気管支喘息の発作はとても苦しいものです。

症状が悪化した際は、すぐに病院で診てもらう必要があります。

 

また、発作が起きないために普段から使用する薬もあります。

喘息の症状原因薬の種類治療についてご紹介します。

 

わたしの小児喘息が治った体験談もご紹介しています。

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気管支喘息の症状

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気管支喘息とは、一般に喘息と呼ばれており、気道が狭くなることで、呼吸の息苦しさがあらわれる病気です。

 

主な症状としては、

  • 喘鳴(喘鳴):呼吸時にゼーゼー、ヒューヒューする
  • 呼吸困難

などがあげられます。

 

喘息発作が起きると、強い呼吸困難が起こり、意識障害に陥ることもあります

また、気管支喘息がある人は普段から気道に多少の炎症が起きている状態にあり、少しの刺激でも発作につながる場合もあります。

 

発症は14歳以下の子供、65際以上の大人に多い傾向があります。

 

気管支喘息の原因

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気管支喘息の主な原因は、空気中のアレルゲンなどを吸い込むことで喘息の症状が起きます。

アレルギー性のものと、原因が不明の非アレルギー性の気管支喘息があります。

 

主なアレルゲンは、

  • ハウスダスト
  • ダニ
  • カビ
  • ペットの毛
  • 花粉
  • タバコの煙
  • 線香の煙
  • 排気ガスなどの大気汚染

 

など、空気が悪い環境で起こることが多いのが特徴ですが、ストレスや疲れ、運動をすることで発症する場合もあります。

また、就寝中や朝晩の気温の差が大きくなる時期に、症状が悪化しやすいと言われています。

 

気管支喘息の薬

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気管支喘息の薬は、”普段から発作が起きらないようにするもの”と、”発作が起きたときに使用するもの”があります。

 

気管支喘息の際に使用される薬は、”服用タイプ”や”吸入タイプ”、”貼るタイプ”があります。

症状によっては、注射をする場合もあります。

 

但し、あくまでも対症療法となりますので、根本的に喘息を治す薬ではなく、”喘息の症状がでた時”や””症状がおきないため”に使う薬となります。

発作が起きないようにする薬

発作がおきないために使用する薬は、「気管支拡張剤」や「吸入ステロイド薬」、または、これらの両方が合わさったものを使用します。

気管支拡張剤

「気管支拡張剤」は、狭くなった気道を広げることで呼吸を円滑にするためのもので、発作を防止するために使用するのは即効性がないタイプのものです。

服用タイプや吸入タイプ、貼るタイプがあります。

 

副作用として動悸、手足の震えなどが起きる場合がありますので、その様な症状がでた場合はすぐに病院の先生に相談してください。

吸入ステロイド薬

「吸入ステロイド薬」は、抗炎症作用がある薬で、即効性がなく効き目がでるまでに最低でも3日~1週間程度使う必要があります。

 

吸入ステロイド剤は服用タイプのステロイドよりも使用している薬剤の量が少ないことで、副作用が弱いタイプのものになります。

 

ステロイドの副作用についてはこちらから♪
ステロイド剤の内服時と外用時の副作用の違い

抗アレルギー薬

その他、アレルギー反応を抑えるために抗アレルギー薬が使用されることもあります。

発作を止める薬

発作が起きたときには、「気管支拡張剤」や「経口ステロイド薬」を使用します。

 

「気管支拡張剤」は速効性があるものを使用し、狭くなった気道を一気に広げることで症状を緩和します。

また、服用するタイプのステロイド剤も使用されることがあります。

 

気管支喘息の治療

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気管支喘息を根本的に治す方法は、現在は明らかになっていません。

気管支喘息は遺伝によるケースが多く、またアトピー性皮膚炎の症状がある子供は、気管支喘息を発症する割合が高いことがわかっています。

 

ただし、軽度の小児喘息の場合は、大人になると身体が丈夫になり免疫力があがることで、自然と治るケースもあります。

重度の小児喘息では治らず成人喘息に移行するケースが多いと言われています。

 

気管支喘息の予防

予防としては、アレルゲンをさけること、空気が悪いところへいかないこと、疲れやストレスをためないことが大切です。

アレルゲンが原因の場合

カビやダニ、ハウスダスト、ペットの毛、花粉などを吸い込まない環境をつくりましょう。

 

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ハウスダストアレルギーの症状は?対策と治療方法を解説!

空気が悪いところ

タバコや排気ガスが多いところへ行かないことや、マスクなどで吸い込まないよう注意することが大切です。

疲れ

免疫が落ちていると、喘息の発作が起きやすくなります。

気管支喘息がある人は、風邪の症状とともに喘息が悪化したりする場合がありますので、普段から規則正しい生活を心がけることです。

  • 睡眠をよくとる
  • ストレスをためない
  • 免疫があがる食事をとる
  • 風邪予防をする
  • 軽い運動をする

 

小児喘息が治った体験談

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わたしは幼少期から気管支喘息が酷く、大人が吸っているタバコの煙やお盆のときの祖父母の家での線香の煙でも、酷い発作が起きていました。

夜はヒューヒュー苦しくて横になれず、発作が起きるたびに小児科に通ったものです。

 

小学5~6年生のときに、小児科の先生から薦められた漢方薬を飲んでいました。

 

体質を改善するもので、結構高価だった記憶がありますが、それを1~2年ほど飲んだところで、喘息の発作は起きなくなりました。

その後は風邪をひいた時に、少しヒューヒューすることはありますが、あの苦しい喘息発作は起きていません。

 

漢方薬が効いたのか、年齢的に自然と治ったのかわかりませんが、完治したことは確かです。

 

ちなみに、わたしと同年齢のいとこも幼少期から喘息があり、重い喘息発作をたびたび起こし、入院をしていました。

わたしとは桁違いで重度の喘息です。

 

彼女は大人になってからも治らず、成人後も体調が悪化すると喘息発作がたびたびおき、現在でも入院を繰り返しています。

 

喘息が大人になると治るメカニズムははっきり解明されていないそうですが、いとこは元々わたしより症状が重かったこと、わたしは田舎育ちでしたが、彼女は東京生まれの東京育ちで、大気の汚染度が違ったことにも、もしかしたら関係があるのかもしれません。

 

まとめ

気管支喘息は発作がおきると、本当に苦しい症状があらわれます。

頻繁に発作が起きる場合は、病院の先生と相談して吸入薬などを常備するようにしましょう。

 

発作時に、薬で症状が落ち着かない場合は、すぐに病院で診てもらうことが大切です。

 

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