花粉症にはさまざまな対策があります。
あなたはきちんと対策ができていますか?
目が痒い、涙がでる、鼻がつまる、鼻水がでる、クシャミがひどい以外にも、花粉症は全身に症状がでる可能性があります。
花粉症の時期は集中力が低下し、とにかくつらい思いをしているのではないでしょうか。
花粉症の徹底対策をし、少しでも症状をやわらげることが大切です。
今は症状が軽い人も、この先何度も大量の花粉を吸い続けることで、症状が悪化することも考えられます。
花粉症はアレルギー症状なので、疲れていたり、免疫力が低下しているときに突然発症することもあり、日ごろからのストレス軽減や食事などにも気を付けなればいけません。
できる対策はキチンとしていきましょう。
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花粉はいつ飛ぶ?
花粉の飛散時期についてはこちらから♪
⇒花粉の飛散時期がわかる花粉カレンダーはこちら
花粉は春限定のものではありません。
ある花粉に対して花粉症が発症すると、その後数年でさまざまな花粉に対して症状がでて、最終的には年中花粉症の症状が起きる人もいます。
ですから、対策は春限定にせず、少しでも花粉症の症状を感じる時期には、対策が必要となります。
花粉の主な症状
一般的な症状の他にも、花粉症の度合いによりさまざまな症状が現れます。
風邪の症状とも似ていいるものがありますが、風邪薬では改善されず、また花粉飛散中は長期にわたり症状がでるのが特徴です。
- 水のような鼻水や鼻づまり、鼻がムズムズする
- 目の充血、痒み、涙が止まらない
- 一日に何度も連続してクシャミがでる
- 喉の奥がイガイガして、痒くなる
- 咳がよくでる
- 皮膚の痒みや炎症、特に空気に触れる顔
- 熱っぽくなる
- 集中力が低下し、ボーっとする
- 睡眠不足
花粉症の検査と薬についてはこちらから♪
⇒花粉症の症状と検査、薬の知識はこちら
花粉の徹底対策
アレルゲンである花粉を除去することが、一番の対策です。
徹底対策を心がけましょう。
1.服装と身に着けるもの対策
服の素材により、付着する花粉の量がかなり変わります。
可愛い、あたたかニットは繊維の間にたくさんの花粉が付着してしまいます。
服の繊維に付着した花粉は、室内に入ってからも動くたびに舞ってしまうので、自分の服から舞う花粉を常に吸い続けることになってしまいます。
ですから、花粉飛散時期は花粉が付きにくい上着の着用が鉄則です。
暖かい日でも帰宅時に花粉が付いた衣服を脱げるように、薄手のものを羽織るように心がけましょう。
また、花粉は服だけではなく、カバンや靴、帽子など普段身に着けているもの全てに付着します。
ツルツルした素材のものを身に着けることが大切です。
綿素材に比べ、ウールは約10倍花粉が付着します。それに比べポリエステル、ナイロンは綿素材の約半分しか花粉が付着しないのです。
ですから、基本はポリエステル、ナイロン素材のものを選びましょう。
スギ花粉飛散時は、ウールなどのモコモコした服装の時期と重なり、寒さ対策が必要な時期になりますが、なるべく重ね着などして脱フワモコが必要です。
花粉症対策でNGな服装
- ウール、フリース、コーディロイなどのいかにもモコモコやふわふわした花粉が絡みそうな素材の服は着ない
- ムートンブーツは履かない
- タオル地のハンカチは使用しない
- モコモコやファーが付いた手袋やニット帽、マフラーは身に着けない
- ウール地のタイツは履かない
- モコモコバックは持たない
花粉症対策に適した服装
- ポリエステル、ナイロンなどのツルツルした素材のものを着る
- 綿やデニムも、ウールやフリースよりは花粉が付着しにくい
- 革やビニール製の靴を履く
- マフラーではなく、スカーフに変える
- ナイロン、革、ビニール製の帽子、手袋を使う
- ポリエステルまたは綿のタイツを履く
- ツルツルした素材のバックを持つ
- 静電気防止対策をとる
静電気は花粉を付着しやすくします。
静電気を防ぐためには、静電気防止効果のある柔軟剤を選ぶことや、上着などに静電気を防止するスプレーを使用するのが効果的です。
2.外出時の対策
吸い込いこみや付着によって、体内に入った花粉と花粉の症状は比例することがわかっています。
とにかく、花粉をガードするのに効果的なのは、やはりマスクとメガネです。
