夏になると、
「鼻炎の症状や目のかゆみがでる」
「体がとにかくだるい」
なんて人は、エアコンの風が原因かもしれません。
お掃除が行き届いていないエアコンからはアレルゲンが飛散します。
また、エアコンの冷たい風にあたりすぎることで、おきる体の不調の可能性もあります。
エアコンアレルギーの原因や症状、対策についてご紹介します。
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エアコンアレルギーの原因
エアコンからでる空気を吸ったり、冷たい風に当たることでおきる体調不良の原因としては、
- カビアレルギー
- ダニ・ハウスダストアレルギー(ほこりアレルギー)
- エアコン病(クーラー病)
- 寒暖差アレルギー
- 寒冷蕁麻疹
などがあげられます。
エアコンをつける時期になると体調を崩す傾向がある人は、なんらかのアレルギーであるか、体の冷えなどが原因と考えられます。
ダニアレルギー、カビアレルギーの症状と対策
エアコンのお掃除をしていないことが原因で起きるアレルギーに
- カビアレルギー
- ダニ・ハウスダストアレルギー(ほこりアレルギー)
があります。
エアコンのフィルターや内部(ファンやフィン)の汚れは、カビとほこりです。
ほこりにはダニも含まれています。
エアコンの風にのって、アレルゲンが舞ってしまうということです。
これらの物質を吸い続けることや皮膚に触れることで
- アレルギー性鼻炎(鼻水、鼻づまり、くしゃみ)
- アレルギー性結膜炎(目のかゆみ、腫れ、赤み)
- 気管支喘息(喘息、喘鳴、咳)
- 湿疹・蕁麻疹・アトピー性皮膚炎
などがおきることがあります。
カビやダニにアレルギーがある人は、特に強い症状がでるケースもあります。
対策としては、
- エアコンのお掃除をする
- アレルギーかを検査する
ことが大切です。
エアコンのお掃除
フィルターの掃除は自分でもきますが、内部のお掃除は可能であれば専門の業者に頼むのが安心です。
「でも、コストがちょっと。。。」
と言う方は、エアコンの内部をお掃除するスプレーなどの活用でお掃除は可能ですが、かなりの手間がかかる上、故障などの心配もありますので注意が必要です。
アレルギー検査
エアコンから噴き出るアレルゲンは、アレルギー検査が可能です。
採血による特異的IgE抗体検査で、抗体値をチェックすることができます。
検査の対象項目
▶ダニ・ハウスダスト
- ハウスダスト1
- ハウスダスト2
- ヤケヒョウダニ
- コナヒョウダニ
▶カビ
- ペニシリウム
- クラドスポリウム
- アスペルギルス
- アルテルナリア
- カビマルチ
などがあります。
クラドスポリウムは、エアコンなどにつく傾向があります。
カビマルチは複数のカビアレルゲンが混合されています。
含まれているカビアレルゲンは、
- ペニシリウム
- クラドスポリウム
- アスペルギルス
- カンジタ
- アルテルナリア
- ヘルミントスポリウム
です。
アレルギー検査の詳細についてはこちらから♪
⇒アレルギー検査にかかる費用とアレルギー検査項目のすべて
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クーラー病の症状と対策
エアコンにあたりすぎで、体が冷えすぎることからおきる体調不良のことを「クーラー病」や「エアコン病」「冷房病」などと呼びます。
主な症状は、
- 手足の冷え、むくみ
- 肩こり・腰痛
- 頭痛
- 腹痛や下痢
- 体のだるさ
- 発汗のコントロールができない
などがあります。
クーラー病は、温度変化に対して体温をうまく調節できなくなることで起こります。
「冷えは万病のもと」と言われています。
血流を悪くし、免疫力をさげる。。
体にとってとても悪いんです。
対策としては、
「体を温めること!」
が基本です。
エアコンによる冷え予防対策をきちんと行いましょう。
また、適度な運動やお風呂にゆっくりつかることも有効です。
クーラー病の詳細についてはこちらから♪
⇒体がだるいのはクーラー病のせい?冷えすぎるとどんな症状がおきるの?!
寒暖差アレルギーの症状と対策
寒暖差アレルギーは、急激な温度差によって起きる症状で「血管運動性鼻炎」というものです。
主な症状としては、
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
- 咳
などがあります。
暑い室外から、エアコンがきいた室内へ入った際に、鼻の症状がでるのが特徴です。
自律神経の乱れが原因であると言われています。
対策としては、
- 質の良い睡眠をとる
- 急激に冷えないように一枚羽織る
などとなります。
寒暖差アレルギーの詳細についてはこちらから♪
⇒寒暖差アレルギーの症状や治し方は?じんましん、咳、鼻水の薬や対策はあるのか?!
寒冷蕁麻疹の症状と対策
寒冷蕁麻疹は、急激に皮膚の表面が冷やされたときに起きる症状です。
プールなどでおきるケースもありますが、エアコンの風も原因の一つとなります。
冷やされた皮膚の部分に、
- 発疹
- かゆみ
- じんましん
などがおきます。
じんましんは時間が経過すると消えたり、移動したりするのが特徴で、通常の湿疹と症状が異なります。
対策としては、
「肌の露出を少なくすること」
です。
いきなり肌を冷やさないようにしましょう。
寒冷蕁麻疹の詳細についてはこちらから♪
⇒子供に多い寒冷蕁麻疹の原因と治し方は?症状を把握して今すぐ対策を!!
まとめ
エアコンアレルギーの原因や対策についてご紹介しました。
実際にアレルゲンが原因のものもありますが、エアコンの風による冷えが原因のケースもあります。
熱中症対策にはエアコンは欠かせませんが、お手入れや適切な温度調整などに気を付けないと、体調不良を起こすことになりますので、注意が必要です。
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