プールに入ると鼻水やくしゃみが止まらなくなる。
そんな症状がでる人は塩素アレルギーかもしれません。
また、塩素にアレルギーがある人は、プールだけではなく、普段の生活で使う水道水にも工夫が必要です。
もともと塩素により肌荒れを起こす人がいますが、症状が強い場合は塩素アレルギーである可能性があります。
塩素アレルギーの症状や検査、対策、治療などについてご紹介します。
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塩素アレルギーの原因はプールだけじゃない!
塩素というと、プールのイメージが強いですよね。
プールからあがった後は、しばらくの間塩素のにおいが体から消えない!という経験をした人も多いのではないでしょうか。
塩素は水の殺菌のために使用されていますが、プールは雑菌の繁殖を抑えるために塩素濃度はかなり高くなっています。
プールに入るたびに鼻や皮膚の症状があらわれる人は、塩素対策が必要かもしれません。
また、水道水にも塩素は含まれています。
水道水の塩素濃度は水道法によって定められていますが、実際には地域の水質によっても含まれている塩素の量が変わってきます。
引っ越しなどで、地域が変わるともちろん水質が異なることから塩素濃度も変わっている可能性があります。
水道水に含まれている塩素は、プールに比べるともちろん微量ですが、毎日使う水ですので、飲むにしても、お風呂などで肌に触れるにしても、アレルギーの症状があらわれるような場合は、対策が必要となります。
塩素アレルギーの症状は?
塩素が含まれている水に触れることでおきる塩素アレルギーの主な症状は、
- 湿疹
- 水ぶくれ
- ただれ
- 皮膚のかゆみ
- 鼻水
- 鼻炎
- くしゃみ
- 咳
- 目のかゆみ
などがあります。
悪化した場合は、体がだるくなったり、食欲が低下したりなどの症状があらわれることもあります。
また、塩素濃度が高いほど、症状が強くでるケースもありますので、プールは特に注意が必要です。
塩素アレルギーは検査できるの?
塩素アレルギーの検査は、塩素の成分を皮膚につけて症状の変化を確認する皮膚テストを行ってくれる病院もあります。
あまり一般的ではないようですので、アレルギー科などで相談する他、病院へ行く前に電話などで確認するようにしましょう。
塩素アレルギーの治療は?薬は?
塩素アレルギーかな?と思ったら、でている症状に合わせた病院で診てもらいましょう。
耳鼻科、内科、皮膚科のいずれかでの受診となります。
皮膚の炎症を抑えるためには一般的にはステロイド剤(塗り薬)が処方されます。
鼻の症状が強い場合には点鼻薬が処方されます。
塩素アレルギーの対策
プールはダメ!
塩素アレルギーの対策としては、やはり塩素を避けることです。
プールは入らないようにしましょう。
大人の場合は、プールに入ること自体を避けやすいと思いますが、お子さんなど学校の授業でプールに入らなければいけない場合は、病院で受診したうえで学校に相談しましょう。
ちなみに、塩素アレルギーであっても海には入れます!
それでもプールに入るには?
もちろんプールに入らないことが一番なのですが、どうしてもプールに入らなくてはいけないということであれば、まずは下記の対策をしてみましょう。
- ノーズクリップで、鼻に水が入らないようにする。
- 事前に点鼻薬を使用する
主に鼻の症状がでる場合は、これらの対策でかなり軽減される人もいます。
症状の度合いにもよりますが、試してみましょう。
飲み水を工夫すること
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浄水器で塩素除去
家庭での飲み水は浄水器を使用することで、塩素除去が可能です。
浄水器はいろいろな種類がありますが、高価なものほどいろいろな物質を多く除去してくれる傾向があります。
定期的にフィルターの交換が必要となりますので、コストパフォーマンスも考慮して選択しましょう。
ウォーターサーバー
ウォーターサーバーを使用する方法もあります。
飲み水の塩素対策ができますが、お料理に使用する際にはやはり浄水器の方が便利という人もいますので、用途や使い勝手も考慮して決めましょう。
また、ウォーターサーバーはスペースの問題もでてきますので、選択基準に部屋のどこに置くかも含めて検討してくださいね!
お風呂の水も工夫!
お風呂で使用する水の塩素除去をしたいのであれば、シャワーと湯船の水の塩素対策が必要です。
シャワーヘッドを変える
塩素を除去できるシャワーヘッドが多く販売されています。
- ビタミンCによる塩素除去
- 亜硫酸カルシウムによる塩素除去
- 活性炭フィルターによる塩素除去
- セラミックによる塩素除去
など、いろいろな方法によって塩素を除去するタイプがあります。
シャワーヘッドも塩素除去機能を使う場合は、定期的なフィルター交換が必要なものがあります。
シャワーヘッド本体が安価であっても、交換用カートリッジのコスパが悪い場合もありますので、きちんと検討して決めるようにしましょう。
お風呂の塩素除去
湯船にためるお湯の塩素除去には、入浴剤が一般的です。
シャワーヘッドを変えていても、湯船にためる水はシャワーを通りません。
また、シャワーから湯船にお湯をためると、フィルターのコスパがかなり悪くなります
塩素を除去できる入浴剤が販売されていますので、成分などを確認して選択しましょう。
また、ビタミンC(アスコルビン酸)を入浴剤の代わりに入れる方法もあります。
入浴剤よりも安くすみますので、塩素のみを除去したいのであればおすすめです。
塩素除去のおすすめ入浴剤とシャワーヘッドについてはこちらからでご紹介しています♪
⇒アトピー悪化は塩素のせい?お風呂の塩素除去はビタミンCとシャワーヘッドで!
まとめ
プールに入ると鼻や皮膚の症状がでる場合は、塩素アレルギーの可能性がありますので、普段の水対策をしっかりしていきましょう。
塩素は肌荒れやアトピーが悪化する原因にもなりますので、できることからはじめましょう!
アトピーと塩素の関係についてはこちらから♪
⇒アトピー悪化は塩素のせい?お風呂の塩素除去はビタミンCとシャワーヘッドで!
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