胃腸炎などで胃腸の調子が悪かったり、風邪気味だったり。。。
胃の不調の原因はさまざまですが、そんな時はやはり消化のいいものを食べることで胃に負担をかけないことが大切です。
もちろん、胃カメラやバリウム検査の前日の食事で消化がいいものを選びたい時もありますよね!
また、お料理ができない日もありますので、外食やコンビにでも選べる消化のいいメニューなども把握したところです。
消化のいい食べ物と言われても実はよくわかっていなかったり。。
と逆に胃に負担のかかる食材を選んでしまうようなことは避けたいものです!
消化のいい食べ物、消化の悪い食べ物、コンビニ・外食での消化がいいメニューの選択などをご紹介します。
スポンサーリンク
消化のいい食べ物は?見分け方とは?
胃の調子が悪い、風邪でつらい。。
なんて時には消化のよい食べ物を選んで食べなければなりません。
消化のいいもの。。。というと
「うどん」「お粥」
が定番ですが、それ以外は?お野菜などはすぐに答えられない人もいませんか?
消化によい食べ物を見分けるには、
- 食物繊維:少ないもの
- 脂肪:少ないもの
- 大きさ・硬さ:小さく、柔らかいもの
- 調味料:控え目に
が基本となります。
食物繊維
食物繊維というと、
- お腹によい・腸を整える
- 便通をよくする
などのイメージがあることから、
「消化にもよいのでは?」
と勘違いしやすいのですが、実は食物繊維が豊富なものは消化するために時間がかかるんです。
食物繊維は、そもそも消化酵素では分解することができない成分です。
胃で分解されない状態で腸まで届き、腸内細菌のエサになったり、便を柔らかくする働きがあります。
ですから、食物繊維が多い食物は腸にはよくても胃では消化できない成分が多く含まれているということなんです。
脂肪
脂肪が多く含まれている食べ物は、糖質やタンパク質が多い食べ物に比べ消化・吸収するまでに時間がかかります。
油の多いものを食べると腹持ちがよいのはこのためです。
ですから、いいかえれば
なかなか消化できず腹持ちがよい=消化に悪い!
ということなんです。
食物の大きさ・硬さ
食材の大きさや硬さによっても消化の速度・消化のしやすさは変わります。
よく噛んで食べることで、食物は小さくなり消化の手助けになるんです。
もちろん調理法や食材をカットする大きさで変わってきますので、消化のよいものを食べたいときには、
- 小さく切る
- 焼く、煮る、蒸す
などの工夫が必要です。
調味料
お料理に使う調味料は、種類によっては胃への刺激になることがあります。
胃の弱い方は普段から感じている人も多いと思いますが、辛味や酸味の強いものは胃痛を起こす人もいるんです。
また糖質は消化に時間がかかりますので、胃が弱っているときはしっかりした味付けのものは控えた方がいいといえます。
控えた方がいい調味料
- 辛いもの(香辛料、からし、わさび)
- しょっぱいもの(塩分の多いもの、梅干し)
- お砂糖が多いもの(菓子や煮豆など)
- 酸っぱいもの(酢や柑橘類・レモンなど)
消化のいい食べ物
それでは実際に消化のいい食べ物をご紹介します。
上でご紹介した見分け方の目安が基本となりますが、消化がよいと勘違いしていたものが実は消化に悪かった。。。
なんていう食材もありますので、きちんと選んで調理しましょう。
消化が悪いものであっても、小さく刻む、火を通すことで胃への負担を軽減することも可能です。
穀物
消化のよいもの
- 白飯
- うどん
- お粥
- 食パン
消化の悪いもの(注意が必要なもの)
- 玄米
- ラーメン
- お茶漬け
- チャーハン
- 蕎麦
- 菓子パン
- コーンフレーク
スポンサーリンク
野菜、果物
消化のよいもの
普段は生食できるものもやわらかく煮るなどの工夫が必要です。
- ほうれん草
- ニンジン
- じゃがいも
- 大根
- カブ
- キャベツ
- ヤマイモ(長芋)
- バナナ
- リンゴ
- 果物の缶詰
消化の悪いもの(注意が必要なもの)
- ごぼう
- たけのこ
- セロリ
- レンコン
- さつまいも
- キノコ
- 海藻
- コーン
- にんにく
- ニラ
- シソ
- こんにゃく
- 柿
- アボカド
- パイナップル
- グレープフルーツ
- ドライフルーツ
タンパク質
消化のよいもの
- 卵(火を通したもの)
- 鶏ささみ
- 白身魚
- 豆腐(高野豆腐含む)
消化の悪いもの(注意が必要なもの)
- 生卵
- ロース肉
- バラ肉
- 鶏皮
- ベーコン
- ハム
- いか
- たこ
- 塩辛
- 貝類
- さば
- うなぎ
- 干物
- 油揚げ
- 厚揚げ
- 大豆・枝豆
乳製品・脂
ヨーグルトや牛乳などの乳製品は消化はよいのですが、お腹を壊しているときには下痢などが悪化する可能性がありますので注意してください。
消化のよいもの
- バター
- 牛乳
- ヨーグルト
- チーズ
消化の悪いもの(注意が必要なもの)
- 動物性油脂
- 生クリーム
お菓子、デザート
菓子類はどうしてもお砂糖の量が多くなるため、消化によいものが少なくなります。
甘すぎないもの、油・脂の量が少ないものを選ぶようにしましょう。
消化のよいもの
- ゼリー
- ウエハース
- カステラ
- ボーロ
消化の悪いもの(注意が必要なもの)
- チョコレート
- ドーナツ
飲み物
牛乳や豆乳は温めることで胃への負担が少なくなります。
温かいものは基本的にいいのですが、アツアツすぎると胃への刺激が強くなりますので注意が必要です。
消化のよいもの
- 牛乳
- 豆乳
- 麦茶
- 白湯
消化の悪いもの(注意が必要なもの)
- カフェインが多いもの(コーヒー、緑茶、紅茶など)
- ココア
- オレンジジュース
- 炭酸飲料
- アルコール
- 熱すぎるもの
- 冷たすぎるもの
外食で選ぶ消化のいい食事メニューとは?
外食は消化に悪いものが多いイメージがありますが、きちんと選ぶことで胃への負担を軽減できます。
消化のいいおすすめメニューは、
- お粥
- 雑炊・おじや
- リゾット
- うどん
- 煮魚
- 湯豆腐
などです。
肉類はやはり消化に時間がかかるため、魚の煮つけなどがおすすめです。
味付けが濃いものは胃への刺激が強くなりますので、あっさり味付けのもの、一味や七味を避けるなどの工夫をしましょう。
コンビニで買える消化のいい食べ物とは?
体調が悪いときには、とりあえずコンビニで。。。
という方におすすめなのは、
- レトルトお粥
- レトルト雑炊
- 食パン
- 温泉卵
- 大根やじゃがいもなどの煮物
- おひたし
- おでんの大根やはんぺん
- ヨーグルト
- ゼリー
- りんご
- バナナ
などです。
煮物は食物繊維が豊富なものは避けるようにしましょう。
リンゴ入りヨーグルトは特におすすめです。
まとめ
消化のいい食べ物、悪い食べ物をご紹介しました。
消化のよい食材であっても、
- 柔らかくする
- 温かくする
というのが基本となりますので、調理での工夫も忘れないようにしましょう!
スポンサーリンク