花粉症をまだ発症していない人や花粉症の症状が軽い人も予防の意味でもマスクをする習慣をつけましょう。
マスク
花粉の粒子は大きいため、マスクはそんなに高価で高性能のものでなくても、花粉をカットできます。
マスク選びで一番注意したいのが、サイズと形です。
鼻と頬のラインがピッタリ顔に密着し、あごのサイズに合ったものを使用しないと、隙間から花粉が侵入しマスクをしていてもほとんど花粉を防いでいることにはなりません。
自分にフィットしたマスクを使用した場合、マスク不使用時に比べ花粉の吸いこみ量は1/3~1/4になります。
マスクもサイズが選べますので、子どもや女性、小顔な男性は普通サイズでは大きすぎる可能性がありますから、自分に合ったサイズを選びましょう。
マスクには、プリーツタイプ、立体タイプ、ガーゼタイプの種類があります。
プリーツ型のマスク
会話などでのズレが少ないのが特徴ですが、ノーズワイヤーをキチンと鼻の形に合わせ、頬と顎もピッタリつけないと、花粉の侵入が多くなってしまいます。
立体型マスク
フィットしやすいのに口元に空間があるので、しゃべりやすく、口紅などのメイク移りも心配が少ないマスクです。
マスクによるお化粧崩れが気になる方にはオススメです。
また、アトピーの人や肌が弱い人も、この立体型マスクは他のタイプのマスクに比べ、顔に接触する面積が少ないので、肌に負担をかけにくいのが特徴です。
アトピー性皮膚炎で顔アトピーの炎症がある人は、マスクの着用はツライですね。
マスクが頬や鼻に触れるので、アトピーの症状が悪化することもしばしばあるかと思います。
選ぶマスクで肌への負担が変わりますので、是非試してみてください。
ちなみに私が使ったいるマスクです。
マスク着用の前には保湿剤を欠かさず、アトピー症状が悪化した場合はやむを得ませんが、マスク着用はお休みしてください。
マスクは顔アトピーの人にとって結構な負担になりますので、気を付けて使用しましょう。
ガーゼタイプ
洗濯が可能なタイプです。
付け心地がよく、湿度を保ちやすいので喉にもいいのですが、顔と接触する面積が多いため、肌が弱い人は注意が必要です。
また、洗濯が可能ですが、面倒な人は不織布タイプの使い捨ての方が便利でしょう。
メガネ
花粉ガード専用のメガネ見たことありますか?
ゴーグルのように、メガネの横にもガードがあり、花粉から目を守ってくれます。
メガネは花粉専用のメガネではなく、普通のメガネでも花粉が目に入るのを防ぐのに効果があります。
花粉専用のメガネは特にですが、マスクとセットで使用するとメガネがとてもくもります。
メガネのくもりを解決する方法は、”レンズクリーナー”や”くもり止め”を塗る方法の他にもいろいろありましたので、気になる方は探してみてくださいね。
メガネがくもりにくいマスクもあります!
花粉症で目の症状がでる人は、メガネはとても強い味方です。
わたし自身、鼻の症状より、目の症状の方が酷いので、メガネをすることで目薬の回数が減ります。
普段からメガネを着用している人はそれだけでも、花粉をカットしてくれますので、外出時には必ずメガネをしましょう。
また、コンタクト着用の人は、花粉による目へのダメージが強くなります。
花粉症の症状がでているときは、なるべくメガネへ変更した方がよいでしょう。
でも、コンタクトじゃないと嫌だという人は、外出時のみ度が入っていない花粉用メガネを使用してくださいね。
花粉症対策でNGなマスク
- 合わないマスクを使用
- 何日も同じマスクを使用する
花粉症対策に適したマスク
- サイズと形にこだわり、顔にフィットしたマスクを使う。
- いつもマスクを持ち歩く
持ち歩くときは、ジップロップのような密閉できる袋に入れること - マスクは毎日とり変える
- メガネを着用(花粉専用ではなくても、裸眼より効果あり)
3.帰宅時の対策
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外出時の服装や装備を完璧にしても、家の中の花粉対策をしないと、外からどんどん花粉が入ってきます。
家の中の花粉は、喚起時に入るものと、衣服などに着いて帰宅時に持ち込むものがほとんどです。
まずは、家の中に持ち込まないことが重要です。
だからと言って、目に見えない花粉をどうやって持ち込まずにできるのか。。!?
