夏の終わりが近づくとくしゃみや鼻水、目のかゆみ、咳がではじめる!
それはまさに秋のアレルギーです。
“秋“は”春“に次いでとてもアレルギー症状がでやすい季節です。
また、目や鼻の症状の原因が花粉と思いがちですが、アレルゲンは花粉だけではなく、ダニやカビなどの可能性もあります。
9月、10月、11月に気を付けなければいけないアレルギーの原因についてご紹介します。
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9月、10月、11月の花粉症(秋の花粉症)
花粉カレンダーについてはこちらから♪
⇒花粉症の時期は?種類別の飛散時期をまとめた花粉カレンダー2018!
冬のアレルギー、花粉症についてはこちらから♪
⇒12月,1月,2月のアレルギー・花粉症の原因は?その咳は風邪じゃない!
花粉症の症状とは?
花粉症になると下記のような症状があらわれます。
- 鼻水、鼻づまり
- 咳
- くしゃみ
- 目のかゆみ、腫れ
- 皮膚の湿疹やかゆみ
- 気管支の症状
これらの症状が始まったら、その時期に飛んでいる花粉が原因の可能性があります。
花粉症は春のイメージがありますが、秋にも多くの花粉が飛散しています。
毎年同じ時期に症状がでるというのであれば、アレルゲンが何かを知ることで、薬や対策で症状を軽くすることもできます。
まずは自分のアレルギーの原因が何であるかを知ることが大切です。
アレルギー性鼻炎についてはこちらから♪
⇒アレルギー性鼻炎は治る?症状と有効な薬は?手術という選択肢も!!
ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ、カラムシは秋の花粉症の代表!
8月の終わりから9月にかけて飛散が始まる花粉として、
- ブタクサ
- ヨモギ
- カナムグラ
- カラムシ
の花粉があげられます。
夏はまったく症状がなかったのに、夏の終わりから症状がでる人は、これらの草木が原因の秋の花粉症の可能性があります。
ブタクサやヨモギは、公園や草むらなど私たちが生活する範囲に多く生息している植物ですので、花粉症の症状がある人は草が多く生えている場所には近づかないように気を付けましょう。
特に秋の花粉は春の花粉よりも粒子が小さいのが特徴で、多く吸い込むことにより春よりも気管支の症状が強くでるケースが多いと言われています。
また、春の花粉よりも背丈が低い植物の花粉が飛ぶため飛散距離が短いことで、風向きによって症状がでる日とでない日があるようです。
(※皮膚科の先生に聞いてきた情報です!)
秋花粉の代表的な植物は下記の通りです。
- ブタクサ(キク科ブタクサ属)
- ブタクサモドキ(キク科ブタクサ属)
- オオブタクサ(キク科ブタクサ属)
- ヨモギ(キク科)
- クワ(クワ科クワ属)
- カナムグラ(アサ科)
- カラムシ(イラクサ科)
ブタクサアレルギーについてはこちらから♪
⇒ブタクサアレルギーの時期と症状は?咳や肌荒れ、バナナなど果物にも注意!薬で治るのか?
ヨモギアレルギーについてはこちらから♪
⇒ヨモギアレルギーの症状や時期は?皮膚に湿疹が?よもぎ餅など注意する食べ物はなに?
スギ花粉は秋も飛散!
春の代表と言えるスギ花粉は、夏の間はほとんど飛散しませんが、9月の終わり、10月の初めころから量は少ないのですが飛びはじめます。
スギ花粉がほとんど飛ばないのは、真夏だけなんです。
スギ花粉がアレルゲンで症状が重い人は、微量であっても秋に症状がでる可能性があります。
スギ花粉症の治療などについてはこちらから♪
⇒ スギ花粉の飛散時期は?ピークはいつ?スギアレルギー対策と舌下、緩和米での治療法
イネ科の花粉!関東、関西、九州は注意!
夏から引き続き軽い花粉症の症状があるという人は、イネ科の花粉が原因の可能性があります。
イネ科の花粉は5月、6月に飛散量が多いのですが、関東や関西、九州地方では9月や10月も飛散量が多くなる傾向があります。
ただし、関東に関しては、4月から10月まで多く飛散しています。
関西、九州では暑い時期が終わると花粉が再飛散しますので、秋も油断は禁物です。
11月や12月も飛散量は少なくなりますが、飛んでいます。
また、イネ科の花粉は種類も多く分布範囲も広いので、一年中気を付けなければいけない花粉です。
イネ科の代表的な植物は下記の通りです。
- カモガヤ
- ギョウギシバ
- カモガヤ
- イネ
- 麦
- アシ
- ススキ
- ナガハグサ
- コヌカグサ
- ヒロハウシノケグサ
- ハルガヤ
- シラゲガヤ
- コスズメノチャヒキ
- ホソムギ
カモガヤ花粉症の詳細についてはこちらから♪
⇒カモガヤアレルギーの時期や注意すべき食べ物は?果物、小麦も注意!オオアワガエリが原因かも!?
秋の花粉症のアレルギー検査
アレルギー血液検査でアレルゲン花粉を特定!
