夏から秋にかけてよく見かける「みょうが」
みょうがは、夏バテ防止にとてもよく効く食品です。
みょうがには、喉の痛み、眼精疲労、PMS、更年期障害を防ぐ効果や、頭を覚醒させ眠気を防止する効果もあります。
薬味として食べるのが代表的ですが、炒めものなどの加熱料理にも使うことができます。
さまざまな効果や使い方についてご紹介します。
スポンサーリンク
みょうがの栄養
みょうがの主な栄養成分、機能性成分を見ていきましょう。
栄養成分
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- βーカロテン
- ビタミンC
機能性成分
- α-ピネン(精油成分):鎮痛作用、消化を促す作用や、眠気覚まし、血流をよくする作用があります。
- カンフェン:抗菌、抗ウイルス、抗炎症作用があります。
- ゲラニオール:抗菌や鎮痛、鎮静作用があります。
- アントシアニン:抗酸化作用が強く、眼精疲労に役立ちます。
- ミョウガジアール:血行をよくする作用があります。
みょうがの効果・効能
夏バテ解消
みょうがの血行をよくする作用で、体内にこもった熱を冷まし、また解毒を促す成分が含まれていているので、夏バテにもってこいの食品です。
「αーピネン」の消化促進や免疫をアップする作用と、「カンフェン」の抗ウイルス作用により、食欲を増進し、夏バテだけではなく風邪予防にも役立ちます。
また、抗酸化作用や抗菌作用にすぐれている成分が多く含まれています。
喉の痛み
みょうがに含まれる「カンフェン」の、抗菌、抗ウイルス、抗炎症作用により、口内炎や風邪による喉の痛みに効果があります。
頭をすっきり
みょうがには大脳皮質を刺激して、眠気をさます働きがあります。
覚醒作用により、集中力を高める効果が期待できます。
「みょうがを食べると、物忘れをする」と、昔からよく言われていますが、これはあくまでも、迷信です!!
みょうがは逆に頭をすっきりさせる食品なのです。
PMS、更年期障害、月経痛の予防
みょうがには、ホルモンバランスを整える作用があります。PMSや更年期障害、女性特有の冷えの症状にも効果があります。
眼精予防
みょうがに含まれる「アントシアニン」の働きで、目の疲れや眼病の予防に役立ちます。
みょうがの注意点・副作用
スポンサーリンク
水にはさらっと
みょうがにはアクがありますが、水につけるときは、短時間にしましょう。
長時間水につけると、香りや体にいい成分が逃げてしまいます。
胃痛のときは控える
胃腸の調子が悪いときは、みょうがの刺激が強いため、かえって症状が悪化する場合がありますので、控えるようにしましょう。
また、胃痛が酷い場合はアレルギーの可能性もあります。
みょうがアレルギー
みょうがを食べて、口の中がイガイガするような人は、みょうがのアレルギーが原因かもしれません。
食物アレルギーの場合、口の中が腫れる、違和感がある、胃痛、お腹を壊すなどの症状がでる場合があります。
みょうがは、ショウガ科の野菜で、しょうが、みょうが、ウコン、カルダモン(スパイス)などが同じ科の仲間となります。
いずれかにアレルギーがある場合は、みょうがでも症状がでる可能性があります。
みょうがは、アレルギーの血液検査の項目にはありませんが、症状がでた場合は食べるのを控えて、アレルギー科や皮膚科などで診てもらいましょう。
食物アレルギーについてはこちらから♪
⇒食物アレルギーの原因は?アレルゲンとなる食品の種類はなに?
アレルギー検査についてはこちらから♪
⇒アレルギー検査にかかる費用とアレルギー検査項目のすべて
みょうがの保存方法
みょうがは冷蔵はもちろん、冷凍もできます。
ただし、冷凍すると香りがかなりおちますので、どうしても使い切れない場合のみ冷凍しましょう。
冷蔵
みょうがを水でぬらして、キッチンペーパー、ポリ袋の順に入れて保存します。
水につけて冷蔵庫で保存する方法もありますが、長時間水につけると、みょうがのせっかくの薬効成分が抜けでてしまいますので、あまりおすすめできません。
冷凍
カットしても丸ごとでも冷凍保存が可能です。
ポリ袋に入れて保存しましょう。
使用する際は、凍ったまま使うか、冷蔵庫解凍しましょう。
みょうがの使い方
みょうがは薬味としてだけではなく、炒めものなどの加熱料理にも使うことができます。
脂溶性の成分も含まれているため、油との相性もよく、吸収力があがります。
ただし、熱しすぎると風味が飛んでしまうので、さっと火を通すのがおすすめです。
- 薬味として、冷奴やそうめんに使う
- 味噌汁に入れる(食べる直前に入れること)
- 炒めものに入れる(できあがり1分前くらいに入れて火を軽く通す)
みょうがの根汁
みょうがの根を水で煮詰めることでできるみょうがの根汁は、打撲などの治療に効果があります。
みょうがをお風呂に
陰干ししたみょうがを湯船に入れてはいると、体の血行が促進され、肩こりや腰痛などに効果があります。
まとめ
夏、秋と、暑さで体が疲れてきたら、疲れてくる前にも、みょうがで健康を維持しましょう。
しょうがと合わせ薬味にすると、とっても美味しいですよ!
しょうがの効果についてはこちらから♪
⇒しょうがは万能薬?免疫アップで健康をキープ!アレルギーや花粉症が治る!!
夏バテに効く「ゴーヤ」についてはこちらから♪
⇒夏バテに効果抜群ゴーヤの栄養とは?苦味にはすごい効能が!ガン予防に効く!!
夏バテの症状と対策はこちらから♪
⇒だるいのは夏バテの初期症状かも?対策をすれば、夏バテが解消できる!!
スポンサーリンク