ターメリックはアンチエイジングやガン予防、肝機能向上、アルツハイマー予防、ダイエットなど、さまざまな効果が期待できるスーパーフードです。
二日酔いに効果があるとされていたウコンですが、ウコンに効果がないと発表されました。
しかし、これはウコンのことではなく「クルクミン」のことでした。
詳細も含めて、お伝えしたいと思います。
ターメリックはスパイスだけではなく、いろいろなお料理にも活用できる食品です。
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ターメリックとは
ターメリックはショウガ科ウコン属の多年草の植物です。
英語名は「ターメリック(turmeric)」ですが、日本語でいうと「ウコン」のことです。
ウコンはサプリメントにも利用されている馴染み深い食物です。
ウコンには、「春ウコン」、「秋ウコン」、「紫ウコン」、「黒ウコン」があり、ターメリックと言われているのは、「秋ウコン」のことです。
秋ウコンにはポリフェノールの一種である「クルクミン」が多く含まれています。
ターメリックはショウガによく似た食物で、煮たものを乾燥・粉砕させて粉状にしています。
原産はインドで、古くから医療の現場で薬として使われていました。
現在は食用でスパイスや食用の着色剤として使用されています。
ターメリックの効果・効能
ターメリックの注目される栄養成分は
- ビサクロン
- クルクミン(ポリフェノール)
- セスキテルベン類
です。
それでは、ターメリックの効果を見ていきましょう。
アンチエイジング・ガン予防
強い抗酸化作用から、活性酸素の除去ができ、老化防止やガン予防の効果も期待できます。
ガン予防には、秋ウコンであるターメリックよりも「春ウコン」の方が効果が高いとされています。
肝機能改善
ビサクロンやクルクミンの強いの抗酸化作用は、肝機能、消化器系の症状を改善する効果があり、二日酔いの改善にも役立ちます。
精油成分であるテルペンも肝機能向上の効果があります。
ウコンは効かない?
2017年1月にウコンは二日酔いには効果がないという発表がありました。
しかし、これはウコンの研究結果ではなく、ウコンに含まれる成分の「クルクミン」が体への吸収率が低いことから、肝機能向上には効果があまり期待できないという発表であり、ウコンのことではないのです。
ウコン(ターメリック)にはクルクミン以外にもいろいろな成分が含まれていますので、「ウコンは効かない」というのは言い過ぎ?という結論です。
抗アルツハイマー
ターメリックはアルツハイマー病の原因となる物質を分解させることからアルツハイマーの予防や進行を抑える働きがあると言われています。
カレーをよく食べるドイツでは、アルツハイマー病の発症が少ないこともわかっています。
ダイエット
ターメリックは脂肪細胞の分裂を防ぎ、脂質代謝を改善する作用があることからダイエットに役立ちます。
ターメリックの注意点
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妊婦は控える
子宮を収縮される作用があると言われているので、授乳中、妊娠中の方は、大量に摂取することは控えてください。
肝臓が弱い人はダメ
ターメリックは肝機能向上の効果が有名ですが、摂りすぎにより、肝機能に障害を起こすという結果もでています。
摂りすぎには注意が必要です。
また、ターメリックの過剰摂取は鉄分の摂りすぎになる可能性がありますので、もともと肝炎などの肝機能の障害のある人は特に気をつけてください。
ターメリックの使い方
ターメリックは香りがよく、味のはっきりしたお料理にとても合います。
パウダー状なので、スパイスとして使うだけではなく、サラダに混ぜたり、お肉にまぶして焼いたりといろいろな場面で使うことができます。
また、ドリンクの場合は、温かい飲み物に混ぜると美味しくいただけます。
- カレーのスパイスとして
- お肉にまぶして焼く
- リゾットのスパイスにする
- ターメリックサラダ
- ターメリックライス
- ターメリックドリンク
ターメリックライスの作り方
ターメリックライスは、カレーの他、ドリアやチャーハンにも使うことができ、とても美味しく見た目もキレイです。
材料
- お米:3合
- ターメリック:小さじ1
- バター:30g
お好みで
- コンソメ:大さじ1
または
- 塩:少々
手順
- お米を先に研ぐ
- お米にターメリック、バターを入れてから、水を入れる
- お米を炊く
簡単にできるレシピです。
カレーなど味が強いものと食べ合わせるのであれば、コンソメなどの調味料は入れなくてもいいと思います。
まとめ
ターメリックの効果は
- アンチエイジング・ガン予防
- 肝機能改善
- 抗アルツハイマー
- ダイエット
です。
お料理で活用して、是非おためしください♪
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