パトムアレルギーの原因と症状、治療方法は？病院で診てもらえるの？

パトムアレルギーってご存知ですか？

あまり聞いたことがない人も多いと思いますが、パトムアレルギーは自分がまるでアレルゲンかのように、周りにいる人が鼻みずやくしゃみなどの症状を訴えるものです。

「えっ、そういう病気があるの？」

とわたしも初めて聞いたときは思いましたが、実際にこのパトムで悩んでいる人が多くいるんです。

わたしは花粉症や食物、ハウスダストなどさまざまなアレルギーを持っていますが、自分自身がアレルギーの原因となってしまう症状というのは、想像を絶するほどツライことだと思います。

パトムは未だわからないことが多い症状ですので、本人はもちろん周りも治療に対する知識を持つことが大切です。

パトムアレルギーの原因や症状、対策、検査などについてご紹介します。

パトム（PATM）とは？

パトムは、アルファベットでは、”PATM”

People are Allergic To Me

の略で、

直訳では「人々は私にアレルギーである」となります。

いわゆる自分が周囲の人にとってアレルギーの原因になってしまう現象ということなんです。

まわりにいる人が、自分の近くにいるだけでくしゃみや咳、鼻の症状を訴える。

自分がいなくなると、それらの症状が治まる。

花粉症やハウスダストアレルギーのような症状と似ています。

パトムの原因は？病気なの？

以前はパトム（PATM）というもの自体の認識がなかったため、このような症状を訴えても「こころの病」という診断がされていた経緯があります。

現在もなお一つの病気としての認識が低いことから、普通の病院で相談しても

「気にしすぎなど」

と判断されることもあるため、専門診療がうけらえる病院で診てもらう必要があります。

そして、パトムの原因は現在においても、いまだ解明されていません。

ですが、体臭とは別のものだということはわかってきています。

周りの症状や反応だけを聞くと、

「体臭が強すぎるのでは？」

と考えがちですが、

一般的な体臭の原因となる物質とは別の物質が体から分泌されているようなんです。

一説では、これらの物質のデトックス機能の低下により、皮膚の表面から排出されてしまうのでは。。

とも言われています。

パトムの症状を訴える方の中には、体臭も強くなり自分がアレルゲン？と自覚するケースもあるということですが、多くの場合は匂いとして自覚がないのに、体からでている物質が敏感な人に対して鼻や喉などへの刺激となりアレルギーのような症状が発症します。

パトムは検査でわかる？

自分がパトムなのかどうかは、検査でわかると言われています。

現在は以前と異なりパトムの診療をしている病院や、検査のみを行っている機関があります。

検査方法は病院や機関でいろいろな種類があります。

原因が解明されていないことから、

「この検査で100%わかる！」

というものがないため、方針によって行う検査が異なるのだと思います。

現在行われているパトムの主な検査は、

皮膚ガステスト
尿検査
体臭検査キット

などです。

皮膚ガステスト

わたしたちの皮膚からは、常にさまざまな物質が代謝されています。

皮膚ガステストは、この代謝産物の成分をチェックする検査です。

パトムの特徴として、「トルエン」「ベンゼン」「キシレン」が多く排出されている傾向があることを前提として、パトムか否かを確認しています。

トルエンは、石油化学物質でガソリン、シンナーなどの匂いに近いと言われています。

尿検査

尿に含まれている「有機酸」、「重金属」や「環境汚染物質」などの量を確認する検査があります。

体臭検査キット

検査用Tシャツを使用して、Ｔシャツに付着した「ニオイの成分」を分析するものです。

3週間ほどで詳細な検査結果がわかります。

取扱サイト：体臭クリーニング

パトムは治るの？治療法は！

パトムが起きる原因が解明されていないため、残念ながら治療法についても現在は確立されていません。

ただし、現在は以下の内容を実践することで治療を行っているところが多いようです。

腸内環境を整える
運動によって汗をかく
デトックスを促すサプリメントのむ

などです。

基本的には規則正しい生活をして体調を整えること、ストレスを軽減させること、デトックス機能を高め体のバランスを改善するなどが治療の支流となっています。

これらの対策で実際に症状が抑えられている人も多くいます。

パトムの特徴

パトムには下記のような特徴があります。

ある日突然パトムの症状がでるようになる
まわりの人（半径２～５メートル程度にいる人）に鼻や喉の症状がでる
自分がその場にいないと、まわりの人の症状が治まる
一緒にいる人全員に症状がでるわけではない
疲れやストレスが多いと感じるときに、症状が強くでる。
自分自身でも刺激を感じてアレルギー症状がでる人もいるが、匂い、刺激ともに自覚がない人もいる

自分がパトムではないかと気にするあまりに、更なるストレスを抱えてしまう人もいるため、気になっている人はパトム専門の病院での診療や検査をおすすめします。

まとめ

パトム（PATM）アレルギーについてご紹介しました。

上でご紹介した体臭検査キットでは、体臭なのかパトムの可能性があるのかを確認できます。

通院なしで検査キットを送ってくれる病院もありますので、気になる方はまずは検査を受けることをおすすめします。