100%持ち込まないのはムリですが、リビングや寝室に入りこむのを少しでも防ぎましょう。
花粉をはらう
まず、ドアを開ける前に衣服やカバンなどの表面の花粉をはらいます。
バンバンと叩いてはいけません。
なでるようにはらいましょう。
この際、モコモコした衣類では、なでても花粉をはらえる気はしませんよね。
あくまでもツルツルした素材のものを着用している前提です。
上着を持ち込まない
玄関に入ったら上着を脱いで、玄関にかけておくのが基本です。
そのまま洗う場合は上着の外側が中になるように丸めておくのがいいのですが、毎日上着を洗う人などそうそういるとは思えませんので、玄関にかけて他の室内に入れないことです。
ワンルームの人はちょっと難しいですが、それでも入口付近にコートをかけることで、中への侵入が防げます。
帽子や手袋なども玄関に置いてください。
着用していた花粉たっぷりの上着をソファーやベッドに置くだけで、室内の花粉が一気に増加します。
手洗いうがい
上着を脱いだら、手洗い、うがいをしましょう。
手に着いた花粉で顔や目などをこする可能性がありますので、石けんで念入りに手洗いをしてください。
4.室内徹底掃除
外から持ち込まれた花粉は掃除をしない限りどこにもいきません。
部屋の隅などにたまり、歩くたびに舞い花粉症の症状を悪化させる可能性があります。
花粉シーズン中は窓は開けて喚起はしていないし、洗濯物も室内干しという方でも、外からの帰宅時に持ち込んだ花粉がどんどん部屋にたまっていきます。
また、喚起をしないため、きちんと掃除をしていないと外よりも花粉密度が高い状況になる場合もありますので、室内こそ花粉対策掃除をしましょう。
掃除機の選択
掃除機は排気がクリーンなタイプのものでないと、掃除機が吸った花粉は排気として、部屋中に舞うことになります。
花粉症であればわかると思いますが、そのような掃除機を使用した際はくしゃみや鼻水が止まらなくなることもあります。
ですから、掃除機は必ず排気がクリーンなタイプを使用しましょう。
また、布団用ノズルが着いているものがあれば、布団の上の花粉も吸い込むことができますので、さらに便利になります。
換気の時間帯
いくら掃除機の排気がクリーンだったとしても、掃除中には窓を開けるタイミングがありますよね。
換気はやはりしたいという人もいるのではないでしょうか。
換気をするには、花粉飛散の少ない時間帯を見極めることが大切。
一般的に、花粉は日が昇ってから3時くらいまでどんどん量を増し、日没後にまた増加する傾向があります。
ですから、早朝か夜中は比較的花粉は少ないと言えるでしょう。
ただし、雨あがりの後や、風邪の強い日は時間帯に関係なく花粉は飛び続けますので、花粉予報やリアルタイムの花粉情報などを確認してから、窓を開けるかを決めてください。
ちなみに、わたしの場合は、洗濯物を干す前に外にでて目の痒みを感じた日は、部屋干しにしています。
もちろん花粉情報はチェックするのですが、花粉が少ないと言われている日でも、外にでて3分もしないうちに目が痒くなったりすることがあります。
また、雨の日のお掃除がオススメです。
雨が降っている間は花粉が舞っていないので、窓をあけて換気をしつつ、ホコリがたつ掃除やクッションなどをパタパタしています。
室内干し
洗濯ものはもちろん、お布団も花粉飛散量が多い日は外に干してはいけません。
そんなことをしてしまうと、お風呂あがりには、花粉まみれのタオルで体を拭き、花粉まみれの下着とパジャマを着て、花粉まみれのお布団で寝ることになります。
花粉症が悪化しないわけがありませんね。
ですから、外に干すのはやめましょう。
拭き掃除、丸洗い
・家中の掃除は一気に片づけよう
他の部屋が汚れているとどうしても、家の中で花粉が移動してしまいます。
・拭くか洗うがキホン
花粉は水洗いによって落ちますので、洗えるものは全て洗います。
カーテンやクッションカバーなども洗ってくださいね。
フローリングは掃除機の後に水拭きが基本です。
使い捨てタイプのフローリングモップなどで毎日拭きましょう。
玄関のたたきも水拭きをオススメします。
外からの花粉が一番多く残っている場所ですので、雑巾などで拭いてください。
・物をしまう習慣をつける
部屋の中に、物が多いと花粉が付着するので、なるべくそのまま出しておかずにクローゼットやボックスなどにしまう習慣をつけましょう。
物が多いことは掃除の時間を増やすことになります。
ぬいぐるみは花粉が付着しやすいので、遊ばないときはしまうことを忘れずに!
・毎日やりたいこと
全ての掃除を毎日できればいいのですが、時間も精神的にもキビシイ。。という人が大半ではないでしょうか。
それでも、これらのお掃除は毎日か、できる限り頑張って実践してみてください。
- 掃除機をかける
- フローリングをウエットモップで拭く
- 布団の表面を掃除機をかける
5.その他の対策
加湿
乾燥していると、室内で花粉が舞いやすいので、湿度を50~60%くらいに保ちましょう。
風邪対策にもなります。
外出を控える
もちろん、毎日の通勤や通学を控えることはムリですが、休日などのお出かけは室外は控えましょう。
サイクリングやお花見など室外で長時間過ごすことは、どんなにマスクやメガネをしていても症状の悪化は免れません。
空気清浄機
空気清浄機があれば、こまめな換気をしなくても花粉と一緒に空気をクリーンにしてくれます。
ただし、フィルターのお掃除や交換をしないと、逆効果になりますので、注意してください。
睡眠とストレス解消す
花粉症もアレルギーです。
体の調子が悪いときは、症状も強くなりますので、睡眠をよくとり、ストレスのない生活をすることが大切です。
一番難しいですけどね。。
まとめ
お家でできる花粉症対策をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
すこしでも花粉症の症状を軽減できるよう、できることから実践してみてくださいね。
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