キャベツはビタミンUなど多くの栄養成分が含まれており、ダイエット補助や胃腸の調子を整える、免疫力アップ、アレルギーを抑制などの効果が期待できるお野菜です。
キャベツは、実は栄養の宝庫なんです。
飲み過ぎ対策にも有効です!
キャベツの栄養、効果、カロリー・糖質、効果的な食べ方、食前キャベツの方法をご紹介します。
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キャベツに含まれる栄養素は?
キャベツは、ヨーロッパでは大昔から薬草療法に使われ、胃の健康を守る薬として利用されてきた野菜です。
「常に元気と明るい落ち着いた気分を保つ野菜である」
とピタゴラスが記したほどです。
現在は一年中手に入るお野菜ですが、春キャベツ、秋キャベツと旬は年に2回あります。
それでは、キャベツに含まれている成分を見ていきましょう。
キャベツのビタミン
キャベツに多く含まれているビタミンは、
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンK
などです。
特にビタミンCが豊富で、生の状態で100g中41mgも含まれています。
ビタミンCは肌の潤いやハリを与える効果や、血中コレステロール値を下げる効果があります。
※含有量の”多い”、”少ない”は一日に必要なビタミンの摂取量を目安にご紹介しています。
キャベツのミネラル
キャベツに多く含まれているミネラルは
- カリウム
- カルシウム
などです。
※含有量の”多い”、”少ない”は一日に必要なミネラルの摂取量を目安にご紹介しています。
キャベツの機能性成分
キャベツに含まれている機能性成分は、
- ビタミンU(キャベジン)
- インドール
- アリルイソチオシアネート(硫黄化合物)
- アミノ酸(グルタミン、アスパラギン酸、スレオニン)
- ケンペロール
などが含まれています。
色のついたキャベツは成分が違うの?
同じキャベツでも、葉の色が紫のキャベツもありますよね。
スーパーなどでカット野菜として販売されているものや、外食時に目にするサラダには、彩りが豊かな色がついたキャベツを使っているのを見かけます。
紫キャベツには、もともとキャベツに含まれている栄養素の他に、眼精疲労に効く効果や抗酸化作用がある、「アントシアニン」が含まれています。
アントシアニンは赤紫色の成分であるポリフェノールの一種です。
ガン予防効果もありますので、紫キャベツは普通のキャベツよりもお得感がいっぱいです。
キャベツの効果
ダイエット効果
キャベツのカロリーは100gあたり、23kcalと低カロリーであることと、食物繊維の作用で満腹感を増す効果があります。
食前に食べることで、満腹感が増し、食欲を抑えることから食事全体の摂取量を減らすことができます。
さらに、キャベツのバランスの良いビタミンやミネラルのおかげで、食事量を制限して体の調子を壊すことなくダイエットができるところが魅力です。
キャベツダイエットのやり方
- 晩ご飯での実施が効果的
- 生キャベツを食べること
- 食前によく噛んで食べ、その後の食欲を抑えること
(30回以上噛むように頑張る!!)
興味がある方は是非お試しくださいね。
このダイエット方法は、摂取カロリーを抑えるのが目的です。
夜はその後の活動量が少なくなるため、夜の摂取カロリーを控えるのがダイエットには効果的ではありますが、朝ごはんでも昼ごはんでも、キャベツに限らず野菜から食べることは、食べ過ぎ予防の他、血糖値を急激に上昇させないことになるので、とても体によいことなのです。
是非実践してみてください!
血液サラサラ
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辛み成分「イソチオシアネート」には、血液をサラサラにする効果があり、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞を予防する効果が期待できます。
アレルギー抑制効果
「ケンぺロール」には、炎症、アレルギーを抑える作用があります。
また、「イソチオシアネート」には抗炎症作用があります。
これらの成分からアレルギー抑制の効果が期待されます。
免疫力アップ・美肌
キャベツには「ビタミンC」が多く含まれているので、疲労回復や免疫力の上昇が期待されます。
ビタミンCには、肌に潤いや張りを与える効果があることから、美肌にも役に立ちます。
また、「イソチオシアネート」には、解毒作用やアンチエイジングに効果もあります。
胃腸を健康に保つ
キャベツに含まれるビタミンUは胃酸の分泌を抑制したり、胃腸粘膜の新陳代謝を促進する効果があります。
「ビタミンU」は別名「キャベジン」と言われる成分です。
聞いたことがある人が多いのではないでしょうか!
そうです。胃腸薬に使われている成分で、、胃や十二指腸を健康に保つ作用があるんです。
胃酸過多の調整や、胃の粘膜を修復してくれるので、胃の不調を改善することができます。
また、「イソチオシアネート」や「ジアスターゼ」には、消化を促進する作用がありますので、キャベジンとの効果も合わせて、胃腸の調子を整えます。
キャベツは肉類との相性がよく、胃もたれや胸やけを防いでくれるのは、これらの成分が働いているからです。
ガン予防
キャベツに含まれる「イソチオシアネート」や「ケンぺロール」には、抗ガン物質が含まれています。
免疫力アップの作用もあることで、胃がんや大腸がんなどの予防効果が期待できます。
二日酔い対策
キャベツの「ビタミンU(キャベジン)」には、肝機能の働きを高める効果があります。
また、「イソチオシアネート」の強力なデトックス効果もあり、肝臓がアルコールを分解するのを助けてくれます。
ビタミンUのおかげで、胃腸の働きもサポートしてくれますので、
”お酒の後の「ラーメン」”
ではなく、
”お酒のあとは「キャベツ」を食べましょう”
キャベツのカロリーと糖質
キャベツのカロリー
キャベツのカロリーは
- 100gあたり:23kcal
- 1020g(M1個):235kcal
- 510g(1/2個):118kcal
- 205g(1/4個):59kcal
です。
キャベツの糖質
キャベツの糖質は、
- 100gあたり:3.4g
- 1020g(M1個):34.7g
- 510g(1/2個):17.3g
- 205g(1/4個):8.7g
です。
キャベツを効果的な食べ方
せっかく食べるのであれば、うれしい成分は効果的に摂りましょう!
外側の葉と芯にビタミンC!
キャベツのビタミンCは、外側の緑色の葉が一番多く、次に多いのは芯の部分です。
外側の葉はあまり剥きすぎず、有効に使いましょう。
キャベツの芯は一般的には捨ててしまう部分ですが、実は、ビタミンだけではなくミネラルも多く含まれています。
色が変わっている部分はカットし、残りを小さめにカットして加熱料理で使うようにしましょう!
硬めなので、加熱時間は調整してくだいね!
加熱調理でビタミンCが減る
量を多く摂るには生よりも加熱したキャベツが向いていますが、キャベツは、煮ると5割、茹でると3割程度、蒸すと4割程度のビタミンCが損なわれてしまします。
ただし、スープやみそ汁など煮汁まで丸ごと摂ることができるお料理の場合は、9割ほどのビタミンCを摂ることができると言われています。
ビタミンUも水溶性ですので、加熱する際はスープや味噌汁がおすすめです。
胃の調子が悪いときは、秋キャベツを!
胃の調子が悪いな。。と思ったときには、生は繊維質が多く消化の妨げになることがありますので、加熱して食べましょう。
また、胃壁を保護する力は、春キャベツよりも秋キャベツの方がすぐれています。
まとめ
キャベツの栄養や効果についてご紹介しました。
キャベツに期待できる効果は、
- ダイエット
- 血液サラサラ
- アレルギー抑制
- 免疫力アップ・美肌
- 胃腸の健康
- 抗癌作用
- 二日酔い
などです。
毎日のお食事に是非摂り入れてくださいね!
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