じゃがいもには、アレルギー体質の改善やストレス予防、高血圧対策、むくみ対策、免疫力アップや胃腸の調子を整える効果があります。

白米に比べ、カロリーも低くダイエット補助にも最適です。

 

じゃがいもは湿布にすると湿疹ややけど、捻挫にも効果がある万能食物です。

湿布の作り方、注意点もご紹介します。

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じゃがいもの栄養

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普段、なにげに食べている「じゃがいも」。

実はビタミンやミネラル以外にも、栄養素、機能性成分が多く含まれている、とても体にいい食品です。

 

別名「馬鈴薯」とも呼ばれています。

じゃがいもの主な栄養成分と機能性成分を見ていきましょう。

栄養成分

  • タンパク質
  • 炭水化物
  • カリウム
  • ナイアシン
  • ビタミンB群
  • ビタミンC

機能性成分

  • クロロゲン酸
  • フィチン酸
  • フラボノイド

 

「クロロゲン酸」はポリフェノールの一種で抗酸化作用が高く、体内の細胞の突然変異を抑えることができる成分です。

「フィチン酸」は免疫力を強化する作用があり、「フラボノイド」には、抗酸化や抗がん作用があります。

じゃがいもの効果・効能

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アレルギー体質を改善

じゃがいもは海外では主食として摂られていることもあり、炭水化物のみでできているイメージがありますが、実はビタミンB群やビタミンCも多く含まれています

じゃがいものビタミンCはでんぷん質で覆われているため、熱に強い特徴があるので、加熱料理でも多くのビタミンCを摂取することができます

 

また、温州ミカンよりもビタミンCが多く含まれています。

ナイアシンの血行を改善する働きと、吸収しやすいビタミンCの抗酸化作用により、アトピーなどの、アレルギーによる皮膚の炎症に効果があります

 

また、アレルギー性気管支喘息にも効果があり、アレルギー体質の改善ができるという特徴があります。

ストレス予防

熱で壊れにくいビタミンCの作用で、副腎の機能を助け、ストレスに対抗するホルモン(コルチゾール)の生成力がアップします。

 

また、じゃがいもに含まれる「GABA」はリラックス作用があります。

高血圧対策、むくみ対策

「カリウムの王様」と言われるほど、じゃがいもはカリウムを多く含んでいる食物です。

血中の塩分を調整し、体外へ排出してくれることから、むくみや高血圧予防に役立ちます。

 

 

また、「GABA」の作用で、血圧の調整をする効果があります。

「クロロゲン酸」にはコレステロール値を調整する働きがあり、動脈硬化予防にも効果があります。

免疫力アップ・胃腸の調子を整える

じゃがいもは、ビタミンB1、ビタミンCやナイアシンの働きで、抵抗力をアップして胃腸の機能を活発にする作用があります。

胃のムカムカや胃痛、食欲不振などへの効果があります。

 

また、抗酸化作用が強い、クロロゲン酸、フィチン酸、フラボノイドが含まれていることで、免疫を強化し、ガン予防にも役立ちます。

じゃがいものカロリー

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じゃがいものカロリーはM1個あたり103kcalです。

  • Sサイズ(90g):69kcal
  • Mサイズ(135g):103kcal
  • Lサイズ(180g):137kcal
  • 白米 1膳(150g):252kcal

 

白米に比べてもカロリーが低く、満腹感もあるため、ご飯の代わりにじゃがいもを食べることでダイエット補助にもなります。

じゃがいもの種類

じゃがいもには、多くの品種があります。

お料理によって向き不向きがありますので、使い分けるのがいいでしょう。

 

よくお店で見かけるものをご紹介しますが、品種はもっと多くありますので地方などでかわったお芋を見かけたら、挑戦してみるのも楽しいですよ。

煮崩れしない

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メークイン

長細く、煮崩れしにくいお芋ですので、カレーやシチューなどに適しています。
食感はしっかりとしています。

煮崩れしやすい

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男爵イモ、キタアカリ

煮崩れしやすいので、ポテトサラダやコロッケなどつぶして使う調理に向いています。
食感はホクホクしていて、男爵よりキタアカリの方が甘味があります。

新しゃがいも

皮が薄く皮のまま調理できるお芋です。

 

じゃがいも湿布

じゃがいもは食べるだけではなく、外用としても使うことができます

熱をもった湿疹や、やけど、捻挫に効果があります。

じゃがいも湿布の作り方

  1. じゃがいもをすりおろします。
  2. ラップの上にガーゼを3重にし、すりおろしたじゃがいもを塗ります。
  3. 患部にあてて、テープで固定しましょう。

じゃがいもの注意点

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じゃがいもの芽

じゃがいもの芽には毒性があります。

 

この毒は「ポテトグリコアルカノイド」というもので、その中の「ソラニン」「チャコニン」という成分が含まれています。

これらの毒は、170℃以上の高温、もしくは水にさらすことで毒性が減ると言われています。

 

炒めるだけでは温度が足りず完全には避けることはできません

芽を食べてしまうと、食中毒のような症状を起こします。

 

主な症状は、

  • 腹痛・下痢
  • 嘔吐
  • めまい・いやな汗

などです。

 

症状が酷い場合は、呼吸困難などにも陥りますので、必ず、じゃがいもの芽は取る必要があります

心配な場合は、切った後に水に一晩ひたしましょう。

 

また小さなお子さんには、芽がでてしまったじゃがいもは、芽を取ったものでも食べさせないように気を付けましょう。

芽の取り方

  1. 芽が長く生えてきている場合は、まず芽を折ります。
  2. 包丁で芽のまわりを大きくえぐって完全に取りましょう。

緑色に変色

じゃがいもの皮が緑色に変色した場合は、その部分に毒素が含まれています。

これは、じゃがいもの保存時に日があたっていると、光合成により変色し、毒性があらわれるものです。

 

緑色になった部分を皮と身ごと切り取りましょう。

まとめ

アレルギー体質の改善におすすめの食物です。

毒には注意して食べてくださいね!!

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