かぶは年に2回旬がある、胃腸にとてもよい野菜の一つです。
お料理としては、お漬物が主流ですが、お味噌汁や炒めものにも活用できる野菜です。
また、「かぶの葉を捨ててしまっている人いませんか?」
葉にも栄養成分が含まれていますので、捨ててしまうのでとてももったいないことなんです。
かぶの栄養成分、効果・効能、カロリー、糖質、効果的に摂る方法、葉の活用をご紹介します。
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かぶの旬はいつ?葉は食べられる?
蕪(かぶ)の旬は、
- 3~5月
- 10~11月
の年2回にわかれています。
寒い時期のものは甘みが強いのが特徴、暖かい時期のものはやわらかいのが特徴です。
わたしたちが通常食べている白い実っぽい部分は、実は「根の部分」です。
葉はスーパーでは既に切り落とされて販売されている場合が多いのですが、実は葉も栄養価が高いと言われています。
ただし、葉は痛みが早いため直営などのスーパーではない限りは、なかなか葉付きのものを入手できないのが残念なところです。
葉付きのものを見かけたら、是非そちらを選ぶようにしましょう!
かぶの栄養成分
かぶは、根の部分と葉の部分で含まれている栄養成分が異なるものがあります。
いずれの部分にも含まれている成分は、
- ビタミンB1、B2、B6
- ビタミンC
- 葉酸
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- βカロテン
- 食物繊維(リグニン)
- ジアスターゼ(消化酵素)
- アミラーゼ(消化酵素)
- グルコシノレート(辛味成分)
- イソチオシアネート(辛味成分)
などです。
▶また、葉特有の成分は
- ビタミンE
- βカロテン
- ビオチン
などが含まれています。
せっかくであれば、葉も一緒に食べた方が多くの栄養成分を摂ることができますね!
また、かぶで注目の成分は、消化を助ける「ジアスターゼ」と「アミラーゼ」です!とても胃腸によい成分なんです。
かぶの効果・効能
かぶにはどのような効果、効能があるのか見ていきましょう。
胃腸の機能を助ける!
かぶに含まれる「ジアスターゼ」や「アミラーゼ」は消化酵素です。
炭水化物やでんぷんなどの栄養成分の分解や吸収の働きを助けることができるんです。
ですから、胃のムカムカなどの胃の不調を解消してくれる効果が期待できます。
また、食物繊維が豊富に含まれているので、腸内環境を整えることはもちろん、便秘予防にも役立ちます。
食物繊維はコレステロールの吸収を抑制し、急激な血糖値の上昇を防ぐ効果が期待できる成分です。
肝臓を助ける!
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辛み成分である「グルコシノレート」は、血栓を予防したり、肝臓の解毒作用を促す働きがあります。
大根やキャベツにも含まれている成分です。
かぶのカロリーと糖質
かぶのカロリー
かぶのカロリーは
- 100gあたり:20kcal
です。
▶比較すると
- かぶ 中1個(120g):24kcal
- 大根 中1/7本(120g):22kcal
- リンゴ M1/2個(可食部127g) :69kcal
- ご飯 1膳(150g):252kcal
同じ重さの大根との比較では、ほぼ同カロリーです。
リンゴと比べるとカロリーの低さがわかると思います。
かぶの糖質
かぶの糖質は、
- 100gあたり:3.1g
です。
▶比較すると
- かぶ 中1個(120g):3.72g
- 大根 中1/7本(120g):3.36g
- リンゴ M1/2個(可食部127g) :16.7g
- ご飯 1膳(150g):約55.5g
同じ重さの大根との比較では、ほぼ同じくらいの糖質です。
水分量も多く、見た目の通り低糖質の野菜です。
かぶの注意点・効果的に摂るには!
加熱するともったいない?
酵素は熱に弱いという特徴がありますから、「ジアスターゼ」や「アミラーゼ」の作用を活かしたいのであれば、生で食べる方が効果的です。
また、ビタミンCは熱に弱く、水に流れ出てしまう特徴がありますので、漬物の際は即席漬けが向いています。
大根おろしのように、おろして食べると消化の手助けには効果的抜群です。
葉も活用!
上でもご紹介しているように、かぶの葉にも栄養素が多く含まれていますので、葉付きのものが手に入った際は、葉も必ず使うようにしましょう。
葉の使い方は、
- 湯通しして漬物に
- 炒め物
- 茹でて胡麻和え
- 味噌汁に入れる
などの方法で食べることができます。
まとめ
かぶの栄養成分や効果、効能、効果的な食べ方についてご紹介しました。
とても胃腸によい食べ物だということがわかりましたね!
葉の部分も捨てずに丸ごと活用してください!
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