夏の暑さに疲れたときの
「スイカのみずみずしさと甘さがたまらない~という人!」いませんか?
実際にスイカには夏バテや疲労回復の効果が期待できる果物の一つなんです。
「スイカは水分ばかり多くて、栄養はないのでは?」
と思っている人は、夏にもってこいのスイカの栄養成分や機能性成分を是非チェックしてください!
スイカの栄養分、効果・効能、カロリー・糖質、種や皮の食べ方、食べ過ぎなどの注意点についてご紹介します。
スポンサーリンク
スイカに含まれる栄養素は?
南アフリカ原産のスイカ(西瓜)はウリ科の植物で、夏の代表とも言える果物の一つです。
旬は5~9月と暑い季節で、夏バテ防止にとても役立ちます。
スイカは90%以上が水分でできており、カリウムを多く含みます。
スイカに含まれる成分をみていきましょう!
スイカのビタミン
スイカに含まれているビタミンは、
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンE
- ナイアシン
- 葉酸
- パントテン酸
- ビオチン
などです。
ビタミンAやビタミンCが多く含まれています。
※含有量の”多い”、”少ない”は一日に必要なビタミンの摂取量を目安にご紹介しています。
スイカのミネラル
スイカに含まれているミネラルは、
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- リン
- 鉄
- 亜鉛
- 銅
- マンガン
- モリブデン
などです。
カリウム、マグネシウム、銅、モリブデンが多く含まれています。
※含有量の”多い”、”少ない”は一日に必要なミネラルの摂取量を目安にご紹介しています。
スイカの機能性成分
スイカに含まれている機能性成分は、
- カロテン
- リコピン
- シトルリン(アミノ酸)
などです。
スイカで注目の成分は「シトルリン」です。アミノ酸の一種で利尿作用があります。
スイカの効果・効能
利尿作用・むくみ予防
スイカは「カリウム」を含んでいますので、利尿作用があります。
また、尿を作る働きがある「シトルリン」も含まれていますので、腎臓の働きを助ける作用があります。
カリウムは余分な塩分を体外へだしてくれる働きもありますので、塩分過多を防ぎ高血圧対策にも役立ちます。
また、「シトルリン」は血流を改善する作用もあることから、むくみ予防に役立ちます。
夏バテ予防
水分が多いスイカは、体内の水分補給、果糖がエネルギーに変わりやすい点から、夏のエネルギー補充として役立ちます。
スイカはほてった体の熱を冷ましてくれること、汗で流れやすいカリウムなどのミネラル補給もできることから、夏バテ予防に効果があると言われています。
アンチエイジング
スポンサーリンク
「βーカロテン」や「リコピン」などのカロテノイドや「ビタミンC」には抗酸化作用があることから、活性酸素の除去や紫外線による酸化を防ぎ老化防止に役立ちます。
冷え・肩こり解消
「シトルリン」は血液の循環を促す作用がありことから、血行不良を防ぎ、冷え性や冷えによる肩こり解消などへの効果が期待できます。
スイカのカロリーと糖質
スイカのカロリー
スイカのカロリーは
- 100gあたり:37kcal
です。
▶100gで比較すると
- スイカ:37kcal
- メロン 約1/5個:42kcal
- りんご M半分弱:54kcal
- バナナ 1本強:86kcal
- ご飯 2/3膳:168kcal
他の果物に比べると低カロリーですね。
スイカ100gはどのくらいかというと、S玉の場合一玉で1.8kg程度ですので、1/8カットの約半分くらいでしょうか。
一回に食べられる量くらいだと思います。
スイカの糖質
スイカの糖質は、
- 100gあたり:9.2g
です。
▶100gで比較すると
- スイカ:9.2g
- メロン 約1/5個:9.8g
- りんご M半分弱:13.1g
- バナナ 1本強:21.4g
- ご飯 2/3膳:36.8g
糖質も他の果物よりは低めです。
スイカの効果的な食べ方は!
皮も活用して!
スイカの皮には、シトルリンが多くふくまれていますので、捨てるのはもったいないんです。
皮は細くカットすると、
- サラダ
- 漬物
- 炒め物
などに活用できます。
種の食べ方
「スイカの種が食べられる!」
って知らない人が多いと思いますが、実はちょっと手を加えるだけで簡単に食べられるようになるんです。
- 種を洗ってから、種を乾燥させる
- 乾燥種に塩を振り、フライパンで炒る
種を食べるときは、噛んで黒い皮を外にだします。
種の中身を食べるということですね!
スイカの種には、モリブデンや銅が多く含まれています。
スイカに塩は定番?
わたしが小さい頃は、いつもスイカにアジシオをかけて食べていました。
子供だったので、特に気にせずいつもそうして食べていましたが、塩をかけることで、スイカの甘味を強く感じることができるんです。
ですから、ちょっと甘味が足りないかな?と思った際には、塩をパラパラと振ってからかけると美味しさがアップしますよ!
冷えてない方が甘い
スイカはギンギンに冷えていると、甘味が弱くなる特徴があります。
甘さを味わいたいのであれば、あまり冷やさないことが大切なんです!
とは言え、「暑い室内に置いておくのもちょっと。。。」ですよね。
冷蔵庫に入れてしまう方が圧倒的に多いと思いますので、冷蔵室よりも温度が高い野菜室で保存するようにしましょう。
スイカを食べるときの注意点
体を冷やす!
スイカは「シトルリン」の作用で冷えを防ぐことができると言われていますが、水分が多く、カリウムも含まれていることから、基本的には体を冷やすフルーツとして認識されています。
冷えたスイカは確かに体を冷やす作用が強くでますので、冷えが気になるかたは「あまり冷やさずに食べること」で解消できます。
とは言え、「冷えたスイカの方が美味しい!」と思う方が圧倒的に多いと思います。
暑い夏の時期のフルーツですので、
「エアコンなどの影響で体温のコントロールできていないな。。」
と感じるようなときには、注意するようにしましょう。
食べ過ぎは腹痛に!
スイカは水分が多いこと、体を冷やす作用もあることから、食べ過ぎるとお腹が冷えて腹痛や下痢をおこす場合があります。
お腹の調子と体の冷え具合を注意して、食べる量を調整しましょう。
妊娠中は食べてもよい?
スイカは体を冷やすと言われていますが、冷えたスイカを食べ過ぎなければ基本的には問題ありません。
水分やミネラルが多く、水分補給として優れているため、むしろ妊婦さんにはおすすめです。
ツワリが酷いときにもスイカは食べられるという方もいますので、体が冷えない程度に食べるようにしましょう。
まとめ
スイカの栄養や効果についてご紹介しました。
スイカは水分が多くてあまり栄養はないのかな?と思っていましたが、夏にぴったりの成分や効果があることがわかりました。
皮や種も食べられるのは知っていましたが、正直なところわたしは実践できていませんでした。
シトルリンが多いという皮の魅力がわかると、もったいないことをしていたと痛感します。
みなさんも是非、活用してみてください!
スポンサーリンク