飲む点滴と言われるほど栄養満点の甘酒。
疲労回復、ダイエットの他にも美容に嬉しい効果がたくさん含まれている飲み物です。
甘酒は材料によってアルコール分があるものとないものがあります。
甘酒の購入時の注意点や、自宅でも簡単に作れる甘酒をご紹介します!
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甘酒とは
甘酒とは、米に麹を加えて発酵させたものです。
甘酒はお正月やひな祭りなど、なんとなく寒い時期の飲み物の印象がありますが、江戸時代には栄養満点な夏の飲み物として、夏バテ解消に役立っていました。
甘酒を作る際には酒粕もしくは、米麹を使います。
スーパーフードとして摂取するには、やはりアルコール分を含まない、米麹をつかったものがおすすめですが、酒粕自体にはさまざまなうれしい成分が含まれているので、それぞれの効果で選ぶことも大切です。
米麹をつかったものは発酵により、お砂糖なしでも甘味がでるのが特徴です。
甘酒の効能
甘酒はビタミンがとても豊富で、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンなどが豊富に含まれています。
それでは、甘酒の効能を見ていきましょう。
肥満防止・ダイエット
ビタミンB2の働きでエネルギー代謝が促進される働きがあります。
また、代謝を促す酵素が多く含まれていることから、肥満防止やダイエットの効果が期待できます。
ただし、コップ一杯(180cc)あたりのカロリーは、146kcalとさほど低くはありませんので、がぶがぶ飲むものではありません。
飲みすぎには注意が必要です。
美肌・アンチエイジング
ビタミンB2の代謝アップの力と、麹の特徴であるコウジ酸の働きで、シミやくすみ防止が期待できます。
また、皮膚や粘膜の健康を守る作用があるビオチンの働きで、健康な肌をキープすることができます。
疲労回復・抗ストレス
バランスよく栄養成分が含まれている甘酒は、疲労回復効果が期待できます。
また、パントテン酸の働きで、ストレスに対抗するホルモンが作られることで、ストレスに強い体になります。
酒粕を使った甘酒に含まれる、酒粕には「アデノシルメチオニン」という、抗うつの作用がある成分が含まれています。
腸の健康
善玉菌のエサになり、腸を整えるオリゴ糖が含まれています。
オリゴ糖は腸まで届き、便秘解消の効果も期待できます。
腸内環境が整うと免疫力もアップしますので、健康な体作りに役立つ飲み物です。
酒粕とお砂糖からできているタイプの甘酒には、オリゴ糖以外にも腸内の環境を整える成分が豊富に含まれています。
甘酒の飲み方
飲み方
一日コップ一杯(180cc)を目安に摂りましょう。
- 甘酒におろししょうがを加えて飲む
- 甘酒に豆乳と加えて飲む
- ヨーグルトに甘酒を加えて食べる
- 砂糖の代わりに調味料として使う
飲むタイミング
満腹感がありブドウ糖が摂れることや、代謝をあげる作用があることから、朝食やおやつの代わりとして飲むのがおすすめです。
ダイエットで飲むのであれば、朝食代わりに飲みましょう。
甘酒の選び方
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市販のものを購入することができます。
購入する際は、アルコール分を含むか否かで、酒粕を使ったもの、米麹を使ったもののいずれかを選択しましょう。
酒粕で作られている甘酒のアルコール度数は、商品によってさまざまです。
アルコール度数がかなり高いものもありますので、朝食や運転前に摂るのには向いていませんので注意しましょう。
また、お子さんや妊娠中の方も米麹のものを選びましょう。
自宅で甘酒を作るときは、酒粕を使ったものでも3分以上沸騰させると、かなりアルコール分がなくなります。
写真は先日友人よりいただいた、米麹を使った甘酒です。
新潟県の米どころである魚沼市で作っている、「八海山の甘酒」です。
とても口当たりがよく美味しかったので、興味がある方はお試ください。「八海山 甘酒」で検索できます。
無調整豆乳と合わせて飲んだり、卵焼きを作るときに調味料として混ぜて使いました。
甘酒の作り方
甘酒は米と米麹もしくは酒粕があれば、自宅で簡単に作ることができます
炊飯器で作る米麹甘酒
材料
- 炊いてあるご飯:米の状態で1合
- 米麹:2合
- 水:3合分(540cc)
※ごはんと米麹、水の容量の割合は1:2:3が目安です。
手順
- 炊飯器に米と米麹と水を入れます
- 材料をかき混ぜたら、炊飯器の保温スイッチをON
- 9時間放置します
- 味見をして甘さがでていれば発酵が進んでいる証拠です。
もし甘味が足りないと感じたら、放置時間をすこし延ばして様子を見てください。 - 甘さがちょうどよくなったら、お鍋に移し沸騰させて”できあがり”
沸騰させることで、発酵がとまります。
飲み物として飲むときはとろみ強いので、水や豆乳などの水分でわって飲んでください。
お鍋で簡単、酒粕甘酒
材料
- 酒粕:100g
- 水:600cc
- 砂糖:60g
- 塩:少々
手順
- 鍋に、水と小さくちぎった酒粕をを入れ温めます。
- 沸騰直前で火を一度止めてから、そのまま15分程度放置します。
- 火を再度つけて、材料を溶けるまでかき混ぜます。
- 材料が溶けたら、お砂糖とお塩をいれ、最後にひと煮立ち
- できあがり
お砂糖の量はお好みで調整してください。
3分以上沸騰させることで、アルコール分がほとんどなくなります。
アルコール分を残したいのであれば、沸騰時間を短くしてください。
まとめ
甘酒の効能は
- 肥満防止・ダイエット
- 美肌・アンチエイジング
- 疲労回復・抗ストレス
- 腸の健康
原料には米麹と酒粕の違いがありますので、用途に合わせて選んでくださいね!
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