オイルの中で一番抗酸化作用が高い「グレープシードオイル」。
ポリフェノールがたっぷり含まれ、アンチエイジングや動脈硬化予防、高血圧予防などのうれしい効果が期待できるオイルです。
ただし、オメガ6脂肪酸が多いことから、摂りすぎると「アレルギーが悪化する」など、注意しなければならない点もあります。
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グレープシードオイルとは
グレープシードオイルとは、ブドウの種から絞ったオイルです。
ブドウがよく採れるフランスやイタリアが原産のオイルで、クセがなくにおいや味も気にならず、加熱してもよいのでお料理にも使いやすいのが特徴です。
透明で薄い緑色をしています。
グレープシードオイルの栄養成分
グレープシードオイルはオメガ6系の「リノール酸」が約70%を占めており、オメガ9系の「オレイン酸」が約18%と、ほとんどがオメガ6系脂肪酸です。
「リノール酸」は人の体内で合成できない必須脂肪酸ではありますが、私たちが普段食べている食品には多く使われているため、摂りすぎには注意が必要な脂肪酸です。
また、「リノール酸」を摂りすぎると、アレルギー症状が悪化する報告もあるため、注意が必要です。
グレープシードオイルで注目される栄養成分はやはり「ポリフェノール」です。
ブドウの種を使っていることから、「ポリフェノール」が豊富に含まれています。
その他、抗酸化作用が強いビタミンEが、オリーブオイルの2倍以上と多く含まれています。
グレープシードオイルの効果・効能
アンチエイジング、動脈硬化予防
ポリフェノールとビタミンEは共に抗酸化作用が強く、体の中の脂質が酸化することを防ぐ働きがあります。
この働きによって、動脈が硬くなってしまう動脈硬化や老化防止の効果が期待できます。
また、グレープシードオイルに含まれる「DMB」という悪玉菌を抑制する物質の働きで、動脈硬化の原因となる物質「TMAO」が作られるのを抑えることができます。
高血圧予防
「リノール酸」は、血中のコレステロール値を低下させる働きが、「オレイン酸」には、悪玉コレステロール値を低下させるは働きがあります。
また、グレープシードオイルに含まれている「植物ステロール」は総コレステロール値を下げる効果があります。
これらの成分の働きで、高血圧予防の効果が期待されます。
グレープシードオイルの使い方
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摂りすぎには注意が必要なのですが、抗酸化力がオイルの中で一番高いため、うまく組み合わせて摂ることをおすすめします。
オメガ3系のオイルは熱に弱いので、サラダなどに使い、炒め物はグレープシードオイルやオリーブオイルなどの使い分けがよいでしょう。
脂肪酸別の代表的なオイル
- オメガ9系:オリーブオイル
- オメガ6系:グレープシードオイル
- オメガ3系:亜麻仁油、クルミ油、ヘンプシードオイル
お料理に使う
加熱もできるのでさまざまなお料理で使うことができます。
- ドレッシング
- 炒め物
- 揚げ物
化粧品として使う
肌や髪へ塗ることができます。
保湿剤やマッサージオイルとしても使用することができ、アンチエイジング効果抜群です。
まとめ
グレープシードオイルの効果・効能は
- アンチエイジング
- 動脈硬化予防
- 高血圧予防
です。
他のオイルとうまく組み合わせて取り入れましょう!
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