トマトジュースを飲んでアレルギー症状がかなり軽減した体験談です。
トマトジュースには他にもさまざまな効果があり、ダイエット以外にも体の調子を整えることができます。
トマトを食べるよりも、濃縮されたトマトジュースだからこそ多くの栄養を摂取することができます。
そんな、トマトのすごい効果をご紹介します。
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アレルギー改善にトマトが?
これはアレルギーに効果がある!!とよくいろいろな食べ物が紹介されていますね。
そういう食べ物の成分を確認してみると、含まれる成分の作用は大きく3つに分かれています。
- 抗アレルギー作用がある
- 抗酸化作用がある
- 腸内環境をよくする
どの作用も確かにアレルギーの人にとっては、とても大切な作用です。
「抗アレルギー作用」と「抗酸化作用」はもちろん、体の免疫が正常に働くために大切な作用です。
また「腸内環境」をよくすることで、免疫の過剰反応を防ぐことができると言われていますし、腸内環境がいい人は風邪や病気にも強く生きていくことができます。
サプリメントでの補充ではなく、自然にある食物で体にいい、そしてアレルギーを軽減できるものをなるべく摂取し、アレルギーの症状軽減ができたら嬉しいですね。
わたしが今まで実践して一番効果があったトマトジュースを紹介します。
トマトの栄養と効果
トマトの成分の代表は
- リコペン
- ペクチン
- ルチン
- 13-OXO-ODA
そのほかはビタミンA、B1、B2、B6、C、カリウムなども含まれますが、ビタミン、ミネラルについては他の野菜に比べ含有量が特に多いというわけではありません。
それでは、リコペン、ペクチン、ルチンの特徴をみてみましょう
リコペン(リコピン)
リコペンは、βカロテンと同じカロテノイド色素の一つで、βカロチンは体内でビタミンAに変わりますが、リコペンはそのまま体内へ吸収されます。
赤系トマトにはリコペンが多量に含まれています。
リコペンに期待できる効果
- 抗酸化作用が強い(熱にも強いのでトマトジュースなどに加工しても効用は損なわれない)
- がんや動脈硬化の予防効果
- 善玉コレステロールの増加作用
- メラニン色素生成を抑制するので、美白効果
ペクチン
ペクチンは食物繊維の一種です。
ペクチンに期待できる効果
- 血液中のコレステロールや胆汁酸、有害物質を吸収し排泄させる
- 腸内環境を整え、便秘解消作用あり
ルチン
ルチンはポリフェノールの一種です。
ルチンに期待できる効果
- 抗アレルギー作用 ヒスタミンの分泌速度を遅らせる
- 抗酸化力が強い
- 血管を強くする
- 血流を改善する
- 血圧降下作用
- ビタミンCの吸収率をあげる
13-OXO-ODA(ジュウサンオキソオーディーエー)
脂肪酸の1種である13-OXO-ODAがトマトには含まれており、中性脂肪を減らす作用があることがわかっています。
これによって、ダイエット効果が期待されます。
13-OXO-ODAはトマトより、トマトジュースに多く含まれ、食事と一緒に200mlのトマトジュースの摂取で、効果が期待できます。
トマトジュースでハウスダスト・ダニアレルギーが軽減
トマトに含まれている成分は、抗酸化作用が高く、抗アレルギー作用もあり、腸内環境も整えるという、アレルギー体質の人にとっては、とても嬉しい成分がたくさんであることがわかりました。
わたしがトマトジュースを飲んでアレルギー症状が改善した経験談です。
私はひどいハウスダスト・ダニアレルギーで、IgE抗体の数値も高値です。
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少しのホコリの接触でも全身が痒くなるため、掃除のたびに顔が赤くなり湿疹が悪化し、大量のホコリを吸い込んだ時は軽い喘息が起きたり、微熱がでることもあります。
お風呂の後に、少しでもホコリが付いているものを触ると痒みで眠れなくなるため、とにかくお風呂前にすべての家事を終わらせます。
ちょっとした片付けや、アイロン、洗濯物を畳んだり、次の日の服を選ぶなど、水まわりの家事以外はホコリが発生する可能性があるため、完全に避けます。
現在は日常的な掃除であれば、ほとんど痒みはでなくなりました。
ただ、今もお風呂後の家事は極力しないようにしていますけどね。
元々トマトは好きな方ですが、トマトジュースはトマトとは違い飲みづらく、むしろ嫌いだったためほとんど飲んだことがありませんでしたが、私の母が突然トマトジュースを飲めと電話で話すたびにしつこく言うので、しぶしぶ飲み始めました。
私の母は、テレビなどで紹介している「この食品が○○に効く!!」的なものを見ては実践してみるタイプの人です。
トマトジュースを飲むことで何に効果があると母が言っていたかは覚えていませんが、その時母が勧めた理由となったトマトジュースの効果がアレルギー症状の緩和ではなかったのは確かです。
アレルギーに効くと言われたわけではありませんが、母のプレッシャーに負け、わたしはトマトジュースを飲むことにしました。
初めは毎朝飲んでいたニンジンベースの野菜ジュースから、トマトベースの野菜ジュースに変えました。
しばらくすると、トマトの味に慣れたらしくトマトジュースも飲めるようになりました。
トマトジュースを飲み始めてから3か月ほどたったころ、スノボーでホコリの多い宿に泊まった際、普通に眠れたことに次の朝驚きました。
かなり埃っぽい部屋だったので、アレルギー体質ではない友達までもが咳とくしゃみをしていたのを覚えています。
それなのに、その日私は平気でした。
もちろん抗ヒスタミン剤は常に飲んでいますが、外泊時に至ってはいつもは咳と痒さで寝つきが悪く、数時間おきに目が覚めるのが当たり前なので、驚きの改善でした。
それからの私は、毎日かかさずトマトジュースを飲んでいます!
