あしたばってご存知ですか?

知っているけれども、食べたことはない!

という人多いと思います!

 

あしたばは、美容にも健康にもよいと言われているお野菜なんです。

 

旬の季節は生のあしたばが手に入りますので、是非お料理に摂り入れてみてください!

 

あしたばの栄養、効能、カロリー、糖質、注意点・副作用、食べ方についてご紹介します。

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あしたばとは?

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あしたばは、伊豆諸島や紀伊半島など太平洋側の暖かい地方に自生するセリ科の多年草です。

すぐに育つことから、

今日、葉を摘んでも次の日には新芽がでる!

という特徴がそのまま「あしたば(明日葉)」という名になったと言われています。

 

実際に葉を摘むと翌日には新芽はでないようなのですが、4日程度で芽がでることから他の植物は成長が早いと言えます!

 

旬は3~6月で、若葉や茎をお料理に使用したり、葉を天日干ししたものをお茶として飲んだりできます。

あしたばに含まれる栄養素は?

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あしたばのビタミン

あしたばに含まれているビタミンは、

  • ビタミンA
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ビタミンK
  • 葉酸

などです。

 

あしたばは、ビタミンがとても豊富な野菜で、特に「ビタミンA」「ビタミンK」が多く含まれています。

※含有量の”多い”、”少ない”は一日に必要なビタミンの摂取量を目安にご紹介しています。

あしたばのミネラル

あしたばに含まれているミネラルは

  • カルシウム
  • カリウム
  • マグネシウム
  • 亜鉛

などです。

この中でも「カリウム」が多く含まれています。

※含有量の”多い”、”少ない”は一日に必要なミネラルの摂取量を目安にご紹介しています。

 あしたばのその他の成分

あしたばのその他の成分は、

  • 食物繊維
  • 葉緑素(クロロフィル)
  • ルテオリン(フラボノイド)
  • カルコン(ポリフェノール)
  • クマリン(ポリフェノール)

などです。

葉緑素は、葉に含まれる色素成分で「クロロフィル」とも呼ばれています。

カルコンは、ポリフェノールの一種で、あしたばをカットしたときにでてくる粘りの成分です。

クマリンはセリ科の植物に含まれる香り成分です。甘い香りがします。

ルテオリンはフラボノイドの一種で、抗酸化作用が強い成分です。

食物繊維が多く含まれていることでおなかにとてもよいお野菜です。

あしたばの効果・効能

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血液サラサラ

クマリン」は血栓を防止し、血液の流れをよくする働きがあることで、血液をサラサラにしてくれます。

便秘改善

あしたばは、食物繊維がとても多く含まれている野菜ですので、お腹の調子を整えて便秘対策に役立ちます。

高血圧予防に

カリウム」や「カルコン」は高血圧の予防に役立つ成分です。

カリウムは体内の余分な塩分の排泄を促してくれることから、ナトリウムの摂りすぎを抑えることができます。

骨を丈夫に

あしたばには骨の形成に欠かせない成分「ビタミンK」や「カルシウム」が含まれています。

丈夫な骨を作り、骨粗しょう症予防に役立ちます。

がん予防

カルコン」は、抗酸化作用が強く抗腫瘍作用がある成分でガン予防が期待できます。

また「βーカロテン」も抗酸化作用が強い成分です。

肌によい・アンチエイジング

抗酸化作用が強い成分、ビタミンAビタミンCビタミンEポリフェノールが含まれていることで、健康な肌を作り、くすみやシミ予防などにも役立ちます。

胃酸を抑える

カルコン」には胃酸の分泌を抑える働きがあります。

胃酸過多による胃のムカつきを抑えるのに役立ちます。

むくみ予防

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あしたばには利尿作用がある成分が含まれていますので、余分な水分を体外へだしてくれることから、むくみ予防に役立ちます。

糖尿病対策

あしたばの「食物繊維」や「カルコン」、「クマリン」の働きで、高コレステロール値を改善したり血糖値が急上昇することを抑制してくれるため、糖尿病の予防として役立ちます。

あしたばのカロリーと糖質

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あしたばのカロリー

あしたばのカロリーは

  • 100gあたり:33kcal
  • 1本 15gあたり:5kcal

です。

とても低カロリーな野菜です。

あしたばの糖質

あしたばの糖質は、

  • 100gあたり:1.1g
  • 1本 15gあたり:0.17g

です。

炭水化物はほとんどが食物繊維であることから、低糖質なお野菜です。

あしたばの食べ方

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あしたばの葉や茎はお料理で使うことができます。

  • 天ぷら
  • おひたし
  • 味噌汁に入れる
  • 炒め物

など、葉野菜として何にでも合います。

天ぷらが有名です!

 

その他、健康食品としてパウダー状やサプリメントにしたもの、青汁、乾燥あしたばを使ったあしたば茶があります。

パウダーは水で溶かして青汁にすることもできます。

青汁というと最近は「ケール」をメインに作られているものが多いのですが、ケールの代わりにあしたばを使ったものもあります。

 

飲み物にしたときのお味は?

というと、抹茶に近い味ですが、苦味は少なくほんのり甘さを感じます

人によっては、すこし草っぽいと感じる人もいるかもしれません。

あしたばの注意点、副作用

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加熱により失うビタミン

あしたばは多くの種類のビタミンが含まれていますが、ビタミンB1やビタミンCなど、また生野菜に存在する酵素は熱に弱いという特徴があります。

 

ビタミンや酵素もより多く摂り入れたいのあれば、さっと加熱するなど調理の際は加熱時間を短くしましょう。

 

また、パウダータイプの健康食品は非加熱のものを選ぶようにしましょう。

 

ちなみに「カルコン」「クマリン」は熱に強いので加熱してもきちんと摂ることができます!

摂りすぎは肝機能を弱める

あしたばに含まれている「カルコン」や「クマリン」は摂りすぎた場合、肝機能を弱めるという注意点があります。

パウダーなどの健康食品で摂る場合は、摂りすぎる可能性がありますので、気を付けてください。

薬との相性

あしたばには止血作用がありますので、血液をサラサラにするお薬(ワーファリンなど)を服用しているかたは、あしたばの摂取を控えてください。

食べ過ぎで便秘に

明日葉の食物繊維は不溶性食物繊維が多く含まれていますので、食べ過ぎると逆に便を硬くしてしまう場合があります。

おなかの調子をみながら摂るようにしてください。

健康食品は添加物に注意!

あしたばパウダーやあしたばサプリメントを購入する際は、添加物に注意しましょう。

パウダータイプの場合は、人工甘味料が入っているものもありますので、きちんと原材料をチェックしてくだいね!

まとめ

あしたばの栄養、効能、注意点などについてご紹介しました。

体にも美容にもよいあしたばを是非お試ししてみてくださいね。

 

旬の時期はスーパで購入できますが、興味と時間がある方は苗から育てるのも楽しいですよ。

生のあしたばが手に入らない時期は、乾燥あしたばを使ったお茶や青汁、パウダーなどを活用しましょう。

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