秋に飛散する花粉は下記の項目について血液検査で確認することができます。
症状が出始めた時期について、病院の先生に相談することで、可能性がある検査項目を選んでくれます。
もちろん、ご自分で可能性がある植物を指定・選択することもできますので、アレルギー科または皮膚科、耳鼻科などで相談してみましょう。
♦秋の代表花粉
- ブタクサ
- ブタクサモドキ
- オオブタクサ
- ニガヨモギ
- ヨモギ
- カナムグラ
- クワ
- タンポポ
- ヘラオオバコ
- シロザ
- アミノキリンソウ
- イラクサ
♦イネ科の花粉
- ハルガヤ
- ギョウギシバ
- カモガヤ
- ヒロハウシノケグサ
- ホソムギ
- オオアワガエリ
- アシ
- ナガハグサ
- コヌカグサ
- セイバンモロコシ
- 小麦
- オオスズメノテッポウ
- スズメノヒエ
♦冬から春の花粉
- スギ
皮膚テストでのチェック(スクラッチテスト)
花粉のエキスを皮膚につけることで、アレルギー反応を見るスクラッチテストでも花粉症の検査ができます。
上記の血液検査が主流となりますが、原因がはっきりしないような場合は皮膚テストを行って確認するケースもあります。
スクラッチテストが可能な代表的な植物は
- ブタクサ
- ヨモギ
- タンポポ
- ヘラオオバコ
- オオブタクサ
- ブタクサモドキ
- スギ
などです。
アレルギー検査についてはこちらから♪
⇒ アレルギー検査にかかる費用とアレルギー検査項目のすべて
花粉症の対策は?
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花粉症はアレルギーの症状を抑える薬を飲むほか、家や外出先での対策をしっかりすることで、ある程度は症状を緩和することができます。
スギ花粉については、治療法(スギの舌下免疫療法)があります。
長期間にわたり行う治療法となりますが、症状が強い人は検討してみてくださいね。
スギの舌下免疫療法についてはこちらから♪
⇒スギ花粉症が治る?舌下免疫療法の費用と効果は!保険適用や副作用はある?子供は何歳から?
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⇒花粉症の症状と効果がある薬は?内服薬と目薬、点鼻薬の種類がわかる!
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⇒薬以外の花粉症徹底対策。アレルゲン花粉の除去方法を紹介!!
ダニアレルギー
秋のアレルギーは、ダニやハウスダストが原因の場合もあります。
夏はダニの繁殖がとても活発になり、秋にはそのダニの死骸やフンが室内で舞い上がり、夏よりもダニアレルギーの症状は悪化すると言われています。
ダニは6月から9月が繫殖期でその後の10月が一番吸い込み量が多くなります。
室内にいるとき、特に就寝中や寝起きなどに鼻や気管支の症状、咳、皮膚のかゆみなどを感じる場合はダニがアレルゲンである可能性が高くなります。
ダニアレルギーが治る「舌下免疫療法」の詳細についてはこちらから♪
⇒舌下免疫療法でのダニアレルギー治療の費用と効果は?副作用はある?子供は受けられるのか?
ダニアレルギーの対策は高温乾燥!
ダニアレルギーの対策として必要なことは、衣類や布団などの高温乾燥です。
布団乾燥機や洗濯乾燥機、掃除機の活用でダニによるアレルギー症状をかなり緩和することができます。
また、ダニやハウスダストを通さないシーツや枕カバーなどの活用で一年通してアレルギー症状をおさえる方法もあります。
ちなみに寝具を干してもダニには効果がないということがわかっています。
まずはダニ対策の見直しが必要です。
対策の詳細についてはこちらから♪
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⇒ハウスダストアレルギーの症状は?対策と治療方法を解説!
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⇒秋はダニの死骸が舞う!そのダニ対策、効果ある?絶対退治法、刺されたときの対処は?
カビアレルギー
梅雨の時期に猛威をふるうのがカビアレルギーですが、夏の終わりもまだまだ気温・湿度が高くカビがアレルゲンとなる心配があります。
9月に入り気温が下がる地域ではさほど心配はありませんが、関東以南の地域であれば9月でもカビ対策は必要です。
カビがアレルゲンである場合も、咳や鼻の症状、湿疹や目のかゆみ、結膜炎、気管支の症状があらわれます。
エアコンも危険?カビアレルギーの対策は?
カビ対策はもちろん水回りを徹底的に掃除することにありますが、夏の間ずっと使用していたエアコンのカビが実は一番危ないと言えます。
台風が発生する時期になると、湿度があがることでお掃除していなかったエアコン風にのってカビが室内に飛散するケースもあります。
夏が始まる前にフィルター掃除していても、稼働時間が長い夏の間はほったらかしの方多くないですか?
あなたのお家は大丈夫ですか?心当たりはありませんか?
今一度フィルターがキレイか確認してくださいね!
エアコンの内側の掃除は簡単にはできませんが、泡で汚れを取ることができるスプレータイプの人気のお掃除グッズもあります。
冬になるまでエアコンをそのままにしてはいけないんです!
エアコンからでたカビは毎日吸い込んでるのですから、水回りよりも体に影響があるとも言えます。
カビアレルギーと徹底対策についてはこちらから♪
⇒カビアレルギーの症状と原因は?対策と予防方法の全て!
まとめ
9月、10月、11月のアレルギーの原因は、
- ブタクサなどの秋の花粉症
- イネ科の花粉症
- スギの花粉症
- ダニアレルギー
- カビアレルギー
です。
アレルギーを予防するためには、自分のアレルゲンを特定することがとても大切です。
花粉症やアトピー、気管支喘息などをはじめとしたアレルギー症状は集中力を低下させ、疲れやすい体にしてしまいます。
原因にあった対策と症状が強くでる人は薬なども併用して快適にすごせるようにしましょう。
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