毎日の「つけま」の煩わしさから解放される「マツエク」は、以前よりも多くの人が活用している一方、マツエクをすることでおきる目や鼻のアレルギー症状をうったえる人も増えてきています。

 

アレルギー体質の人に限ったことではなく、マツエクを続けているうちに症状がでるようなケースもあります。

マツエクアレルギーの原因や症状、事前にできる対策、症状がでてからの対策についてご紹介します。

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マツエクアレルギーの原因

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マツエクは「まつ毛エクステンション」のことで、自分のまつ毛に接着剤でまつ毛を付けてボリュームアップをするものです。

 

「つけまつげ」との違いは、毎日の洗顔のたびに付けたまつ毛が取れないという点です。

マツエクは一度付けると、2週間~1か月程度は付いたままの状態となります。

 

毎日付け直す必要がないため便利なのですが、その一方洗顔で取れてしまわないように専用のクレンジングや洗顔石鹸が必要なほか、エクステをするための接着剤「グルー」による肌トラブルやアレルギー症状が起きてしまう人がいます。

グルー(接着剤)がアレルゲン!

マツエクアレルギーは、まつ毛を付ける際に使用されている接着剤「グルー」が、原因となっているケースが多いと言われています。

グルーの主成分は、「シアノアクリエート」と言われる成分です。

その他、

  • 増粘剤
  • 着色剤
  • 安定剤

などが含まれています。

 

主成分であるシアノアクリレートは、空気中やマツエクをする際に水分と結合することで、ホルムアルデヒドを放散してしまうんです。

施術中に揮発したこのホルムアルデヒドが目や鼻、肌への刺激となることで、アレルギーが発症します。

また、このホルムアルデヒドはグルーが完全に硬化するまで少しずつ拡散され続けるため、最大24時間はホルムアルデヒドを吸い続ける可能性があります。

 

ただし、ホルムアルデヒド以外にも

  • グルーに含まれている不純物
  • 硬化の際に飛散するポリマー

がアレルギーの原因となっているような場合もあります。

 

また、グルーが完全に硬化していない状態で洗顔などにより水をつけてしまうと、成分が肌へ付いてしまうような場合もあります。

 

マツエク後の注意事項をきちんと守ることもアレルギー症状が起きないために必要なことです。

マツエクアレルギーの症状

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マツエクによるアレルギーの主な症状は、

  • 目のかゆみ、充血、腫れ、ゴロゴロ感
  • 目の周り、まぶたが腫れる、赤くなる
  • 目やにがでる
  • 涙が止まらない
  • 鼻水、くしゃみ

などです。

マツエクによる症状は、まぶたの皮膚炎、角膜炎が多いと言われていますが、目の症状だけではなく、鼻水やくしゃみがでる場合もあります。

マツエクアレルギーの対策

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マツエク事前対策

マツエクをする前にできる対策です。

パッチテスト

マツエクの施術前にパッチテストを行うことができます。

  • 肌が弱い
  • 以前にかぶれるなど肌トラブルがあった
  • アレルギーが心配

などと事前に伝えることで、パッチテストを受けることができます。

低刺激グルー、アレルギー対応グルーの使用

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通常のグルーでアレルギー症状がでるような場合は、「アレルギー対応グルー」や「低刺激グルー」を使用するという選択肢があります。

 

現在はグルーが硬化するまでの時間が短縮されているものもあり、肌や目などへの刺激を少なくする工夫がされているものもあります。

 

ただし、どこのサロンでも対応しているわけではありませんので、アレルギー対応サロンを選ぶか、事前に低刺激のグルーを選ぶことができるかを確認するようにしましょう。

技術力が高いアイリストを選ぶ

マツエクは自まつげにエクステを付けていく細かい作業となります。

もちろん、資格を持っているアイリストさんが施術してくれますので安心ではありますが、丁寧な施術をしてくれる方に施術してもらう方が更に安心ですよね。

 

口コミやリピートが多い方にお願いするのがいいでしょう。

マツエク後の対策

マツエクでアレルギー症状がでてしまったときの対策です。

違和感がでたら諦めてオフ

目や目の周り、鼻などの症状を感じたら、すぐにマツエクを取ってもらいましょう。

せっかく付けたのにもったいない。。

と思ってしまいがちですが、放っておくと症状はどんどん悪化する可能性があります。

 

まずは施術を行ったサロンへ行き、マツエクを取り除くことが必要です。

目薬を使う

まぶたの腫れを治すためには、目薬が有効です。

目薬を選ぶ際は、花粉症などのアレルギー対策で使われている「抗アレルギー成分」「抗ヒスタミン成分」が含まれているものを選びましょう。

 

目薬を使用しても症状が改善されない場合は、病院へ行く必要があります。

病院へ行く

マツエクを取ってからも、かゆみや腫れなどが続くようであれば、症状に合わせて眼科や皮膚科で診てもらいましょう

 

マツエクによって、角膜びらん(角膜の表面がはがれる)を起こす人も多くいると言われていますので、早めに病院へ行くことをおすすめします。

まとめ

マツエクアレルギーの原因、症状、対策についてご紹介しました。

毎日のつけまから解放されるマツエクですが、肌トラブルが多いのも事実です。

 

角膜へのダメージが起きる場合もありますので、少しでも違和感を感じたら、すぐに取るようにしましょう。

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