トマトジュースをどのくらい飲むと効果があるのか
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あくまでも、私の経験での”期間”と”量”ですので、目安にしてくださいね。
摂取期間
ハウスダウト・ダニアレルギーの症状軽減を感じたのは飲み始めてから約3か月経過後。
摂取量
- 朝食:コップ一杯のトマトジュースを毎日
- ランチ:平日は、パック(250mlくらい)のトマトジュース。(土日は朝のみで、ランチはなし)
- 夕食:1日おきくらいに、サラダにミニトマトを3~4個程度摂取
結構飲んでいるような気もしましたが、始められる量だと思います♪
トマトジュースの種類
トマトジュースにもいろいろ種類があります。
どのタイプを飲むのがいいのでしょうか。
ビタミンには熱に弱いものもありますが、リコペンは熱に強いので加工してあってもそのまま成分が残っています。
また、トマトアレルギーがある人は摂取はきびしいですね。
スギ、ヒノキ花粉のアレルギーの人の中には、トマトの口腔アレルギーがでる人もいますので、注意をしてください。
ジュースの製造方法
トマトジュースには「濃縮還元」と「ストレート」のタイプがあります。
- 「ストレート」タイプはそのまま絞ったものです。
- 「濃縮還元」タイプとはジュースを搾汁したものから水分を除き、その後再度水分を加えたものです。
水分を除くことで、保存や輸送などに便利になるためこのような製造法が使用されています。
水分を抜くわけですから、加熱されているように思われがちですが、濃縮還元の全てが加熱により水分の除去を行っているわけではありません。
濃縮還元にもいくつかの製造方法があり、加熱されていないものもあります。
- 「真空蒸発濃縮法」:加熱し水分を除く。香り成分は少なくなるが、低温で行うため、成分の変化が少ない
- 「凍結濃縮法」:非加熱。水分凍結によって濃縮する
- 「逆浸透濃縮法」:非加熱で水分を除く
加熱タイプの特徴
- リコピンが増加する
- ビタミンCと食物繊維が減少する
非加熱タイプの特徴
- ビタミンCと食物繊維が減少しない
- 香りを損なわない
加熱タイプはリコピンが増加するという、嬉しい効果がありますが、やはりビタミンCや食物繊維は減少します。
ただし、販売されているジュースを見ると成分表示はそんなに変わりませんので、あまり気にしなくてもいいというのが結論です。
また、トマトに比べトマトジュースにすることで、リコピンをはじめとしたさまざまな成分が、濃縮されて多く摂れるという利点があります。
スギ、ヒノキ花粉があって大量にトマトを摂取するのが心配な方は加熱タイプの方がいいかもしれません。
わたしはスギ、ヒノキ花粉症ですが、どのタイプのトマトジュースでも問題はないようです。
含有成分を注意する
塩分
食塩添加の有無がありますので、長く飲むことを考えると無塩のものを選んだ方がいいでしょう。
添加物
できるだけ、添加物が入っていないものを選ぶ
その他の成分
他の野菜成分も摂取したければ、トマトベースの野菜ミックスジュースを選ぶ
まとめ
万人に効くというわけではないとは思いますが、トマトジュースは本当にアレルギー軽減に効果があったので、私の一番のオススメです。
アレルギーがある方、トマトの摂取が可能であれば、是非一度試してくださいね。
わたしは現在も飲み続けていますが、ハウスダストアレルギーの症状が軽くなったおかげで、スノボーなどでの外泊時は以前よりかなり眠れるようになりました。
トマトジュースの種類は特に気にしていなかったので、濃縮還元のジュースを朝食時に飲み、ランチの時はパックのストレートタイプを飲んでいました。無塩、香料・保存料無添加であれば、長く続けるためにも、好みの味のものを選ぶのがいいと思います。
商品によって、トマトの濃度や味、飲みやすさもかなり異なりますので、いろいろなメーカーのものを試して美味しいと思えるもので続けてみるのが一番です。
どうしても、味が苦手でトマトジュースが飲めないという人は、トマト成分のサプリメントも考えてみるのもいいと思います。
トマトアレルギーについてはこちらから♪
⇒ トマトアレルギーの症状は?加熱トマトは食べれる?!仮性アレルゲンの可能性も!
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