汗は多くの人の悩みの一つです。
汗をよくかく人、汗による臭いが気になる人は普段から制汗剤を使うことをおすすめします。

 

以前は肌への刺激が強く肌トラブルをまねくものが多かったのですが、最近は肌にやさしいタイプもいろいろあります。

制汗剤の成分を確認し、肌への負担が軽いものを使うことで、毎日の汗の悩みを軽減できます!!

スポンサーリンク

制汗剤は必要?

141.antiperspirants2

夏の汗には制汗剤

暑い夏の最大の悩みは汗と臭いです。

汗対策をまったくしないと、臭いの原因になりますので、通勤や通学、お出かけの時も、毎日の汗対策が大切です。

 

臭いは自分では気づきにくい場合があり、知らず知らずのうちに他人に迷惑をかけている可能性があります。

エチケットとして、汗対策を日頃から心がけましょう。

冬の汗にも制汗剤

実は冬でも汗の臭いを発している人っているんです。

 

同じ職場の人のにおいが気になり、

「自分で、気づいてないのかな?」
と実際に思った経験があります。

 

臭いのことは、仲が良い友人でもなかなか指摘しにくいことですので、自分の臭いに敏感になることが大切です。

汗アレルギー、汗による皮膚炎

汗アレルギーや多汗症、あせもの症状が酷い人には、特に制汗剤をおすすめします。

汗のコントロールができることで、皮膚の炎症を抑えることが可能となります。

 

汗アレルギーが原因?コリン性蕁麻疹についてはこちらから♪

 

制汗剤の種類

制汗剤には、いろいろな成分の種類があります。

制汗剤の種類によっては、肌トラブルの原因となる場合もありますので、肌がかぶれたりしないものを選ぶことが大切です。

 

主な種類はこの二つです。

  • 汗を抑える「制汗タイプ」
  • 殺菌効果で臭いを抑える「消臭タイプ」

 

これらの効果が組み合わされたものや、香りがプラスされているものがほとんどです。

汗を多くかく時には「制汗」作用が強いものを選ぶのがよいでしょう。

 

それでは、それぞれの特徴について見てみましょう。

 

制汗タイプ

収れん・制汗タイプというもので、毛穴を引き締める、もしくは汗腺にフタをして汗をストップさせるものです。

顔用

 

141.antiperspirants3

顔用は植物のエキスを使って、汗を抑えるタイプです。

 

いずれも収れん作用による、毛穴引き締める効果があります。

化粧品などにも使われています。

 

顔用制汗剤に含まれているものは、体用に比べると肌への刺激が少ないので、敏感肌の人でも使えるものが多くあります。

  • ハマメリスエキス
  • メリッサエキス
  • オウバクエキス
  • チャ葉エキス
  • シャクヤクエキス

体用

 

体の制汗剤として使われている、汗を抑えるものです。

塩化アルミニウム

汗を抑制する効果がとても高いのが特徴です。

ただし、濃度が高いものは、赤くなったり、ヒリヒリ感がでたりなどの肌荒れを起こす可能性が高くなります。

 

多汗症などの治療として使われることが多い成分です。

刺激や強いため、現在販売されている制汗剤では「塩化アルミニウム」のものは少なく、「クロルヒドロキシアルミニウム」を使ったものが主流です。

クロルヒドロキシアルミニウム

制汗作用は「塩化アルミニウム」よりも落ちますが、肌荒れの度合いは低くなります。

制汗剤の中で特によく使われる成分です。

ミョウバン(硫酸アルミニウムカリウム、焼ミョウバン、アルム石)

「塩化アルミニウム」、「クロルヒドロキシアルミニウム」よりも制汗作用は落ちますが、肌荒れの心配が少ないのが特徴です。

酸化亜鉛・パラフェノールスルホン酸亜鉛

毛穴を引き締めて、肌を乾燥する作用があるので、サラッとした状態をキープできるものです。

 

汗を吸収し、汗にフタをして発汗を防ぎます。

殺菌効果があり、制汗剤の他、化粧品、あせもの治療にも使われる成分です。

 

アルミニウムタイプ(塩化アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、ミョウバン)よりも肌への刺激が弱く、敏感肌やアトピーの人にもおすすめです。

酸化チタン

汗を吸収する成分です。

サラサラ感が持続します。

消臭タイプ

菌の繁殖を防ぎ、臭いを防ぐものです。

炭はいろいろな消臭剤として使われている成分です。

炭に空いている小さな穴がにおいを吸収します。

ゼオライト(銀イオン)

スポンサーリンク

石の一種で、銀イオンと合わせたものが使われています。

「Ag+」で使われている銀の殺菌力を使って、臭いを防ぐものです。

ベンザルコニウム

強い殺菌力があり、菌の繁殖を抑えて、臭いを防ぎます。

イソプロピルメチルフェノール

菌の繁殖を抑えるもので、ニキビ治療にも成分が使われているものです。

 

化粧品の防腐剤としても使われる成分です。

殺菌力が強いため、敏感肌やアトピーの人の一部で炎症を起こす可能性があります。

パラベン

パラベンは防腐剤として使われているもので、微生物や菌を殺す成分です。

 

以前はアレルギーやガンを起こす可能性があるものとして、肌トラブルの原因や使用することに対して不安があるとされていましたが、現在化粧品などに使われているパラベンは、適切な量を使用する限りは人体に問題はないと言われています。

 

実際の病気との因果関係もはっきりしていませんので、心配な方はパラベンフリーのものを使うようにしましょう。

 

敏感肌でも使える制汗剤

242.yuskin-06

敏感肌の人は強い成分が入っていないもの、添加物がすくないものを選びましょう。

 

肌の炎症がなくても、肌がカサつくものもありますので、少量からお試ししてください。

使いはじめは、特に肌の状態を注意をしましょう。

顔用のおすすめ制汗剤

香料や着色料など無添加で刺激が少なく敏感肌におすすめのタイプのものです。

  • サラフェプラス
  • AHCセンシティブ

体用のおすすめ制汗剤

「塩化アルミニウム」や「クロルヒドロキシアルミニウム」などのアルミニウムを使用していないタイプのものが、かゆくなりづらく、肌にもやさしいので、おすすめです。

クリアネオ

「パラフェノールスルホン」、「イソプロピルメチルフェノール」が含まれています。

デオナチュレ

ミョウバンは皮膚が弱い人が使うと、皮膚トラブルがおきる場合があると言われていますが、わたしは大丈夫なのでおすすめします。

わたしの場合、ひどいアトピーがあり化粧品や石鹸も気を付けているのですが、「ミョウバン入り」の制汗剤はアトピーや肌荒れもなく使えています。

 

汗はよくかく方ですが、かなりの制汗作用があります。
足用もかなり重宝しています。

 

ただし、足用は成分濃度が高いせいか、肌がカサカサになります。

 

無香料・無着色

  • デオナチュレ 脇用(ソフトストーンW)
  • デオナチュレ 足用(足指さらさらクリーム)

 

ベビーパウダー

制汗剤はどうしても肌に合わないという人は、汗対策としてベビーパウダーがおすすめです。

 

赤ちゃんでも使えるタイプのもので、敏感肌やアトピーの人でも使いやすいのが特徴です。

  • シッカロール
  • タルカムパウダー

 

まとめ

汗アレルギーやあせもの対策、普段の汗対策としても、肌に負担が少ない成分のものを選びましょう。

 

スポンサーリンク