あまり馴染みがない人も多い「ウド」は独特の香りと苦味が美味しい山菜です。

 

茎だけではなく、葉も食べることができ、生薬としても活用されているウドは、疲労回復や食欲をアップする効果なども期待できます。

 

ウドの栄養素や効果・効能、カロリー・糖質についてご紹介します。

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ウドとは

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ウド(独活)はウコギ科タラノキ属の多年草です。

夏になると2~3メートルほどの大きさに育つ茎の特徴から、

独活の大木(うどのたいぼく)

というたとえがあります。

意味は「からだばかり大きくて役に立たない人」をたとえている言葉ですが、実際のウドは体にもよく食材や生薬としても大いに役立っています

 

古くから、根茎は「独活(どっかつ)」という生薬として使われていました。

 

出荷時期の違いで「春ウド」と「寒ウド」があります。

「春ウド」の方がやわらかく出荷量が多いのが特徴で、3月~5月が旬となります。

 

現在、日本では東京都、茨城県、栃木県などで栽培されています。

アクが強い野菜ですが、苦味と香りが独特な美味しい山菜と言えます。

ウドに含まれる栄養素は?

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ウドのビタミン

ウドに含まれているビタミンは、

  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ビタミンK
  • ナイアシン
  • 葉酸
  • パントテン酸
  • ビオチン

などです。

葉酸ナイアシンが多く含まれています。

ウドのミネラル

ウドに含まれているミネラルは、

  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • リン
  • 亜鉛

などです。

カリウムが多く含まれています。

ウドの機能性成分

ウドに含まれている機能性成分は、

  • クロロゲン酸(ポリフェノール)
  • アスパラギン酸(アミノ酸)
  • ジテルペノイド
  • ジテルペンアルデヒド
  • ピネン(精油成分)
  • リモネン(精油成分)
  • タンニン(ポリフェノール)
  • ケルセチン(フラボノイド)
  • ケンフェロール(フラボノイド)

などです。

タンニンは若葉に少量含まれています。

ウドの効果・効能

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疲労回復・風邪予防

ジテルペンアルデヒド」は血液の循環をよくし疲労回復に役立ちます。

また、アミノ酸の一種である「アスパラギン酸」は、不足すると疲れやすくなりますので、補うことで疲れにくくなり、抵抗力も高まります。

便秘予防

不溶性食物繊維」が多く含まれていることで、便通をスムーズにし便秘予防・改善効果が期待できます。

食欲増進

ポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」には、胃液の分泌を促す働きがあります。

食欲がないときにおすすめです。

むくみ予防・血流をよくする

カリウム」が多く含まれていることから、体内の余分なナトリウムを調節し、むくみ予防に役立ちます。

ジテルペンアルデヒド」や「ピネン」の働きで血行をよくし冷え性の改善効果も期待できます。

ウドのカロリーと糖質

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ウドのカロリー

ウドのカロリーは

  • 100gあたり:18kcal
  • 163g(1本):29kcal

です。

野菜の中でも低カロリーです。

ウドの糖質

ウドの糖質は、

  • 100gあたり:2.9g
  • 163g(1本):4.73g

です。

ウドは糖質も低めです。

まとめ

ウドの栄養や効能についてご紹介しました。

ウドは、茎だけでなく葉も天ぷらなどにして食べることができます。

食べたことがない人も多いと思いますが、旬に出会うことができれば是非一度お試ししてみてくださいね!

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