蕁麻疹など多岐にわたり、花粉の飛散以外にも注意する必要があるんです。
6月、7月、8月の夏におきるアレルギーの原因についてご紹介します。
スポンサーリンク
夏のアレルギー
花粉カレンダーについてはこちらから♪
⇒花粉症の時期は?種類別の飛散時期をまとめた花粉カレンダー2018!
6月~8月にアレルギーを起こす原因として考えらるのは、
- イネ科の花粉症
- カビアレルギー
- ダニアレルギー
- 紫外線アレルギー
- 寒暖差アレルギー
- 汗アレルギー
などがあげられます。
蕁麻疹がでるような場合は寒冷蕁麻疹の可能性がありますので、注意が必要です。
6月、7月、8月の花粉症
イネ科の花粉は6~8月頃に飛散するものが多く、夏の花粉症を引き起こす可能性があります。
6月は関東地方ではスギ花粉が、北海道ではシラカンバ花粉の飛散量は少ないですが飛んでいます。
7月はイネ科以外のアレルゲンとなる花粉は飛散量がほとんどないという特徴がありますので、症状の原因が花粉の場合はイネ科の確立が高いと考えられます。
8月の終わりには、イネ科の花粉に加えて、ブタクサやヨモギ、カナムグラの飛散が始まります。
8月の終わりに軽く症状を感じるようであれば、これらの花粉症の可能性があります。
イネ科の植物
イネ科の食物は6~8月に飛散量が多いのが特徴です。
- カモガヤ
- ギョウギシバ
- カモガヤ
- イネ
- 麦
- アシ
- ススキ
- ナガハグサ
- コヌカグサ
- ヒロハウシノケグサ
- ハルガヤ
- シラゲガヤ
- コスズメノチャヒキ
- ホソムギ
などです。
8月の終わりに飛散(イネ科以外)
8月の終わりにはイネ科以外の花粉も飛散が始まります。
以下は、8月から飛散する植物です。
- ブタクサ
- ブタクサモドキ
- オオブタクサ
- ヨモギ
- カナムグラ
- クワ
アレルギー検査(特異的IgE抗体検査)
夏に飛散する花粉のアレルギー検査は、血液検査で下記の項目の検査が可能です。
検査項目は自分で選ぶことが可能ですので、医師と行う項目については相談して決めましょう。
- ハルガヤ
- ギョウギシバ
- カモガヤ
- ヒロハウシノケグサ
- ホソムギ
- オオアワガエリ
- アシ
- ナガハグサ
- コヌカグサ
- セイバンモロコシ
- 小麦
- オオスズメノテッポウ
- スズメノヒエ
- ブタクサ
- ブタクサモドキ
- オオブタクサ
- ニガヨモギ
- ヨモギ
- カナムグラ
- クワ
花粉症の対策
アレルギーを抑える薬を飲むことができます。
病院では抗アレルギー剤などが処方されます。
また、花粉を吸い込まない、花粉を家に入れない対策を徹底することです。
夏はマスクは息苦しいので、お薬で症状を抑えるのがおすすめです。
花粉症の治療についてはこちらから♪
⇒花粉症の症状と効果がある薬は?内服薬と目薬、点鼻薬の種類がわかる!
花粉症の徹底対策についてはこちらから♪
⇒薬以外の花粉症徹底対策。アレルゲン花粉の除去方法を紹介!!
紫外線アレルギー
紫外線アレルギーは、日光にあたることで、湿疹や蕁麻疹などの症状がおきるもので、「光線過敏症」と呼ばれます。
光線過敏症には、日光蕁麻疹や多形日光疹をはじめいくつかの症状があります。
紫外線アレルギーの対策
いずれの症状の場合も、日光に当たることが原因となりますので、紫外線に当たらないように日焼け止めクリームや衣類、サングラスなどで工夫することが大切です。
紫外線アレルギー(UVアレルギー)の詳細についてはこちらから♪
⇒紫外線アレルギーの症状とは?対策することで、緩和できる!
