ズッキーニを食べると、イガイガする、蕁麻疹がでる。。。
なんて人は「ズッキーニアレルギー」かもしれません。
もちろん、ズッキーニにアレルギーがあることが原因となるケースもありますが、ブタクサ花粉症の人も注意が必要です。
ズッキーニアレルギーの原因や症状、アレルギー検査、薬と対策についてご紹介します。
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ズッキーニアレルギーの原因
ズッキーニアレルギーが起きる原因としては、
- ズッキーニの食物アレルギー
- ブタクサ花粉症による感作
があげられます。
ズッキーニの食物アレルギー
ズッキーニ自体にアレルギーがある場合は、食物アレルギーの一種と考えられます。
ブタクサ花粉症
ブタクサ花粉にアレルギーがある人は、交差性がある果物、野菜にもアレルギー症状がでるケースがあります。
交差性とは、タンパク質の構造が似ていることから、一方にアレルギーを持つ人は似ているタンパク質に対してもアレルギー反応を起こしてしまうことを言います。
花粉症が原因で起きる食物アレルギーは、「口腔アレルギー症候群」の「花粉ー食物症候群」と呼ばれており、主に口の中や口のまわりに症状がでる傾向があります。
ブタクサ花粉と交差抗原性があると言われている食物は、
- ズッキーニ
- スイカ
- メロン
- きゅうり
- にんじん
- バナナ
- キウイフルーツ
などです。
ブタクサ花粉は、8~10月に多く飛びますので、この時期に目や鼻の症状がでる人は、交差性がある食べ物にも注意が必要です。
ズッキーニアレルギーの症状
ズッキーニアレルギーで起きる主な症状は、
- 口の中の違和感(腫れ、赤くなる、イガイガ)
- 唇、まぶた、口のまわりが腫れる、湿疹
- 喉がイガイガ
- くしゃみ
- 鼻水、鼻づまり
- 咳
- 皮膚の湿疹・蕁麻疹
- 胃痛、嘔吐
- 下痢、腹痛
などがあります。
花粉による「口腔アレルギー症候群」の場合は、口のまわりなどの症状のみのケースが多くみられます。
ただし、食物アレルギーは、重篤な場合はめまいや呼吸困難などになることもありますので、調子がおかしいな?と思ったらすぐに病院で診てもらいましょう。
アナフィラキシーについてはこちらから♪
⇒アナフィラキシーの症状とは?エピペンが必要?起きたときの対応、処置は時間が勝負!!
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ズッキーニアレルギーの検査
採血によるアレルギー検査の項目に、残念ながらズッキーニはありません。
ですから、ズッキーニアレルギーを疑うような場合は、
- 関連項目の血液検査を行う
- パッチテストをしてもらう
のいずれかになります。
ズッキーニのアレルギーはブタクサ花粉症が原因の場合が多いことから、花粉の項目、また同じウリ科の野菜・果物などの項目ではどうなのかをチェックすることはできます。
▶ズッキーニの関連項目(特異的IgE抗体検査・RAST)
- カボチャ
- スイカ
- メロン
- ブタクサ (花粉)
- ブタクサモドキ (花粉)
- オオブタクサ (花粉)
病院によっては、パッチテストを行ってくれるところもあるようですので、医師と相談してみましょう。
アレルギー検査の詳細についてはこちらから♪
⇒アレルギー検査にかかる費用とアレルギー検査項目のすべて
ズッキーニアレルギーの薬と対策
食物アレルギーの薬
食物アレルギーは一度発症すると治すことは難しいと言われています。
食物の種類によっては、赤ちゃんから幼児期に発症した場合は小学校にあがるくらいまでに治るケースもありますが、大人になってからの食物アレルギーは治らないケースの方が多いと言えます。
ですから、対策は、やはり「アレルゲンの除去」となります。
薬は、飲み薬として「抗ヒスタミン剤」や塗り薬「ステロイド外用薬」などが処方されます。
生食じゃないければOK?
花粉症が原因の口腔アレルギー症候群の場合は、
「生食に注意が必要」
と言われています。
ズッキーニは生でサラダなどにも使用できますのが、加熱することでアレルギー症状がですに食べられるケースが多いと言われています。
加熱したものが食べられるのかをまずはチェックしてみましょう。
ズッキーニは赤ちゃんはいつから?
ズッキーニは、離乳食中期(生後7~8か月以降)を目安に始めてもいいと言われてます。
少し遅めな理由としては、アクがあることです。
ですから、赤ちゃん用の場合はアク抜きが必要です。
カットしてから水に30分程度つけてアクを抜いたあとに加熱しましょう。
また、ズッキーニは本来生食できるお野菜ですが、生では消化が悪くなりますので、生で食べるのは2歳以降が目安と言われています。
アレルギー体質の赤ちゃんは、食べたときに嫌がらないかを特に注意しましょう。
まとめ
ズッキーニアレルギーについてご紹介しました。
ズッキーニ自体のアレルギーと、花粉症が原因の口腔アレルギー症候群の場合があります。
加熱することで問題なく食べられる可能性がありますので、食べられる範囲を把握することが大切です。
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