スーパーフードの一つである「バジルシード」は、ダイエットやアレルギー対策、美容効果、ボケ防止、高血圧予防などさまざまな効果が期待できる食物です。
発芽毒の危険もありますので、食べる際の注意をきちんと理解してから摂るようにしましょう。
バジルシードの効果や注意、食べ方、戻し方、チアシードとの違いについてご紹介します。
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バジルシードとは
バジルシードはピザなどのイタリア料理によく使う「バジルの種子」のことです。
バジルは、洋食に使われているのでよく見かけますが、バジルシードはお料理の材料としてはあまり馴染みがないイメージがあります。
そんなバジルシードですが、東南アジアなどの地域では、昔から食べられている食物です。
バジルシードは生薬としても使われていたことから、健康に役立つ効果があり、スーパーフードの一つと言えます。
バジルシードを水で戻すと、カエルの卵に似ているため、少し抵抗があると言う人もいますが、ぷるぷる食感で食べやすいのが特徴です。
味は基本的にはないのですが、土っぽい味がすると言う人もいます。
バジルシードの効果
バジルシードには、必須アミノ酸のうち8種類が含まれ、食物繊維、オメガ3系脂肪酸やビタミン、ミネラルが豊富です。
それでは、バジルシードを摂ることで期待できる効果を見ていきましょう。
アレルギー対策
アレルギー症状の抑制ができる、オメガ3系脂肪酸が含まれています。
日本人はオメガ3系が不足しがちですので、普段のオイルではなかなかオメガ3系が摂りにくい人、外食が多くオメガ6系脂肪酸の摂取が多い人には、朝食などでも手軽に食べやすいバジルシードが役に立ちます。
花粉症やアトピーをはじめとしたアレルギー体質の人におすすめです。
オメガ3脂肪酸についてはこちらから♪
⇒オメガ3 オメガ3脂肪酸のすごい効果とオメガ3脂肪酸を多く含む食品
ダイエット補助
バジルシードの約半分は食物繊維でできています。
バジルシードの食物繊維には、水溶性、不溶性の両方が含まれ、水溶性食物繊維は、糖の吸収を抑えてくれます。
バジルシードは水で戻すと30倍に膨れることから、満腹感が高く食べ過ぎ予防にも最適であり、またカロリーも低いことからダイエットへの効果が期待できます。
不溶性食物繊維はお腹の調子を整えて、便秘改善の効果もあります。
美容効果
オメガ3系脂肪酸の一つである「αーリノレン酸」は代謝をあげ、肌の再生を促してくれる作用があります。
老化防止の働きもあることから、シワやたるみの予防につがなります。
また、食物繊維も美肌には欠かせない成分です。
ボケ防止
オメガ3系脂肪酸は、脳細胞の機能を活発にすることがわかっていますので、記憶力アップや認知症予防の効果が期待できます。
また、うつの予防にもなります。
高血圧予防
オメガ3系脂肪酸の働きで、血中のコレステロール値や中性脂肪を少なくし、血流をスムーズにすることで、高血圧予防につながります。
バジルシードの注意
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食べ過ぎ注意
バジルシードは食物繊維「グルコマンナン」がたくさん含まれているため、食べ過ぎると、お腹がゆるくなることがあります。
発芽毒
バジルシードは種ですので、きちんと時間をかけて水で戻さないと、種の発芽毒が体に悪い影響をもたらします。
発芽毒を無毒化するには、水に長時間つけて発芽モードに移行させることが必要です。
バジルアレルギー
バジルはシソ科の植物ですので、シソ科の植物にアレルギーがある人は注意が必要です。
シソ科の植物は、シソやエゴマ、セージ、タイム、バジル、ミント、レモンバーム、ラベンダー、ローズマリーなど、ハーブの中でもよく使われるものが多いのが特徴です。
バジルシードの食べ方
バジルシードは乾燥タイプとドリンクタイプがあります。
乾燥タイプは水で戻して使います。
水での戻し方
バジルシードは水につけると30倍に膨れますので、多めの水につける必要があります。
- バジルシード:小さじ1
- 水:150cc以上
バジルシードの発芽毒を無毒化する必要があるため、12時間以上水につけましょう。
食べ方
水で戻したバジルシードはいろいろなものにプラスして食べることができます。
もちろんそのまま食べてもOKです。
- ヨーグルトに入れる
- ドレッシングの材料として
- 料理に入れる
- スムージーに入れる
- 飲み物に入れる
バジルシードは熱に強いため、飲み物に入れる場合は、ホットでもアイスでもバジルシードの有効成分を壊さず摂ることができます。
ダイエットには
食前に摂る
食事の30分前にバジルシードを摂ることで、満腹感が増し食事の量を抑えることができます。
摂る量は、小さじ1が目安です。
ドリンクタイプのものであれば食前に摂りやすいでしょう。
バジルシードとチアシードの違い
スーパーフードとして有名なチアシードも、ダイエット効果が期待できる有名な食品です。
バジルシードとの違いはいったい何なのでしょうか?
カロリー
バジルシードのカロリーは10gあたり10kcalと、とても低カロリーです。
実はチアシードよりもカロリーが低いんです。
10gあたりのカロリー比較
- バジルシード 10kcal
- チアシード 50kcal
バジルシードはダイエットにはとても嬉しい低カロリー食品です。
オメガ3系脂肪酸
バジルシードの方が少し多めに含まれています。
膨張率
水につけた時の膨張率は、
- バジルシード 30倍
- チアシード 10~15倍
です。
バジルシードの方が膨張するため、満腹感はバジルシードの方が高い可能性があります。
どちらを選ぶべきか
多少違いがありますが、ダイエットではバジルシードの方が効き目がありそうです。
ただし、食品は人によって効果がでやすいもの、そうではないものがありますので、一概には言えません。
見た目でいうと、バジルシードはカエルの卵っぽいところから不人気の面もありますので、両方試してみて、気に入った方、長く続けられる方を選びましょう。
チアシードについてはこちらから♪
まとめ
バジルシードの効果・効能は、
- アレルギー対策
- ダイエット補助
- 美容効果
- ボケ防止
- 高血圧予防
です。
食べる際の注意には十分に気を付けて、お試ししてみてください!!
オメガ3脂肪酸についてはこちらから♪
⇒オメガ3 オメガ3脂肪酸のすごい効果とオメガ3脂肪酸を多く含む食品
チアシードについてはこちらから♪
⇒ チアシードの効果は?食べ方にも注意!発芽毒あり!!
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