アマランサスにはさまざまな栄養が含まれてるスーパーフードの1つです。
お米を炊くときにプラスするだけで、毎日簡単に摂ることができます!
アレルギーを緩和する効果が期待できますので、アトピーや花粉症などのアレルギーがある方は是非摂ってほしい食品です。
アレルギー抑制効果やグルテンフリーやアンチエイジング、ダイエット効果、貧血予防、疲労回復など体によい効果と、簡単に食べる方法をご紹介します。
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アマランサスとは何?
アマランサスは南米、ペルー原産のヒユ科の植物で、種子を食べます。
種皮がとてもやわらかいので、脱穀せずに食べることができます。
アマランサスはNASAが宇宙食として取り入れるほど、栄養価が高くバランスがよい食べものです。
その栄養価は、WHOでも評価されていて、疑似雑穀と呼ばれるもので「スーパーグレイン」いわゆる「驚異の穀物」と言われています。
日本では江戸時代に観賞用としされていました。
現在では、青森や秋田で栽培されていますが、栽培量が少ないため、わたしたちが入手できるのはほとんどが輸入ものです。
アマランサスの栄養
スーパーフードとしても有名な「アマランサス」は、とても栄養価が高く、キヌアと並んで、健康や美容の効果が期待できる食品です。
白米と比べると、エネルギーは100gあたり360kcal程度でほぼ同じ値です。
ちなみに大さじ1(12g)では、”43kcal”です。
食物繊維、鉄分、亜鉛、カリウム、マグネシウム、カルシウムは白米に比べ豊富に含まれています。
食物繊維はレタスの7倍含まれています。
また、アマランサスには必須アミノ酸がバランスよく含まれます。
なかでも白米や小麦の「第1制限アミノ酸」となっている「リジン」が豊富に含まれていることから、お米や小麦にプラスしてアマランサスを摂ることで、必須アミノ酸をバランスよくとることが可能になります。
その他、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE、ビタミンK、パントテン酸、葉酸やナイアシンも含まれています。
ビタミンEの一種である、「トコトリエール」はとても抗酸化作用が強いことがわかっています。
第1制限アミノ酸とは体内で合成できないか、合成するのに時間がかかるため、食物から摂取しなければいけないものを「必須アミノ酸」と言います。
必須アミノ酸は9種類ありこの9種類のうち、1種類でも欠けていると体内でのタンパク質の合成ができなくなります。
ですから、必須アミノ酸はきちんと食物から摂取して不足しないように気を付けなければなりません。
第1制限アミノ酸とは、食品で最も不足しているアミノ酸のことを言います。
精白米や小麦では、一番不足している必須アミノ酸は「リジン」ですので、「リジン」が多く含まれているものを一緒に摂取しなければ、せっかく摂取したアミノ酸が効率よくタンパク質のになることができないのです。
アマランサスの効果・効能
アレルギー緩和
アマランサスはアレルギー症状を緩和するとされています。
アトピーや花粉症などのアレルギー体質の人におすすめです。
グルテンフリー
アマランサスはグルテンが含まれていないので、アレルギーを起こすことが少ない食品です。
グルテンアレルギーの人や食物アレルギー対策として、うれしい食品なのです。
アンチエイジング
アマランサスに含まれるビタミンEには、特に抗酸化作用が強い「スーパービタミンE」と呼ばれるものです。
そして白米の17倍ものビタミンEが含まれています。
強い抗酸化作用で、老化防止やシミ、シワ防止の効果が期待できます。
ダイエット効果
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必須アミノ酸の一つ「リジン」は「カルニチン」を合成する成分です。
「カルニチン」は脂肪酸を燃焼を促進する作用がありますので、ダイエット効果が注目されています。
また、カルニチンは体内の筋肉細胞にあるのですが、加齢とともに減少することがわかっています。
ですから、リジンを積極的に摂取することは、カルニチンを増やし肥満予防になるのです。
また、食物繊維やカリウムが豊富なことから、便秘やむくみ改善にも効果があり、合わせてダイエット効果が期待できます。
疲労回復
体のエネルギーとなる糖質や脂質の代謝を高めるには、ビタミンB1、ビタミンB2、パントテン酸、コエンザイムQ10、カルニチンの役割が重要となってきます。
アマランサスには、ビタミンB2、パントテン酸、カルニチンを作るリジンが豊富に含まれていることから、疲労の原因となるエネルギー不足を解消し、疲労物質の代謝を促進してくれます。
貧血予防
白米に比べ10倍以上の鉄分が含まれているので、貧血予防が期待できます。
アマランサスのレシピ
アマランサスは種ですので、生で食べると消化に悪く、胃に負担がかかりますので、加熱が必要です。
ご飯と合わせて炊く方法が一般的ですが、レンジで加熱してスープやヨーグルトなどに混ぜて食べることもできます。
加熱前のものを、クッキーやパンケーキ、パンなどの生地に混ぜても使うことができます。
アマランサスを洗う際の注意
洗う?洗わない
アマランサスには、洗わずに使えるタイプがあります。
商品のパッケージにその旨記載がありますので、特に記載がないものは洗ってから使いましょう。
洗い方
アマランサスはとても小さく軽いため洗いづらく、目の細かいザルや茶こしなどで洗わないと全てすり抜けてしまいます。
私の場合は、茶こしか100均のお茶袋に入れて洗っています。
ご飯と一緒に炊く
白米にはアミノ酸の「リジン」が少ないので、アマランサスと混ぜて食べることで、とても栄養のバランスがよくなります。
- アマランサスを目の細かいザルでよく洗います。
米1合に大さじ1杯が目安です。 - 研いだお米と洗ったアマランサスを合わせて、水を入れ炊きます。
水の分量は増やず、お米の分量に合わせた水加減にしてください。 - できあがり
プチプチした食感が楽しめます。
レンジで加熱
- アマランサスを目の細かいザルでよく洗います。
- アマランサスと水を耐熱皿に入れて5分程度加熱します。
- できあがり
ザルにあげて水けを切って使います。
茹でる
- アマランサスを目の細かいザルでよく洗います。
- 鍋に水を入れ、沸騰したらアマランサスを入れ、15分程度茹でます。
- できあがり
ザルにあげて水けを切って使います。
加熱したアマランサスは?
お好みでヨーグルトやサラダ、ドレッシング、スープ、パスタなど、いろんなものに合わせて食べましょう。
まとめ
アマランサスの特徴は
- アマランサスは、食物繊維、鉄分、カリウム、マグネシウム、カルシウムが豊富
- アミノ酸バランスがよい
- アンチエイジング効果
- グルテンフリーでアレルギーをおこしにくい
- アレルギー症状の緩和効果
- ダイエット効果
- 疲労回復効果
- 貧血予防
- 必ず加熱して食べること
アマランサスはやはりお米と炊くのが一番摂りやすいですね。
アレルギー体質の人は、是非穀物選びの際はアマランサスも入れてほしいです。
アレルギー予防や美容、健康のため、毎日食べましょう!!!
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