ギーは、インド料理に多く使われている、ダイエット効果抜群のオイルです。
その他にも、アレルギーを抑えたり、胃腸の調子や免疫力アップ、美肌効果が期待できます。
ご家庭で作ることもできますので、使い方だけではなく、作り方もご紹介します。
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ギーとは
ギーはインド発祥のバターから作られるオイルです。
バターというと、どうしても摂りすぎはよくないイメージがありますが、ギーはとってもヘルシーなオイルなんです。
インド料理に多く使われるギーは、インドという暑い環境に耐えて長い間保存できるように工夫されたとても純度の高いバターです。
ギーの材料は通常のバターと同様、牛や山羊のミルクを使用していますが、加工する過程で、たんぱく質、水分、糖分を除くことで、腐敗の原因となる物質がかなり除去されています。
また、糖分が除去されていることから、体にとってもとてもよい油だということがわかります。
ギーは古くから、食用だけではなく、薬やマッサージにも活用されている、食べても塗っても栄養成分を吸収できるオイルです。
ギーの栄養成分
ギーの一番の特徴は、「中鎖脂肪酸」が多いことです。
中鎖脂肪酸は“体に脂肪がつきにくい”とCMでも有名な脂肪燃焼を助けることができる脂肪酸です。
多く含まれる成分は、
- 中鎖脂肪酸
- 短鎖脂肪酸
- 共役リノール酸
- ビタミンA
- ビタミンE
などです。
共役リノール酸は、リノール酸の仲間ですが、栄養素としてはまったく別のものです。
共役リノール酸には、脂肪を燃焼したり、アレルギーを抑制する作用があります。
ギーの効果・効能
ダイエット・代謝アップ
ギーに含まれる、「中鎖脂肪酸」や「短鎖脂肪酸」、「共役リノール酸」はいずれも脂肪の燃焼を促す働きがあり、また直接エネルギーとして燃焼されます。
これらの働きで、代謝をアップし、体脂肪がつきにくくなり、ダイエット効果が期待できます。
また、共役リノール酸には筋肉の増強効果がありますので、アスリートには特におすすめで、運動の前に摂るのがおすすめです。
アレルギー対策
共役リノール酸には、免疫に働きかけてアレルギー反応を抑える働きがあります。
また、肌を作る栄養素も含んでいるので、乾燥などのアトピー肌の改善にも役立ちます。
アトピーや花粉症をはじめとしたアレルギー体質の人には、おすすめの油です。
胃腸の調子アップ・免疫力アップ
短鎖脂肪酸の働きで、腸内の悪玉菌の増加を抑制する作用があります。
腸内環境が整うことは、免疫力があがることにつながります。
アレルギー体質の人にとくに大切なことです。
美肌
肌を作る栄養素である、ビタミンAやビタミンE、共役リノール酸の働きで、肌のキメを整えて、しみやくすみを予防することができます。
ギーのカロリー
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ギーのカロリーは大さじ1杯で約100kcalと、通常のバターと変わりません。
ですから、摂りすぎには注意が必要です。
一日あたりの摂取目安は大さじ1杯程度です。
牛乳アレルギー
ギーは、牛乳に含まれるタンパク質「カゼイン」が除去されているため、牛乳アレルギーの人でも、食べれる可能性が高いバターです。
ただし、牛乳に含まれているタンパク質は一種類だけではありませんので、牛乳アレルギーの人で「ギー」をお試しする場合は、症状などに注意をはらって初めてください。
牛乳アレルギーについてはこちらから♪
⇒ 牛乳アレルギーの症状と原因は?いろいろな食品に含まれているので注意!!
ギーの使い方
ギーはオイルとしての用途でさまざまな使い方があります。
- 炒め物などの料理に油として使う
- ホットミルクに入れる
- パンに塗る
- サラダにかける
- ドレッシングとして使う
- マッサージに使う
マッサージオイルとしても使用することができます。
ギーの作り方
ギーはもちろん購入することができますが、ご家庭で手作りすることも可能です。
ギーの作り方をご紹介します。
材料
- 発酵無塩バター
手順
- 鍋に発酵無塩バターを入れて、弱火~中火でかき混ぜながらバターを溶かします。
- バターが溶けて沸騰したタイミングで弱火にしましょう。
※弱火にしてからは、かき混ぜないでください! - 更に30~50分程度で、沈殿物と黄金色の油にわかれたところで火を止めます。
- 油こし紙、もしくはキッチンペーパーをつかって、ゆっくりと濾しましょう。
- 黄金色のオイルが冷めたらできあがりです。
※常温保存で2か月はもちます。
まとめ
香ばしく人気のギーはさまざまな効果があり、体脂肪も燃焼してくれるすぐれものです。
同じバターを使うのであれば、ギーをおすすめします。
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