名古屋港では「ヒアリ」に続いて「アカカミアリ」が発見されました。
既に刺された作業員がいますが、症状は軽かったようで一安心です。
「アカカミアリ」は「ヒアリ」同様に毒を持っていて、人を刺すアリです。
ヒアリに比べると毒の強さは劣るということですが、ヒアリ同様にアレルギー症状がでる場合があるので、注意が必要なアリということには違いありません。
アカカミアリの特徴や、刺されたときの症状、対処についてご紹介します。
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アカカミアリとは
アカカミアリは体調3~5ミリほどの、赤っぽい色をしたアリで、腹部にある針で人を刺すことがわかっています。
アメリカやカリブ諸島に生息しているアリで、日本では今まで沖縄や小笠原諸島では確認されていましたが、本州で確認されたのは初めてです。
アカカミアリの毒による症状
アカカミアリに刺されたときにあらわれる症状は、
- 痛み
- 腫れ
- 水ぶくれ
- 蕁麻疹
- 呼吸困難・意識障害
- アナフィラキシー
です。
人によってはアナフィラキシーショックに陥る場合もありますが、今までに死亡者がでたというデータはありません。
アカカミアリアレルギー
アカカミアリは、一度刺されると抗体ができていまし、二度目に刺されたときには、アレルギー反応がおこりアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。
アカカミアリの毒に含まれるタンパク質と似たタンパク質をもつものに、以前刺されている場合などもアナフィラキシーを起こす可能性がありますので、注意が必要です。
また、抗体がなかったとしても、何回も刺されることでアナフィラキシーを発症するケースがあるとのことですので、以前に刺されたことがなくても安心はできません。
アカカミアリの刺されたときの対処
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アカカミアリに刺されたら、どのような処置をすればいいのでしょうか。
まずは、刺された患部を水で洗い流しましょう。
アナフィラキシーを起こす可能性がありますので、30分ほど安静にして、症状を把握します。
この間に、気分が悪くなったり、意識がもうろうとするようなことがあれば、すぐに救急車を呼んでください。
※アドレナリン注射である「エピペンを」を持参している人は、アナフィラキシーの症状がでた場合は、注射をしてください。
症状があまりひどくない場合は、市販の虫刺されの薬での処置でOKですが、水ぶくれなどになった場合は、皮膚科で診てもらいましょう。
アナフィラキシーショックについてはこちらから♪
⇒アナフィラキシーの症状とは?起きたときの対応はすぐに!!
ヒアリとアカカミアリの違い
アカカミアリとヒアリは、見た目はとてもよく似ていますので、肉眼で違いを確認するのは難しいと言われています。
人を刺すという共通点がありますが、毒の強さはヒアリの方が強いことがわかっています。
アカカミアリは、”刺されたことによる死亡例”はありませんので、
「ヒアリよりは注意しなくても大丈夫じゃない?」
と思いがちですが、刺された時点で、ヒアリなのかアカカミアリなのかが見てもわからない以上、やはり症状が悪化しないことを確認する必要があるということです。
また、赤っぽい色をしているアリは他にもたくさんいるので、刺されたときは様子を見る!ということを徹底しましょう。
刺されたときの対処は、ヒアリもアカカミアリも同様ということです。
ヒアリについてはこちらから♪
⇒ ヒアリアレルギーは他人ごとではない?!特徴と対策は?スズメバチと関係が!
まとめ
人を噛むアリが上陸してから、日本の各地で次々と存在が確認されています。
「ヒアリ」だけではなく「アカカミアリ」の存在も確認された今、毒を持つアリが少しでも国内に広がらないことを願うばかりです。
見た目が似ていることから、なんのアリなのか見分けがつかないということも、私たちの不安をあおるばかリです。
わたしたちは、刺された時の対処をきちんと把握することが大切です。
ヒアリについてはこちらから♪
⇒ ヒアリアレルギーは他人ごとではない?!特徴と対策は?スズメバチと関係が!
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