汗アレルギー
汗アレルギーは自分の汗が原因で、湿疹やかゆみなどのアトピーの症状がでるものです。
汗アレルギーの対策
アレルギーを抑える薬を飲むことができます。
できるだけ汗を防ぐことで対処します。
以前は血液検査で汗のアレルギーが確認できましたが、HRT検査は2018年3月で終了してしまいました。
汗アレルギーについてはこちらから♪
⇒コリン性蕁麻疹とは?原因は汗アレルギーのせい?汗を抑える対策と治し方!
カビアレルギー
スポンサーリンク
カビアレルギーは、その名の通りカビを吸い込むことでアレルギーの症状がおきるものです。
症状としては、咳、鼻炎、結膜炎、湿疹やかゆみ、呼吸困難などの気管支の症状などがあらわれます。
カビは高温多湿を好みますので、地方にもよりますが日本では6月の梅雨時期から9月の高温の時期まではカビアレルギーが悪化する可能性が高いです。
カビアレルギーの対策
お家の中にいるカビの徹底対策が必要です。
カビは、お風呂場などの水回りだけではなく、衣類の生乾き、洗濯機、エアコンなどにも発生しやすいので、吸い込まないようにお掃除をしましょう。
カビアレルギーとカビの対策はこちらから♪
⇒カビアレルギーの症状と原因は?対策と予防方法の全て!
ダニアレルギー
ダニのフンや死骸を吸い込むことで湿疹やかゆみ、咳や鼻の症状、呼吸器系の症状があらわれます。
6月~9月までは、ダニの繁殖が特に活発になる時期ですので、ダニが原因でアレルギーがでている可能性があります。
また、ダニ対策ができていないと、繁殖期の夏はもちろんですが、秋の方がさらに多くのダニの死骸やフンが、室内を舞い上がりアレルギー症状が強くでる可能性があります。
ダニアレルギーの対策
ダニの対策は洗濯乾燥機や布団乾燥機、掃除機を使って、少しでもダニの数を少なくすることです。
ハウスダスト・ダニアレルギーについてはこちらから♪
⇒ハウスダストアレルギーの症状は?対策と治療方法を解説!
ダニの徹底対策についてはこちらから♪
⇒夏は脅威!そのダニ対策、効果ある?絶対退治法、刺されたときの対処は?
寒暖差アレルギー(温度差アレルギー)
寒暖差アレルギー(温度差アレルギー)は急な温度変化に対して、主に鼻みずや鼻づまりなどの鼻の症状がでるアレルギーです。
アレルゲンとなる物質が原因ではなく、自律神経の調整がうまくいかないことが原因の可能性が高いと言われています。
夏は屋外と室内の温度差が激しく、体の温度調整機能がついていきなくなるため、発症します。
寒暖差アレルギーの対策
対策は温度差に気をつけることや点鼻薬などの対症療法となります。
寒暖差アレルギーの詳細についてはこちらから♪
⇒寒暖差アレルギーの症状は?咳、鼻水の薬や対策はあるのか?!
寒冷蕁麻疹
寒冷蕁麻疹は、寒冷刺激が原因で蕁麻疹が発症するものです。
なんとなく冬に発症するイメージがありますが、実は夏の暑い時期にも、エアコンや冷水、プールに入ったときなどに発症するケースがあります。
寒冷蕁麻疹の対策
アレルギーを抑える薬の服用や、温度変化を避けることが大切です。
寒冷蕁麻疹についてはこちらから♪
⇒子供に多い寒冷蕁麻疹の原因は?プールは危険?症状を把握して今すぐ対策を!!
まとめ
夏に起きる可能性があるアレルギーについてご紹介しました。
原因は花粉だけではなく、いろいろあることがわかったと思います。
それぞれの原因や症状を把握して、それに合った対策が必要となります。
アレルギー症状を感じたら、まずは検査を受けることをおすすめします。
秋のアレルギーについてはこちらから♪
⇒ 9月、10月のアレルギー・花粉症の原因は?鼻水、目のかゆみ、くしゃみの症状が!
スポンサーリンク